北海道遠征登山第10弾 
2009年8月4日 大雪山は沼ノ原五色ケ原の展望散歩、オマケで忠別岳を登る の模様です。



北海道遠征登山第10弾として、沼ノ原五色ケ原の展望散歩、オマケで忠別岳まで登ってきた。
沼ノ原・五色ケ原越しに展開する、美しいトムラウシ山を堪能する登山である。

朝2時、層雲峡のキャンプ場で起床。 テントから出ると小雨が舞っている。
んっ? という事で天気予報をチェックしてみると、昨夜と同様「曇り後晴れ」の予報である。
本当に晴れるのかっ、気っ象庁~~!!!!!

パンをポテトスープで流し込むと小雨の中、今ひとつ気が進まないものの3時過ぎ出発。
途中、層雲峡温泉のセブンイレブンで山飯を調達(コンビニはやはりセブンイレブンに限るのだ)。

先日緑岳の時と同様、国道273号から大雪高原温泉方面へ右折、未舗装路を進んで行く。
10分ほどで分岐、右へ進むと高原温泉、直進すると沼ノ原登山口、でここを直進。
直ぐに数字合わせ式の鍵の付いたゲートがあり、数字を「1732」に合わせ開錠する。

ここから10分ほど走ると低い雲帯を抜けたようで、ようやく青空が見え出す。よしよし!!!
比較的走りやすいダートを飛ばしていくと4時30頃、沼ノ原登山口へ到着。
着替え・荷済みを終えると4時40分、まずは高層湿原「沼ノ原」へ向けゆるゆると歩き出した。

今年から登山道が変わり、進路を左手の急斜面へ、いきなり高巻くようだ。
以前は沢脇の平坦地で導入する道で楽々だったのだが、なぜこんな無理のある道へ変更したのか?

高巻き、下り返すと15分ほどで以前の道と合流、ルンゼ状の緩急踏み上げ路をマイペースで上ると
5時50分頃、視界の開けた広い湿地帯へ出る。 高層湿原「沼ノ原」に到着だ。

いんやあ~~ めちゃめちゃ清々しい風景である!!!!!!
瑞々しく拡がる沼ノ原と、朝日を浴び鎮座するトムラウシ・白雲岳・忠別岳との対比が美しい。
そこかしこに点在する沼面に、トムラウシが鏡写しで浮かび上がり、凛としたたまらん極楽が展開する。
やはり山は早朝に限る!!

沼ノ原の向こうにトムラウシ
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次々にコントラスト・表情を変える風景に見とれながら、のんびり散歩する。
30分ほどで大沼に到着、ここの湖畔はキャンプ指定地となっている。
昨年は大雨続きで水量が多く幕営スペースが少なかったが、今年は広々、十分スペースがある。

沼ノ原の向こうに忠別岳・白雲岳
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大沼に投影する「逆さトムラウシ」を眺めながら休憩、大福を喰らいカロリーを補給する。
大沼を離れ暫し歩くと木道も終了、楽しかった「沼ノ原散歩」もいよいよ終わりとなる。
時計を見るともう6時50分、なんだかんだで1時間近くも風景を堪能していたようだ。

沼ノ原の向こうに石狩連峰
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樹林帯をいったん下りきると「五色の水場」、この辺から蚊がまとわり付いてきたので、虫除けスプレーを
露出した肌に盛大に吹き付けてやる。

ここから急斜面の踏み上げ路を10分ほどで上ってしまうと、あとは五色岳まで明瞭な上りはない。
次々に現れる花畑地帯「五色ケ原」を楽しみながら、ゆっくり上って行くだけだ。

高度を上げるに従い、再び左手にトムラウシ山が見え始め、花々拡がる高原風景との対比が良い。
背後を振り返ると石狩連峰・ニペソツ山、南方には遠く日高山脈が望める。

チングルマの群落 背後は遠く日高山脈
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まずは陽光を浴びキラキラ輝くチングルマエゾノツガザクラアオノツガザクラなどの花畑が迎えてくれ
五色岳へ近づくにつれ、トカチフウロヨツバシオガマチシマノキンバイへと彩りを変えて行くのだ。
そう、極楽風景の中、幸せな高原散歩が2時間近く続く。

五色ケ原・花畑の向こうにトムラウシ
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チシマノキンバイヨツバシオガマトカチフウロ
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石狩連峰・ニペソツ山など東大雪の山々
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なんら労を感じる事なく花畑街道を満喫しながら歩き続けると、右手に忠別岳・白雲岳が見え出す。
で、最後のひと上りで9時10分頃、幸せな気分のまま、あっけなく五色岳山頂へ着いてしまった。
五色ケ原の花畑散歩も終わってしまい、残念な気もする。

美しい山体のトムラウシ
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北方に目をやると、以外に険しく見える忠別岳の向こうに、旭岳や白雲岳が
南方に目をやると、どっしりとしたトムラウシが展開している。

五色岳から忠別岳 左奥が旭岳
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が、暫く休憩していると、トムラウシ方面からガスが湧きだしてきた。
そもそも 「化雲平の花畑とその背後に鎮座するトムラウシを望む」 というのが今回の登山の動機
であり、当初はヒサゴ沼に幕営するつもりだったのだが、天候不順続きで天気予報を信頼できない
ので、結局今回の日帰りでの登山になったという経緯がある。

ここまで来てガスるなんて許されない!!
「なんとかガスる前に化雲平まで着かなければ」 という事で急いで五色岳を出発する。

で、ハイマツをかきわけて化雲岳方面へ進んでいる時である。
急に目の前のハイマツがガサガサ動き、
「フンッゴ~~ フンッゴ~~」っと なにやら野獣系の興奮した荒い鼻息が聞こえるではないか!!!

きた、ついにきた。  ついにヒグマと遭遇してしまった!! 姿は見えないものの間違いなく熊だ。
背中を向けないようにゆっくり後ずさりしつつ
熊撃退スプレーの安全装置を解除、いつでも発射できる態勢をとり、来た道を引き返していく。

と、再びハイマツがガサガサ動きだし、大きな物体が北側へ登山道を離れて行くのが見える。
どうやら、エサか何かに夢中で、僕が近づいているのに暫く気付かず
まさに出会ってしまうすんでのところで熊が気付き、ハイマツ帯に隠れたような状況のようである。

こっら~~~ 熊!!  油断しすぎだろう~~~!!!!!
シャリシャリ鈴を鳴らしながら歩いていたのだが、もう鈴の音に慣れてしまっているのだろうか?
まあ、熊の生息域に、こちらが勝手にお邪魔しているのだから、使用がないのだろうが・・・・・・・・

再び五色岳まで引き返し、気持を落ち着かせていると、トムラウシは完全にガスってしまった。
こうなってしまうと化雲平へ行っても意味が無いので(それに熊と遭遇した所へ戻るのも嫌だし)
行き先変更、今のところガスる様子無く晴れている忠別岳へ行く事とする。

丈の高いハイマツを掻き分けながら30分ほど下るとコルへ、右手に忠別岳避難小屋が見える。
北方から眺めると「単なる丘」にしか見えない忠別岳も、こちらから望むと案外カッコイイ。

案外カッコイイ忠別岳
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途中、これからトムラウシまで行く登山者とすれ違う度、熊の情報を伝えて歩く。

再びハイマツ帯を上り、そこを抜けると視界が開ける。
山頂が近づいてくると傾斜も緩み、もう少し時期が早ければ花畑となっている高原帯となる。
コルから40分上りで、11時頃忠別岳山頂へ着いた。

伸びやかに拡がる高根ケ原の向こうに、旭岳・白雲岳など表大雪の山塊が大きく展開する。
激しく切れ落ちる西斜面越しに化雲岳の大岩や、ガスの切れ目からトムラウシが時折姿を現す。

忠別岳山頂付近より旭岳・白雲岳など表大雪の山塊
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ここで大休憩、のんびり昼食を喰らいつつ、誰も居ない山頂で1時間ほど過ごす。
こうしていると、なんだか熊と出会ったのが嘘のようである。

風景を十分堪能すると重い腰を上げ、12時頃下山を開始する事とする。
あとは往路をひたすら戻るのみ

忠別岳山頂よりガスの切れ目からトムラウシ
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歩程はキツくないが距離が長く、登山口へ戻ったのは結局17時過ぎであった。
日帰り登山の最長歩行時間を更新してしまった。

熊に遭遇するというアクシデントもあったが、素晴らしい山岳高原風景を味わう事ができ楽しかった。
快晴の化雲平へは、きっといつか行こう。


北海道の写真コチラからどうぞ



[データ]

 登山日  2009年8月4日
 入 山  午前4時40分
 下 山  午後17時10分
 人 数  1人
 服 装  半そでシャツ 夏用ズボン


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