北海道遠征登山第8弾 
2009年7月31日 大雪山裾合平チングルマ大花畑を散歩 の模様です。



チングルマの大群落の中散歩をしたくて、裾合平へ、オマケで北鎮岳・比布平・旭岳を歩いてきた。

エルニーニョ現象による天候不良で、ここ10日ほど何処へも登れず、キャンプ場でクサっていた。
ようやく晴れる予報がでたが、本当に晴れるのか、そしてチングルマはまだ咲いているのだろうか?
そしてこの10日間廃人の様な生活を続けたのだが、僕の足はちゃんと動くのだろうか?

朝4時、層雲峡のキャンプ場で起床、テントから出て空を見てみると各所に青空が覗いている。
やっと天気予報が当たったのか?
パンをコーンスープで流し込むと4時50分頃キャンプ場を出発する。

途中上川のセブンイレブンで山飯を調達(コンビニはやはりセブンイレブンに限るのだ!)
無料で通行できる旭川紋別道に乗り愛別インターで降りると、以前開拓した最短ルートで
当麻・東川と、霧の中走り抜ける。

旭岳温泉へ向け、忠別ダム辺りまで来るとようやく霧を抜けたようで、久々に快晴の青空が広がる。
よしよし!!!

6時20分頃、ようやく旭岳ロープウェイの駐車場へ到着。
はやる気持ちを抑えつつ着替え・荷済みを終えると、ロープウェイ乗り場へ。15分間隔の運転のようで
6時30分初が行ってしまったばかりだ。で、暫く待つと6時45分初のロープウェイへ乗り込む。

高度を上げるに従って、十勝連峰暑寒別岳など、次々に周囲の山々が見えてくる。
雲上に頂を出す山々に見とれていると8分ほどで姿見駅へ着く。

いつガスが上がってくるとも限らないので、まず何はさておき今回の目的地である裾合平を目指す。
旭岳の北西、ほぼアップダウンの無い裾野道を、風景を味わいつつゆっくり歩く。

逆光に浮かぶ旭岳のシルエット
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逆光に照らされる旭岳、進行方向には安足間・当麻の稜線、振り返ると十勝連峰が見え
爽やかな朝の日差しの中、風景も生き生きしている素晴らしい時間帯だ。

チングルマ綿毛の向こうに当麻・安足間の尾根
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きれいに並ぶ十勝連峰
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1時間も歩くと当麻乗越との分岐
ここを右に折れると、いよいよチングルマの大群落である裾合平が始まる。

裾合平手前より旭岳
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が、裾合平へ入って暫くは、既に盛りを過ぎているであろう、
元気の無い葉の落ちたチングルマが目に付く。はやり最盛期は1週間ほど過ぎているようだ。

しかし広大な裾合平の事、木道を5分も歩いて行くと、なんとか頑張って咲いている群落が
そこかしこに見え始めるようにになる!!  良かった ギリギリ間に合ったようだ。

いんや~~~~~ 旭岳・熊ケ岳を後ろにし、広大に展開するチングルマ畑は圧巻である!!!
随所に花畑を抱える大雪山の中でも、これほどの大群落は類を見ない。
コザクラツガザクラも淡い彩りを添え、この極楽風景を引き立たせてくれる。

咲きまくるチングルマの向こうに旭岳
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広大に拡がるチングルマ畑
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夢中でシャッターを切りながら、ゆ~っくり・ゆ~っくり花畑の只中を散歩して行く。幸せだ・・・・・・・・
都合により一足先に帰った友人Pも、この風景を見たかった筈なのだ。

彩を添えるエゾコザクラsusoaidaira2009_9_27_007.jpg

1時間ほども風景に耽溺しながら歩くと、雲上の楽天地「裾合平」もいよいよ途切れた。
幸せいっぱいの極楽散歩もここでいったん終了。

たいした予定を立てずにここまで歩いてきたが、とりあえずお鉢平へ向け歩いていこう。

途中、中岳温泉手前の沢筋まで来ると、ちょっとしたエゾノリュウキンカの群生地があった。
裾合平では、既に落花した株をいくつも見たのだが、こんなところにまだ咲いていたとは。

沢沿いに咲くエゾノリュウキンカ
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中岳温泉で足湯を楽しむ登山者を後に、ここからようやく高度を上げていく。
安足間岳・比布岳・北鎮岳などを左手に望みつつ礫地を上りきると、お鉢平の外輪へいったん出る。

間宮岳・旭岳方面 沸きあがりつつあるガス
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ここを右へ進むと間宮岳・旭岳方面へ、左へ進むと北鎮岳・黒岳方面なのだが、どうしようか・・・
まだ時間早いしなぁ~~~  でもちょっとガス上がってきてるしなぁ~~~  う~~~っむ・・・・・・・・

北鎮岳方面は比較的ガスが上がってきておらず、日が射している部分も多いように見えるし
それに、比布平のお花畑の様子を見たい事もあり、とりあえず左へ進む事とする。

まず、お鉢平沿いの礫地を中岳へ向け上っていく。先日来た時はタカネスミレが随所に見られたのだが
既に姿は無く、今はイワブクロメアカンキンバイなどがそこかしかに咲いている。
さすがは花の大雪山、なにかしら楽しませてくれるなぁ~~。

御鉢の周りに咲くイワブクロ
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礫地に咲くメアカンキンバイ
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平坦な中岳を過ぎいったん下り上り返すと北鎮岳分岐。ここを左へ、ザレ地を10分ほど上ると
11時頃、北海道第2の標高である北鎮岳山頂へあっけなく着く。

眼前には比布岳を真ん中に、左に永山岳、右には鋭い山容の愛別岳がきれいに連なっている。
お鉢平方面はガス・雲により展望が利かないが、晴れた日にはトムラウシまで望める筈である。

北鎮岳山頂より比布岳方面
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暫しの休憩の後、目的地である比布平へ向け、ザレ地を鋸岳方面へ下っていく。
恐竜の背中のような鋸岳は山頂を経由する事なく南面をトラバースする。旭岳方面の展望が良い。

最低コルまで下ると、ここから比布岳へかけてお花畑が広がっており、比布平と呼ぶ。

が、う~~~む、10日ほどは遅かったか。
予想通り、ほぼ最盛期を過ぎており、南面のチングルマなどは全滅に近い。
しかし北面のツガザクラチングルマは比較的元気で、日が射すとキラキラ輝いてきれいである。

比布平北面のチングルマ畑
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このまま比布岳までは登ろうかとも思ったのだが、ガスが増えてきた事・時間も遅い事、で止め
ここらの岩場に腰掛けて、昼食を喰らう事とする。

飯を食ってしまうと12時20分頃、再びお鉢平方面へ向け出発。
北鎮岳・中岳と通り過ぎるが、どうやって姿見駅まで戻ってやろうかなぁ~~~・・・・・

再び裾合平経由で帰るのも芸が無いしなぁ~~  かといって旭岳はどんどんガスってきてるしなぁ~~
比布岳から当麻乗越経由で帰るべきだったかなぁ~~

っと ウジウジ考えていたのが
今シーズンの天候不良、これがこの夏最後の北海道登山になるかもしれない とも思っていたので
せっかくだから北海道最高峰を踏んで帰ろうじゃあないか」  旭岳経由で帰る事とする。

お鉢外輪の緩やかな斜面をゆるゆる上ると、いったん間宮岳で休憩。
熊ケ岳を右手に眺めながら、荒涼とした礫地を下りきると、旭岳・後旭岳のコルへ到着。
ここから旭岳への最後の上りが始まる。

暫くは、例年遅くまで残る雪渓を上って行くが、7月末という事もあり、すぐ雪渓も途切れる。
あとはひたすらザレた急斜面をえっちらほっちら上って行くと、3時頃旭岳山頂へ着く。

時折ガスの切れ目からお鉢平方面が望めるものの、南方の化雲岳・トムラウシ方面は全く見えない。
いままで旭岳に登った中では一番コンディションが悪い。

それにしても静かな山頂だ。
時間が遅いという事もあり、僕以外は誰も居ない。ただ風の音が聞こえるのみである。

10分ほども休むと、下山を開始。ザレて滑りやすい斜面をグングン下りて行く。
1時間ほどで「姿見の池」まで下ってくると、ちょうどガスが切れて旭岳の山体が姿を見せてくれた。

ガスの切れ目から姿を現した旭岳
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で、4時30分頃「姿見駅」へ到着すると、45分発のロープウェイで下界まで戻ったのだった。

久しぶりの登山だというのに、なんだかんだで結構歩いてしまった。
「これが北海道最後かも」という気持と、いままでの「うっぷん」が僕を歩かせ続けた登山であった。

「比布平の花畑は最盛期を過ぎていた」り、「旭岳はガスった」りしたものの
「快晴の裾合平でチングルマの花畑を散歩する」という目的は果たせたので、まあ良しとしよう!!!


北海道の写真コチラからどうぞ



[データ]

 登山日  2009年7月31日
 入 山  午前7時00分
 下 山  午後16時30分
 人 数  1人
 服 装  半そでシャツ 夏用ズボン


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