2011年8月8日~11日 剣岳北方稜線登山2日目、剣岳北方稜線→池ノ平の模様です。
剣岳北方稜線コース:剣岳→長次郎の頭→池ノ谷尾根の頭→池ノ谷乗越→池ノ谷ガリー
              →三ノ窓→小窓→池ノ平小屋

剣岳登頂の模様はコチラ



恒例となった夏の北アルプス縦走
今年は、以前より行ってみたいと思っていた剣岳を歩いてきた。
この時期(夏)に剣岳を単発でピストンするのも芸がないので、縦走・不確定要素を加える意味でも
北方稜線を越えて行く事にする。

8時30分、剣岳山頂からの展望を楽しんだ後、北方稜線を歩くべく出発。
まずは、長次郎のコルへ向けての岩下り。

のっけは中央やや右手、概ね浅いルンゼ状のラインを中ほどまで下る。
剣岳を岩の殿堂たらしめる岩峰群「八ツ峰」や、後立山の峰々などを眺めつつ慎重に歩く。

中ほどからは、ほぼ岩尾根筋沿いにクライムダウン。コルではパーティーが、僕が下るのを待っている。
やはり幕営装備が重いが、特に危険を感じる事なく8時50分頃、「長次郎のコル」へ降り立った。

click_to_expand_12.gif    長次郎のコルより剣岳本峰を振り返る 上っているパーティーが見える
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ここから「長次郎の頭」への上りでルートミスも、こちらからも行けるようなので更に上る。
ちょっと危ないトラバースをやり過ごすと稜線(長次郎の頭)付近へでた。

click_to_expand_12.gif    顕著な岩尾根「八ツ峰」 奥に鹿島槍ヶ岳
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ここからは稜線上を辿ることなく、全て東側(長次郎谷側)から巻いていく。
途中フェイス状の岩をトラバースするスリリングな箇所(岩棚のトラバース)があるものの
慎重に体勢を保持しながら進みクリアー。(残地ロープあり)

click_to_expand_12.gif    岩棚のトラバース
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click_to_expand_12.gif    稜線より剣岳 奥に立山
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稜線を巻き巻き進み、予定より早く9時25分頃
「池ノ谷尾根の頭」手前の「2枚岩のサイト」に到着、テント1張り可能な平坦地となっている。
剣岳などを眺めながら暫しの休憩、行動食を喰らって再出発。

いったん稜線へ上がり、暫く稜線付近を歩くと「池ノ谷尾根の頭」へでた。
ここで「チンネ」・「八ツ峰ノ頭」が望まれ、八ツ峰に取り付いているクライマーの姿も見えた。

click_to_expand_12.gif    チンネ(左)・八ツ峰ノ頭(中央)が見えた
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ここから池ノ谷乗越(八ツ峰とのコル)への岩下りが、一応このコースの核心部であろうか。
まずは稜線上を大きく外さずに、やや右手のルンゼ状を進む。
このままルンゼを辿りたくなるが、事前調査に従い、途中からほぼ稜線をクライムダウンで辿る。

池ノ谷乗越で休憩していた登山者からの「声かけ」に助けられた事もあり
9時50分頃、安全に池ノ谷乗越に降りる事ができた。

話を聞くとこの登山者(Tさん)は、今日僕が泊まる予定である「池ノ平小屋」で働いている方のようで
単独行の僕を心配し、「この先分かり辛い所があるから」と、道案内を申し出て下さった。

で、ここからはひょんな巡りあわせで久々の2人行
Tさん先導の元、滑りやすい急なガレ場「池ノ谷ガリー」をずるずると下っていく。

click_to_expand_12.gif    池ノ谷ガリーを見下ろす
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徐々に近づく岩峰 「小窓ノ王」 がなかなか迫力である。
30分も慎重に下るとコルである「三ノ窓」へ到着、Tさんと食い物を交換したりして、暫しの憩い。

click_to_expand_12.gif    小窓ノ王 中央を斜上するバンドを上る
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ここから稜線「小窓ノ王の肩」までは、三ノ窓からの急な斜上バンドを上っていく。
15分ほどの喘ぎで11時頃、小窓ノ王の肩にでた。

暫く稜線を進むと石上のペンキに導かれ東側(小窓雪渓側)へとトラバースして行く。
比較的分かりやすい踏跡を30分ほど辿ると、行く手に雪渓が現れる。

長さにして10m弱といったところだが、この時期の雪渓は固く非常に滑りやすい。
滑落したらただでは済まなそうであり、迷わずアイゼン(6爪)・ピッケルで行く。
この先にもう1箇所雪渓があるのだが、そこは問題なく上部より巻く事ができた。

click_to_expand_12.gif    小窓(中央のコル)を見下ろす
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トラバースを終えると12時前稜線と合流、小窓(池ノ平山とのコル)へ向け
所々滑りやすく急峻な道をえっこら下っていき12時30分頃、小窓へ着いた。

ここまで来れば大丈夫と判断したのか
Tさんは「先に行ってるよぉ」 っとの事で小窓雪渓を下っていかれた。 感謝・感謝

ここで暫しの休憩、いやぁ~ なんだかんだで疲れたなぁ・・・
20分ほども体を休めるとアイゼンを装着、僕も小窓雪渓を下って行く。

click_to_expand_12.gif    小窓雪渓
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左手を注意しながら20分も下ると石上に大きなペンキ印発見、そこが取り付き点のようで
雪渓を離れ再上陸。

暫し平坦地を進み、いったん軽く尾根下部を乗っ越し雪渓を越えると2時過ぎ
本日のお宿である「池ノ平小屋」へ到着した。

幕営受付を済ますと、さっさとテントを張ってしまう。
Tさんにお礼をすると、谷からの風が心地良い小屋裏の日陰で4時頃までくつろぐ。

あとは、ビール(発泡酒) → 夕飯 で8時頃までくつろぐと、明日の快晴を願いつつ床についた。


3日目、花と剣岳展望の山 「池ノ平山」 登山の模様はコチラ


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