初めての北アルプス、昨年秋の立山登山を振り返る。
登山日・人数  2007年10月13日 2人


[プロローグ]
それまで北海道の山にしか興味が無かった僕が、なぜ北アルプスに行こうと思ったのか。
極彩色に染まる晩秋の室堂平のポスターを、電車の中刷りポスターか何かで見かけたからだ。

天上に拡がる極楽絵巻のような風景に是非会いたい!
そんな衝動に僕を駆りたててくれるとても美しいポスターだったのだ。


[1日目]
朝、東京を出発。中央自動車道・長野自動車道を走り、豊科インターで高速道を降りる。
大町で昼食・着替え・荷済みを済ますと、大町アルペンラインを走り扇沢に着く。
ここで車を降りトロリーバス・ケーブルカー・ロープウェイ・トロリーバスと乗り継ぎ
3時頃室堂平に到着した。
のんびり30分ほどで周遊できる池めぐりコースがあるのでとりあえず散歩する事にする。

ミクリガ池やミドリガ池の向こうに秋色に色づいた立山が鎮座しており美しい。
歩くほどに雲も消えていき、青空・山肌・風景を投影する池のコントラストに心を惹き込まれる。
明日への期待が徐々に高まるのを感じつつ、今夜の泊地・立山室堂山荘に4時頃到着。
          


秋色の立山
tateyama2009_4_12_001.jpg


ココ 山荘とはとても思えない。

 ①大きな展望浴場がある。
 ②暖房がきいている。
 ③食堂でテレビが見られる。
 ④ご飯もおいしい。
 ⑤民宿レベルの広~い個室がある。

山小屋といえば北海道の避難小屋しか知らなかった僕には
もの凄いカルチャーギャップだった!!

そんなわけで
あった~い風呂につかり、つめた~いビールなんぞを飲み、おいし~い飯を喰らい
明日の快晴を願いつつこの日は就寝したのだった。



[2日目]
まいった~~  ガスってる~~
山頂付近が雲に覆われているではないか!

元来、晴れていなければ登らない性質である。
曇っていたり、晴れていてもガスったりしていると登らないのだ。

さいわいにして予備日が1日ある。
そこで山荘の人にもう1日泊まれないか聞いてみるとあっさりOK!
さらに9000円以上の出費を強いられるのだが、このまま下るのは忍びないにも程がある。
明日、快晴の頂に立つ事ができれば痛くもかゆくもないのだ!!
                           ( 晴れなかったら相当イタイが・・・ )

昼過ぎ、うっすら太陽がでてきたので周辺を散策する事とする。
なんだか歩くほどにグングン晴れてきたぞ!
大日岳・奥大日岳の山肌が美しく色づいているし
立山の連なりの向こうにチョロっと頂をのぞかせる剱岳もかっちょいい!


大日岳 晴れてきた!
tateyama2009_4_12_002.jpg


テンションも上がったところで室堂山荘へ戻ると今日も
あった~い風呂につかり、つめた~いビールなんぞを飲み、おいし~い飯を喰らい
明日の快晴を願いつつこの日も就寝したのだった。


[3日目]
早朝目覚め、外を眺める。
快晴とはいかないが、ガスもなく、山の稜線がクッキリ見えている。
まあ、「よし」とするか。

食堂に行き、朝から3杯飯をくらう。
着替え・荷詰めを済ますと
昨日頼んでおいた昼食用の弁当(まったく、いたれりつくせりだ)を頂き、出発。

雄山と龍王岳のコルまで、整備されすぎた道を登っていく。
30分ほども歩くと、コルにある一ノ越山荘になんなく着く。

ここで南側の展望がひらけ、薬師岳・水晶岳などの向こうに槍ヶ岳まで見渡せる。
はじめて目の当たりにする北アルプスの山々は、予想以上に素晴らしい!
北海道の山とはまた違った、美しく荘厳な連なりである。

ここから普通の登山道となり、岩場をペンキを頼りに登っていく。
久しぶりの登山ではあったが、足も軽く、40分ほどであっけなく雄山山頂に立つ。

はじめて立つ3000m峰からの展望は雄大だ。
北東に連なる後立山の峰々がひときわ険しく、白馬三山・鹿島槍が雄々しい。

さらに尾根を20分ほど北上すると立山最高峰の大汝山だ。
眼下に拡がる室堂平・奥大日岳のコントラストが見事である。


立山尾根より望む室堂平
tateyama2009_4_12_003.jpg


さらに尾根を北上
富士ノ折立→大きく下る→緩やかに登る→真砂岳→真砂乗越→緩やかに登る→別山

別山に着くと、それまで全貌が見えなかった剣岳がどど~~~んと眼前に展開する!
一気に気分が高揚するのを感じつつ10分ほど歩くと、剣岳の展望台である北峰に着く。

圧巻である。
まさに岩の殿堂、剣岳
これほど存在感のある山はそうは無いのではないだろうか。
ねばった1日が、ありあまるほど報われる一瞬だ。
まったくこれだから山は・・・・・   よし よし!


岩の殿堂 剣岳
tateyama2009_4_12_004.jpg


立山を十分満喫し、1時30頃室堂平へ下山。

この秋僕は、北アルプスへの想いを沸き立たせるに十分な風景を見てしまったのだった。

 

 

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