2013年12月24日、槍ヶ岳へ2日目の模様です。





滝谷出合手前、斜面コブの幕営地、4時過ぎにシュラフから這い出す。
歯磨き後、ココアラテ→スープやきそば→キットカットで充電。


荷を詰めテントを撤収している時、油断。
傍らに何気なく置いておいたテントポールが斜面を滑りだし、谷方向へシュッと滑降。


未だ夜明け前、薄暗い中ヘッドランプで捜索。
急斜面を降り、20mほど下を流れる沢付近まで捜すが、雪に埋まってしまっているのか発見できず。
いっそこのまま見つからなければ、帰る言い訳ができるぞ などと不埒な事が頭をよぎる。


っと右往左往していると、沢伝いに続くスキーのトレースを発見する。
斜面をトラバースする夏道通しに進む事に難儀を感じていた僕、これは怪我の功名となるか・・・


まあ兎にも角にもテントポールを発見しないと話にならない。
っで、再び上り返すと、幕営地点のすぐ下で、あっけなくポールを見つける。


およそ1時間のロス、ただでさえ遅滞している進捗だというのに・・・
ようやく7時前出発、谷まで下り、先ほど確認したトレースを沢伝いにワカンで行く。


click_to_expand_12.gif    曇天で水墨画風情
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click_to_expand_12.gif    時折雪が舞うなか、ゆるゆると進む
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トレースに助けられつつも、50分ほどを費やして、ようやく滝谷出合を通過。
ここから先も沢伝いに、時折スノーブリッジを渡ったりしつつ、スキートレースを追い黙々と歩く。


click_to_expand_12.gif    雲間から涸沢岳
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11時前、予定を大幅に遅れ、槍平に到着。
暫しの逡巡の後、弱音と躊躇を断ち切り、地図を頼りにノートレースの急尾根へ取り付く。


急斜面に雪がのり、足が踏み上げられない環境。 ここより本格的なラッセルとなる。
目の前の雪を掻き落とし、膝を押し付けて固め、ワカンで踏み、踏み跡に雪を入れて更に踏み固めて
足場を作るとようやく一歩。 独り延々とこの作業を繰り返す。


遅々として歩程が捗らないなか喘ぎ、無情に消失していく時間と体力。
中崎尾根までは辿り着きたいのだが、到底無理な状況。


苦心しながら進み3時半頃、尾根上にあるちょっとした平地へでた。
更に10分ほどラッセルするも、この先幕営適地があるのか不明な為、引き返しそこに幕営。


槍平から約4時間もかけて稼いだ高度、僅かに150m。
きびし~~~~~~~・・・


天気予報どおり夕方から天気は回復。
厳冬の美しい山岳風景を眺めていると、今日の行動も報われた感じになる。


click_to_expand_12.gif    中岳・南岳
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click_to_expand_12.gif    北穂高岳・涸沢岳
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click_to_expand_12.gif    中岳~大喰岳方向
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水を作り、濃厚スープパスタで腹を満たすとシュラフへ潜る。
さあ、晴れるのは明日一日だけ。 どこまで行けるか・・・


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