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2009年7月12日北海道遠征登山第4弾 大雪山登山 銀泉台・層雲峡 花畑散歩縦走の模様です
北海道遠征登山第4弾として、大雪山は赤岳・北海岳・間宮岳・黒岳などを散歩して来た。
当然の事ながら、高山植物咲き誇る楽園風景を望んでの登山である。
銀泉台や層雲峡から入り、大雪山お鉢平周辺の山々に登るのは、これで何度目だろうか。
朝4時頃、層雲峡のキャンプ場で起床。
昨夜の天気予報では上川(旭川)地方より、留萌地方の方が良い予報がでていた為
北海道上陸後すぐ登る予定だった、暑寒別岳へ登ろうかと思っていたのだが
大雪山黒岳方面を仰いで見ると雲が薄くなっており、このまま晴れそうな気がしたので
急遽、大雪山に入る事とする。
5時20分頃キャンプ場を出発
途中セブンイレブン(コンビニはやはりセブンイレブンに限るのだ!)で山飯を調達すると
層雲峡の無料駐車場に車を停め、歩いてバスターミナルへ、6時02分発銀泉台行きのバスに乗る。
日曜という事で結構登山者が乗っており、座る事ができない。
50分ほどバスに揺られると銀泉台に到着、身支度を整え7時頃赤岳へ向けゆるゆると歩き出した。
第1・2花苑、第1・2雪渓と通り過ぎるも、残雪が豊富で顕著な花畑は見られない。
1時間も歩くと駒草平へ到着、群生するコマクサを眺めつつ休憩する。
大雪山では至る所でコマクサが見られる為、「高山植物の女王コマクサ」もありがたみには欠けるのだ。
山頂方面を見やると、うっすらかかっていたガスも晴れつつあり、期待感が高まってくる。
駒草平のコマクサ

駒草平のキバナシオガマ

駒草平からいったん少し下ると第3雪渓の上りとなり、残雪を踏みしめつつ一定ペースで淡々と上る。
第3雪渓を上り切り、平坦地を歩いているとちらほら花々が見られるようになる。
シーズンには斜面を彩るツガザクラは未だ殆ど咲いていないが、キバナシャクナゲが元気である。
花に見とれながら歩くとやがて第4雪渓
ここを上りきると礫地の緩斜面となり、タカネスミレが多く見られるようになる。
礫地を5分も歩くと9時過ぎ、丘の上に大岩が積み重なった体の赤岳山頂へ到着する。
大岩によじ登ると、お鉢平方面の大パノラマ風景が拡がっており、北鎮岳「白鳥の雪渓」がきれいだ。
天候の兼ね合いだろう、今年は緑色が鮮やかで、緑と雪渓のコントラストがいかにも夏山らしい。
赤岳より北鎮岳方面

が、20分程も憩っていると南方より濃いガスが上がってくるではないか。実にいや~~な感じである。
これ以上雲が上がってこない事を祈りつつ、とりあえず白雲岳へ向け出発する。
赤岳山頂付近より白雲岳

平坦な礫地をゆっくり歩いていると、礫地特有の花々が多く見られる。
少し時期が過ぎたホソバノウルップソウやキバナシオガマ
大雪山でもここでしか見られないというチョウノスケソウ(パッと見チングルマ)を眺めながらの散歩道だ。
暫し気持ちよく歩いていたのだが、平坦な小泉岳を通り過ぎる頃には危惧していた雲が沸き出し
南方トムラウシ方面はガスの為、まったく望む事ができない有様となる。
お鉢平方面や、目指す白雲岳にもガスが流れ込み始めたのでいったん待機、ガスが晴れる事を念じ
白雲分岐手前で粘ってみる事とする。
日差しも遮られ、時折吹く冷たい風に晒されつつ、膝を抱え体を丸ませ30分程も粘ってみたのだが
ますますガスが濃くなる一方なので白雲岳はスルーする事とする。
ちなみに快晴の白雲岳からはこんなに素晴らしい風景を望む事ができる。
白雲岳より遠くトムラウシ・十勝連峰方面(2007年7月撮影)

白雲分岐から北海岳へ向け歩きだすと、直ぐに顕著な花畑となっており
チングルマ・コザクラ・ハクサンイチゲなど高山植物の王道がそこかしこに見られるようになる。
ガスの切れ目から日差しが差し込むタイミングを待ち、パチリパチリと暫し撮影に興じる。
急いで歩いてもガスが切れる訳ではないのでゆっくり花々を鑑賞の後再出発。
平坦地に残る雪渓を越えると礫地の緩斜面を下る。
晴れていれば、ここからトムラウシや十勝連峰が美しく望める筈である。
北海岳へ向け上りが始まる辺りも顕著な花畑となっている為、ここで昼食を喰らう事にする。
ますます濃くなっていくガスに希望が持てず、テンション↓である。
休憩後10分も上ると北海岳、お鉢平の稜線へ出た。
ガスの為、眼下に展開している筈のお鉢平大パノラマ風景は霞んでおり、殆ど望む事ができない。
ここを右回り、北海沢経由で歩いた方が早く層雲峡へ下れるのだが
時間の経過とともに、ひょっとしたらこの後ガスが切れるのではないかと、いちるの望みにすがり
ここを左回り、より時間のかかる間宮岳経由で歩く事とする。
ガスの中いったん下ると間宮岳へ向け礫地を上る。日曜という事もあり、次々に登山者とすれ違う。
地面を見ながら黙々と上っていると、なにやら前方に黄色い群落が
登山道の両サイドにタカネスミレが咲きまくっているのだ。
間宮岳周辺を黄色く染めるタカネスミレ

間宮岳周辺のタカネスミレの群落は有名らしいのだが
そんな事をまったく知らなかった僕は、予期しない風景に出会えて嬉しくなってしまった。
で、間宮岳を過ぎ、中岳分岐~中岳と淡々と稜線を歩いていると、時折ガスに切れ目が生じ始め
お鉢平や、前方に北鎮岳が顔を覗かせるようになるのだ。
「これ、ひょっとしたらこのまま晴れるのか!!」
と、テンションも上がりながら北鎮分岐に着く頃にはすっかりガスも切れ、青空・お日様
眼下にお鉢平が明瞭に見え始める。 こんな事もあるんだな・・・・・
ガスが切れ姿を表す御鉢平

ここから黒岳石室にかけての平坦な高原地帯を「雲ノ平」と言い、大お花畑が広がっているのだ。
「雲ノ平」到着に合わせるように晴れてくれるとは、粋な計らいにも程があるぞ 大雪山!!!
キバナシャクナゲ・ツガザクラ・チングルマの大群落である。
まったくもってたまらん極楽散歩道 次々に展開する美しい風景に見とれ、歩みが進まない。
やっぱり大雪山ってすっげ~~~~~~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!
雲ノ平 エゾノツガザクラの群落

雲ノ平 キバナシャクナゲの群落

幸せに包まれながら花畑を歩き、黒岳へ着く頃には夕簿。
雲まとう凌雲岳・上川岳が逆光に浮かびあがり荘厳な雰囲気である。
黒岳より北海岳・間宮岳方面

美しい風景を見せてくれた大雪山・お日様に、いわれようのない感謝を思う黒岳山頂だった。
ありがとう
北海道の写真はコチラからどうぞ
[データ]
登山日 2009年7月12日
入 山 午前7時00分
下 山 午後17時00分
人 数 1人
服 装 半そでシャツ 夏用ズボン
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北海道遠征登山第4弾として、大雪山は赤岳・北海岳・間宮岳・黒岳などを散歩して来た。
当然の事ながら、高山植物咲き誇る楽園風景を望んでの登山である。
銀泉台や層雲峡から入り、大雪山お鉢平周辺の山々に登るのは、これで何度目だろうか。
朝4時頃、層雲峡のキャンプ場で起床。
昨夜の天気予報では上川(旭川)地方より、留萌地方の方が良い予報がでていた為
北海道上陸後すぐ登る予定だった、暑寒別岳へ登ろうかと思っていたのだが
大雪山黒岳方面を仰いで見ると雲が薄くなっており、このまま晴れそうな気がしたので
急遽、大雪山に入る事とする。
5時20分頃キャンプ場を出発
途中セブンイレブン(コンビニはやはりセブンイレブンに限るのだ!)で山飯を調達すると
層雲峡の無料駐車場に車を停め、歩いてバスターミナルへ、6時02分発銀泉台行きのバスに乗る。
日曜という事で結構登山者が乗っており、座る事ができない。
50分ほどバスに揺られると銀泉台に到着、身支度を整え7時頃赤岳へ向けゆるゆると歩き出した。
第1・2花苑、第1・2雪渓と通り過ぎるも、残雪が豊富で顕著な花畑は見られない。
1時間も歩くと駒草平へ到着、群生するコマクサを眺めつつ休憩する。
大雪山では至る所でコマクサが見られる為、「高山植物の女王コマクサ」もありがたみには欠けるのだ。
山頂方面を見やると、うっすらかかっていたガスも晴れつつあり、期待感が高まってくる。
駒草平のコマクサ

駒草平のキバナシオガマ

駒草平からいったん少し下ると第3雪渓の上りとなり、残雪を踏みしめつつ一定ペースで淡々と上る。
第3雪渓を上り切り、平坦地を歩いているとちらほら花々が見られるようになる。
シーズンには斜面を彩るツガザクラは未だ殆ど咲いていないが、キバナシャクナゲが元気である。
花に見とれながら歩くとやがて第4雪渓
ここを上りきると礫地の緩斜面となり、タカネスミレが多く見られるようになる。
礫地を5分も歩くと9時過ぎ、丘の上に大岩が積み重なった体の赤岳山頂へ到着する。
大岩によじ登ると、お鉢平方面の大パノラマ風景が拡がっており、北鎮岳「白鳥の雪渓」がきれいだ。
天候の兼ね合いだろう、今年は緑色が鮮やかで、緑と雪渓のコントラストがいかにも夏山らしい。
赤岳より北鎮岳方面

が、20分程も憩っていると南方より濃いガスが上がってくるではないか。実にいや~~な感じである。
これ以上雲が上がってこない事を祈りつつ、とりあえず白雲岳へ向け出発する。
赤岳山頂付近より白雲岳

平坦な礫地をゆっくり歩いていると、礫地特有の花々が多く見られる。
少し時期が過ぎたホソバノウルップソウやキバナシオガマ
大雪山でもここでしか見られないというチョウノスケソウ(パッと見チングルマ)を眺めながらの散歩道だ。
暫し気持ちよく歩いていたのだが、平坦な小泉岳を通り過ぎる頃には危惧していた雲が沸き出し
南方トムラウシ方面はガスの為、まったく望む事ができない有様となる。
お鉢平方面や、目指す白雲岳にもガスが流れ込み始めたのでいったん待機、ガスが晴れる事を念じ
白雲分岐手前で粘ってみる事とする。
日差しも遮られ、時折吹く冷たい風に晒されつつ、膝を抱え体を丸ませ30分程も粘ってみたのだが
ますますガスが濃くなる一方なので白雲岳はスルーする事とする。
ちなみに快晴の白雲岳からはこんなに素晴らしい風景を望む事ができる。
白雲岳より遠くトムラウシ・十勝連峰方面(2007年7月撮影)

白雲分岐から北海岳へ向け歩きだすと、直ぐに顕著な花畑となっており
チングルマ・コザクラ・ハクサンイチゲなど高山植物の王道がそこかしこに見られるようになる。
ガスの切れ目から日差しが差し込むタイミングを待ち、パチリパチリと暫し撮影に興じる。
急いで歩いてもガスが切れる訳ではないのでゆっくり花々を鑑賞の後再出発。
平坦地に残る雪渓を越えると礫地の緩斜面を下る。
晴れていれば、ここからトムラウシや十勝連峰が美しく望める筈である。
北海岳へ向け上りが始まる辺りも顕著な花畑となっている為、ここで昼食を喰らう事にする。
ますます濃くなっていくガスに希望が持てず、テンション↓である。
休憩後10分も上ると北海岳、お鉢平の稜線へ出た。
ガスの為、眼下に展開している筈のお鉢平大パノラマ風景は霞んでおり、殆ど望む事ができない。
ここを右回り、北海沢経由で歩いた方が早く層雲峡へ下れるのだが
時間の経過とともに、ひょっとしたらこの後ガスが切れるのではないかと、いちるの望みにすがり
ここを左回り、より時間のかかる間宮岳経由で歩く事とする。
ガスの中いったん下ると間宮岳へ向け礫地を上る。日曜という事もあり、次々に登山者とすれ違う。
地面を見ながら黙々と上っていると、なにやら前方に黄色い群落が
登山道の両サイドにタカネスミレが咲きまくっているのだ。
間宮岳周辺を黄色く染めるタカネスミレ

間宮岳周辺のタカネスミレの群落は有名らしいのだが
そんな事をまったく知らなかった僕は、予期しない風景に出会えて嬉しくなってしまった。
で、間宮岳を過ぎ、中岳分岐~中岳と淡々と稜線を歩いていると、時折ガスに切れ目が生じ始め
お鉢平や、前方に北鎮岳が顔を覗かせるようになるのだ。
「これ、ひょっとしたらこのまま晴れるのか!!」
と、テンションも上がりながら北鎮分岐に着く頃にはすっかりガスも切れ、青空・お日様
眼下にお鉢平が明瞭に見え始める。 こんな事もあるんだな・・・・・
ガスが切れ姿を表す御鉢平

ここから黒岳石室にかけての平坦な高原地帯を「雲ノ平」と言い、大お花畑が広がっているのだ。
「雲ノ平」到着に合わせるように晴れてくれるとは、粋な計らいにも程があるぞ 大雪山!!!
キバナシャクナゲ・ツガザクラ・チングルマの大群落である。
まったくもってたまらん極楽散歩道 次々に展開する美しい風景に見とれ、歩みが進まない。
やっぱり大雪山ってすっげ~~~~~~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!
雲ノ平 エゾノツガザクラの群落

雲ノ平 キバナシャクナゲの群落

幸せに包まれながら花畑を歩き、黒岳へ着く頃には夕簿。
雲まとう凌雲岳・上川岳が逆光に浮かびあがり荘厳な雰囲気である。
黒岳より北海岳・間宮岳方面

美しい風景を見せてくれた大雪山・お日様に、いわれようのない感謝を思う黒岳山頂だった。
ありがとう
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登山日 2009年7月12日
入 山 午前7時00分
下 山 午後17時00分
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