秋の奥穂高岳西穂高岳縦走2日目 奥穂高岳→ジャンダルム→西穂高岳 の模様です。
1日目 上高地→涸沢→穂高岳山荘→涸沢岳 の模様は コチラ



予想最低気温マイナス7度の朝4時過ぎ奥穂高岳テン場にて、シュラフからもぞもぞ這い出す。
今ひとつぐっすり眠れなかった。 緊張していないようでもやはりどこか緊張しているせいかもしれない。

早速お湯を沸かし、まずは粉末レモンティーで体を温める。
朝飯には、最近定番となった 「棒ラーメンにモチをぶちこんだもの」 を喰らうとテントを撤収する。

朝陽も上がり、景色も明瞭になり始めた6時20頃、奥穂高岳へ向けゆるゆると歩き出す。
雪が踏み固められ滑りやすくなった箇所に注意を配りつつ、取り付きの垂直のハシゴを上っていく。

奥穂高岳上りより涸沢岳・槍ヶ岳・北穂高岳jandarumu2009_10_25_001.jpg

ハシゴを上ってしまうと後は、安定した岩ゴロ・ガレとなる。
高度を上げるにつれ瑞々しさを増す、朝の山岳風景に見とれつつ歩くと7時頃、奥穂高岳へ着いた。
山頂付近は混んでいるので人の居ないスペースへ移動、ゆっくり景色を味わう。

実に気持いい・・・・・・・・・・・
西方にはこれから超えて行くジャンダルム・存在感のある笠ケ岳が、東方には険しい前穂高岳が、
北方には涸沢岳・北穂高岳の間から槍ヶ岳が望まれ、清々しく希望に満ちた北アルプスの風景に
「幸せだなあ~~~~~」

奥穂高岳山頂付近よりジャンダルム
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奥穂高岳山頂より槍ヶ岳方面
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昨年、奥穂高岳・槍ヶ岳縦走をした際には、奥穂高岳山頂はガスっていたので迷わずスルーした。
な訳で僕にとっては実質、これが奥穂高岳初登頂みたいなものなのだ。

逆光 屏風絵の前穂高岳方面
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30分ほども十分に風景を楽しむと、ここでヘルメットを装着(初登場!)
さあ、ジャンダルム西穂高岳へ向け岩稜を超えていこう!!
バリエーションルート以外では最高難度と言われるこのコース、なんぼのモンじゃあ~~い!!

っと、のっけから馬の背、「ナイフリッジ」に早速手こずるのであった。
うまい具合にフットホールドが探せない上、各所にある雪がなかなか曲者なのだ。

苦戦しつつも「馬の背」を通過、いったん細尾根を急下降すると「ロバの耳」方面へ上り返す。
すると「ロバの耳」の下に、何やらピンク色の金属の細長い物体が放置されている。
ひょっとすると、この前ジャンダルム付近で墜落したのヘリコプターの残骸なのだろうか?

近づくジャンダルム
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岩峰ジャンダルム直下まで来ると、左手信州側からいったん巻くように、ペンキでコースを示している。
が、ここはあえてこのまま巻かずに登る。 そう、男は黙って奥穂側から直登である。

一箇所足の踏み上げがきつい箇所があるのだが、そこには残置支点があるので
安全性をチェックすると、それを頼りに体を預け、よっこらせっと上がる。
後は、着実にホールドを探しながら慎重に攀じ登ると8時20分頃、ジャンダルムの上に立つ。

うぉわ~~・・・・・・・・・・
眼前に圧倒的迫力・存在感で鎮座する奥穂高岳が圧巻だ。 正に岩の殿堂である。

ジャンダルムより岩の殿堂・奥穂高岳
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槍ヶ岳の向こうには、早くも雪を被った薬師岳・立山・後立山
南方には、西穂高岳・焼岳・乗鞍岳・御嶽山までの連なりが望まれ、至福の充実感に包まれる。
「やっぱりここまで来て良かった・・・・・」  僕のどこかに溜まっていた胸のしこりが取れる思いだ。

ジャンダルムより西穂高岳・焼岳・乗鞍岳・御嶽
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ジャンダルムより槍ヶ岳方面
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行動食を喰らったり、写真を撮りまくったりしながら、存分に風景に浸ると
去り難きを振り払い9時頃再出発、西穂高岳へ向け岩稜をゆるゆると歩き出す。 ありがとう!

どっしりとした笠ケ岳jandarumu2009_10_25_007.jpg

暫くは比較的歩きやすい岩ゴロを下ると、2人の登山者に抜かせてもらう。
が、この後「天狗のコル」までの間、2度もコースミスをしてしまい、この時抜かせて貰った方々に
「コースミスを指摘してもらった」り、僕のミスコースに導かれ
「登らなくても良い小ピークを登らせてしまい、あげく滑り易いルンゼを下らしてしまった」りしてしまい
あの時は、本っ当~~~にごめんなさい!!!!!   反省・・・・・

ここから西穂高岳までの間も岩稜が続き、基本的に難易度・危険度が易しくなる事はない。
風景を楽しみながらも適度な緊張感を保ち、天狗岩・間ノ岳・赤石岳と峰々を超えて行く。

天狗岩辺りよりジャンダルムを仰ぐ
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天狗岩辺りより前穂高岳・明神岳
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間ノ岳下りより西穂高岳
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秋晴れ、快晴だ。 夏と違い、秋ってなかなかガスらないから長時間景色を楽しめて嬉しい。
爽やかな秋の日差し・空気に感謝しつつ進むと12時過ぎ、西穂高岳手前の小ピークへ着く。
眼前の西穂高岳は多くの登山者で混雑している為、空いているこの小ピークで休憩とする。

奥穂高岳前穂高岳明神岳と連なる峰々、稜線が大きく展開し勇壮である。
すばらしい風景を楽しむと共に、こんな僕でさへどこか達成感じみたものが沸きあがってくるのを感じる。
っと、ちょっとした感慨に耽りつつ30分ほどのんびり憩うと、名残惜しさを振り切り下山を開始する。
ここまで晴れてくれて本っ当~~~にありがとう!!!

西穂手前のピークより奥穂高岳・前穂高岳
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ようやくヘルメットをしまうと、急に増えだした登山者で賑わう道を、西穂高岳ピラミッドピーク独標
と下っていく。 独標まで来ると岩稜地帯もついに終了、広く歩きやすい登山道をずんずん降りる。
で、3時前「西穂山荘」へ到着、狭いテン場には既に2張ほどテントが張ってある。

西穂山荘のスタッフの人に、上高地発沢渡行バスの最終時刻を聞くと、18時5分が最終との事。
当初はここへ幕営し明日下山予定だったのだが
どうやらバスに間に合いそうなので、このまま上高地まで下る事とする。

展望の利かない樹林帯を、ただひたすら黙々と進むと4時30分頃「田代橋」へ到着。
上高地の散策道を、梓川沿いに上流へ歩き「河童橋」で左岸へ渡る。
そこから5分ほど下流へ進むと17時過ぎ、ようやく「上高地バスターミナル」まで来た。

あとは17時25分発のバスへ乗り込んでしまうと、携帯電話サイトで松本の安宿を予約
沢渡 → 松香寮で至福のひとっ風呂!! → 宿でたまらんビール!!!  であった。

穂高連峰って素晴らしい・・・・・・・  だからきっとまた登るのだ。



[データ]

 登山日  2日目 2009年10月12日
 出 発  午前6時20分
 下 山  午後4時30分
 人 数  1人
 服 装  厚手のアンダーウェア(常に装着)
       長袖丸くびシャツ(常に装着)
       薄手の丸くびフリース(早朝に装着)
       中薄ズボン(常に装着)
       雨具上(早朝に装着)
 装 備  ヘルメット(奥穂高岳・西穂高岳間で装着)


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