GW 残雪の谷川連峰馬蹄型縦走2日目
笠ケ岳→朝日岳→ジャンクションピーク→清水峠→七ツ小屋山→蓬ヒュッテ付近幕営 の模様です。
谷川連峰馬蹄型縦走初日の模様はコチラからどうぞ



朝4時30頃「笠ケ岳避難小屋」でシュラフから這い出す。
寒さもあり、いつもどおり浅い眠りを繰り返し、良い眠りではなかった。
水を飲もうとペットボトルに手を伸ばすと、4月末だというのに凍ってやがる。 ぃやっだね~~・・

なにはさておき天気が気になるので、未だ薄暗い外へ出る。
快晴である・・・・・・・  予想通りとはいえ嬉しい。 風が少し吹いているが直に止みそうである。

寝袋などの寝具などをパッキングし、お湯を沸かしていると5時前、日が明るみだした為、再び外へ
静寂の夜明け前、生命感を取り戻す風景に抱かれつつ、笠ケ岳山頂へ上る。

click_to_expand_12.gif    朝日が昇ってきた
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click_to_expand_12.gif    モルゲンロートの白毛門
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5時頃夜が明けると、眼前に聳える谷川岳東面に朝日が射し始める。
徐々にモルゲンロートへと彩を変えるその美しさに、ただ感動するばかりだ。

これから歩く馬蹄型の尾根、七ツ小屋山・武能岳の向こうに苗場山なども淡く浮かび出す。
昨日の事なんて、もうどうでもいい。 こうして登山者は後悔と昇天を繰り返し、また山へ登るのだ。

click_to_expand_12.gif    きった~~! モルゲンロートの谷川岳
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夜明け直後の風景をひとしきり味わうと、小屋へ戻り朝飯だ。
ラーメンをすすり、本日分の水を作ってしまうと荷詰め外へ、明瞭な青空の下再び笠ケ岳山頂へ登る。

納得するまで谷川岳などの風景に浸ると6時50分頃、一晩共に過ごした登山者に別れを告げ
いよいよ谷川連邦馬蹄型縦走へゆるゆると、まずは朝日岳へ向け歩き出す。

click_to_expand_12.gif    茂倉岳・武能岳とこれから歩く稜線
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click_to_expand_12.gif    雪で真っ白 七ツ小屋山方面
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click_to_expand_12.gif    稜線の向こうに巻機山への山塊
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click_to_expand_12.gif    朝日浴びる谷川岳
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ここから僕は、「ただただ幸せなだけ」 の時を暫し過ごす。
紺碧の空の下、次々に展開する美しい雪山風景に、痺れる様な至福感が僕の全身を包む。

にんまり・にやにや・感嘆・溜息の連続であり、完全にイカれ人間となる。

自分の呼吸音・雪を蹴る足音のみが静寂の中響き
谷川連峰を僕一人が独占しているような、アルピニズムじみた感慨を感じつつゆっくり歩く。

click_to_expand_12.gif    小烏帽子辺りよりクリーミーな白毛門方面
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click_to_expand_12.gif    ミルキーな大烏帽子方面の稜線を仰ぐ
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click_to_expand_12.gif    クリーミーな山肌の向こうに至仏山・燧ケ岳
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click_to_expand_12.gif    白毛門への稜線の向こうに谷川岳
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click_to_expand_12.gif    大烏帽子より 稜線の先に朝日岳山頂が見えてきた
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click_to_expand_12.gif    稜線より武能岳(左)・七ツ小屋山(右) 奥に苗場山など 
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click_to_expand_12.gif    朝日岳山頂下の大岩
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時間経過の感覚が麻痺したまま進み8時15分頃、気付くと朝日岳山頂に着いていた。

ここで北方の視界が初めて開け、会津・越後の白き峰々が大きく広がる。
平ケ岳・中ノ岳・丹後山・巻機山・燧ケ岳・至仏山などなど、山座同定も煩わしいほどである。

click_to_expand_12.gif    朝日岳山頂より中ノ岳・丹後山・平ケ岳などなど
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click_to_expand_12.gif    朝日岳より谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳・武能岳
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click_to_expand_12.gif    歩いてきた稜線の向こうに谷川岳
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20分ほど穏やかな山頂で過ごすと出発、いったん緩やかな広い尾根を下り
秋には素晴らしい彩を魅せてくれるという池塘帯「朝日ケ原」を、風景に浸りつつのんびり進む。

平坦地をジャンクションピークまでやってくると、昨春登った巻機山への美しい峰々が大きく近づく。
馬蹄型に連なる白き稜線もほぼ全容が望まれ、登降意欲も湧いてくる。

click_to_expand_12.gif    ジャンクションピークより 巻機山・丹後山へと連なる稜線
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さて、ここからは清水峠へ標高差500mほどを一気に高度を下げていく。
標高約1890m地点できつい斜度をトラバースするが、適度に雪も締まっておりザクザクで通過。

click_to_expand_12.gif    標高1890m付近のトラバース
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click_to_expand_12.gif    七ツ小屋山へと続く稜線
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click_to_expand_12.gif    清水峠への下りより 白き山肌の向こうに茂倉岳・武能岳
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click_to_expand_12.gif    鋭い大烏帽子山を振り返る
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click_to_expand_12.gif    ジャンクションピーク方面を仰ぐ
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click_to_expand_12.gif    滑らかな雪原
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click_to_expand_12.gif    朝日岳を仰ぐ
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1時間30分ほど下り続けると10時50分頃「白崩避難小屋」の建つ清水峠へ着いた。
ここで大休憩、ドアノブに括り付けてある紐を外し避難小屋の中へ入ると
水を作りつつ、のんびり昼飯とする。

昨日コンビニで買ったおにぎりに貪りつくのだが 「不味い!!」
冷えて水分が飛んでしまい、ぱさぱさの挙句、かたい事このうえない。
むりやり水で押し込んでしまうと、行動食などでカロリー補給し、暫しぼけ~~~~っと過ごす。

約1時間ほど休むと11時45分頃、七ツ小屋山へ向けゆるゆると歩き出す。
暫しの上りで馬蹄型西側の稜線へでると風が強く吹き出した。

30分ほどの急尾根上りでいったん小ピーク、「冬路ノ頭」へ出る。
東方を眺めると笠ケ岳から朝日岳・ジャンクションピークと、今日歩いてきた山体が大きく望まれる。

click_to_expand_12.gif    冬路ノ頭辺りより朝日岳方面
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click_to_expand_12.gif    七ツ小屋山を仰ぐ
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click_to_expand_12.gif    七ツ小屋山上りより 笠ケ岳・朝日岳と歩いてきた稜線
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いったん緩やかに下ると、再びの急尾根を喘ぎつつ、えっちらほちっら上りきると1時10分頃
七ツ小屋山へ着いた。

ここで、これから進む武能岳・茂倉岳・一ノ倉岳・荒々しい東面の谷川岳へと連なる稜線や
谷川連峰の主尾根に聳える万太郎山・仙ノ倉山などが展開し、「うお~」 っとなる。
確実に谷川岳へ近づいている事を実感しつつ20分ほど休憩の後、出発。

click_to_expand_12.gif    「謙信ゆかりの道」分岐辺りより武能岳・茂倉岳・一ノ倉岳・谷川岳
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せっかく上げた高度を再び120mほども下げると、「謙信ゆかりの道」との分岐
そこを過ぎるといったん平坦地となり、比較的風も穏やかとなる。

2時過ぎと時間もまだ早いが、この先にここより素晴らしい幕営適地があるとも思えないので
今日はここまで、ここにテントを張る事とする。
眼前に朝日岳、南方には谷川岳と、なかなか素晴らしいロケーションである。

click_to_expand_12.gif    本日のねぐら 素晴らしいロケーション
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click_to_expand_12.gif    ねぐらの向こう 七ツ小屋山
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水を作りラジオなんぞを聴きながらほげ~っと4時30分頃まで過ごすと
少し南方にある小ピークへ上り、暫し今日最後の風景の見納めをする。

click_to_expand_12.gif    仙ノ倉山方面
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click_to_expand_12.gif    逆光でシルキー シシゴヤノ頭への尾根
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5時30分頃テントへ戻り、夕飯を済ましてしまうと
なんだか疲れてしまったので、まだ薄明るい7時前、シュラフへと潜り込んだ。

なんと幸せな一日だっただろう・・・・・・


谷川連峰馬蹄型縦走3日目最終日の模様はコチラからどうぞ



谷川連峰馬蹄型縦走第2日目のGPSログ
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