2010年8月22日、北アルプス縦走第2弾2日目、快晴の稜線!水晶岳裏銀座の模様です。
三俣蓮華~鷲羽岳~水晶岳の模様はコチラから。



絶景の水晶岳を後にすると9時40分頃、裏銀座の稜線を野口五郎岳へ向けゆるりと下りだす。
黒部川の源頭の一つである東沢谷から立ち上がる、裏銀座の連なりがなかなか美しい。

click_to_expand_12.gif    裏銀座の稜線
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いったん東沢乗越まで下り、アップダウンで真砂岳分岐、真砂岳の山頂は踏まず、西側から巻く。
そろそろ11時半だというのに、裏銀座周辺はガスの魔の手から逃れており
水晶岳や、五郎池の向こうに赤牛岳などが望まれありがたい事だ。

click_to_expand_12.gif    2833mピーク辺りより水晶岳方面
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click_to_expand_12.gif    真砂岳巻き道より赤牛岳方面
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真砂岳を巻き、緩やかな尾根をえっちらほっちら喘ぎつつ上ると12時15分頃
あの野口五郎にあやかって名づけたという(嘘です)、丸くて広い野口五郎岳山頂に着いた。
ここ、水晶岳・薬師岳・赤牛岳などの展望台となっており、風景をぼや~っと眺めつつ休憩する。

click_to_expand_12.gif    野口五郎岳より薬師岳方面
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click_to_expand_12.gif    野口五郎岳より水晶岳
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10分ほど下り、野口五郎小屋を過ぎると、ガレ気味・岩ゴロの白尾根をゆるゆると進んでいく。
「銀座」 と呼ぶ割には、そんなに歩き易くはない。

click_to_expand_12.gif    裏銀座の稜線
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click_to_expand_12.gif    野口五郎岳を振り返る
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日差しの強さと疲労でバテつつ2時頃三ツ岳、ここもピークは踏まず西側を巻き
更に20分ほどで三ツ岳の肩、烏帽子小屋への下降点に着いた。
裏銀座縦走コースもここらで終了である。

click_to_expand_12.gif    山頂は踏まない三ツ岳
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不動岳・船窪岳などの稜線の先に、昨年登った針ノ木岳が雲の隙間から時折顔をだす。
眼下には今日のお宿「烏帽子小屋」が見えており、本日のゴールも近い。

click_to_expand_12.gif    右奥 時折顔を出す針ノ木岳
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20分ほど休憩の後出発、標高差250mを約30分で一気に下ると「ヒョウタン池」
どうやら、ここら辺から先がテン場になっているようだ。

手ごろな日陰幕営スペースにザックを置き、よっこらせっと更に5分ほど上ると「烏帽子小屋」に到着
幕営の受付を済まし水を購入すると、再びテン場まで下る。

近くに池がある事もあり、蚊の襲撃をかわしながらテント設営 
いったん落ち着き5時頃まで時間を潰すと、お楽しみの「ビールターーイム」 
で、烏帽子小屋までビールを買いに再び上る。

click_to_expand_12.gif    テン場より三ツ岳を仰ぐ
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ここ、非っ常~~~に残念な事に、僕の苦手なドライビールしか置いていない
とはいえ選択の余地もないので不本意ながらも購入、きんきんに冷えているのはありがたい。

ビールをちびちびやりつつパスタを茹で夕げ
7時半頃までぼやぼや過ごすと、明日の快晴を祈りつつ寝袋へ潜り込んだのだった。

今日1日快晴の稜線を恵んでくれた天候に感謝!!!



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2010年8月22日夏の北アルプス縦走第2弾 快晴の稜線!(2)鷲羽岳水晶岳登頂の模様です
1~2日目、新穂高→わさび平→鏡平→三俣蓮華岳 の模様はコチラ



朝3時、三俣蓮華岳キャンプ場で起床
外へ出てみると星がでており、雲ひとつ無い快晴 楽しい1日になりそうでなにより!

いつものとおりラーメンを食らうとテント撤収、荷詰めを終えると4時20分頃
本日最初のピーク、鷲羽岳を目指しゆるゆると歩き出す。

夜明け前の静寂の中、未だひっそりとした山並みを眺めつつ、うきうきしながら尾根を登る。
1時間ほどで右手に鷲羽池越しの槍ヶ岳が見え出す頃、稜線から日差しが差し込んできた。
みるみる生命感を増す夏山風景のど真ん中を歩く僕  たまらん・・・・・・・

click_to_expand_12.gif    夜明け直前 鷲羽池越しに槍
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click_to_expand_12.gif    黒部五郎岳に日が射してきた
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たびたび足を止めては景色に見惚れ、のんびり登ると5時半頃、鷲羽岳に着いた。
ひときわ存在感のある薬師岳・黒部五郎岳・笠ケ岳、遠く焼岳・乗鞍岳・御嶽山
これから進む稜線の先に水晶岳などなど・・・  朝陽に照らさせる峰々 これ以上何を望むのか
いままでの鬱憤を払拭させてくれる美しい風景に囲まれる僕  しあわせだ・・・・・・

click_to_expand_12.gif    焼岳・乗鞍岳・御嶽山 右手に笠ケ岳
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click_to_expand_12.gif    堂々 薬師岳
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click_to_expand_12.gif    水晶岳へと続く尾根 稜線漫歩が僕を待つ
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鮮明になっていく山岳風景に浸りつつ、静かな山頂で30分ほど痺れるように呆ける。
これからめくるめく極楽稜線歩きが僕を待っている。 さあ出発だ。

いったんコルまで下り、ワリモ岳へ上り返すと、水晶岳まで続く稜線が美しく望まれる。
北東には裏銀座の尾根、振り返ると鷲羽岳が鎮座だ。

click_to_expand_12.gif    鷲羽岳を振り返る
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click_to_expand_12.gif    黒部五郎岳から北ノ俣岳へと伸びるなだらかな尾根
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click_to_expand_12.gif    水晶岳へと美しく続く稜線
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常に左手に見える薬師岳・黒部五郎岳の展望を楽しみつつ
ワリモ岳を下り雲ノ平方面への分岐を過ぎると、ワルモ乗越まで平坦な高原帯を気持ちよく歩く。

click_to_expand_12.gif    雲ノ平分岐辺りより、祖父岳・黒部五郎岳
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click_to_expand_12.gif    ワリモ乗越辺りより鷲羽岳 奥に槍・穂
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click_to_expand_12.gif    水晶岳が近づいてきた
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click_to_expand_12.gif    水晶小屋への上りより鷲羽岳・ワリモ岳・笠ケ岳を振り返る
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やがて道は尾根沿いを辿るようになり、相変わらずの美しい景色を味わいながら20分ほど上ると
水晶小屋だ。  ここで今まで山陰で見えなかった立山が姿を現し  うお~~~~ ! っとなる。

click_to_expand_12.gif    水晶岳・赤牛岳の奥に立山が見えてきた
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水晶小屋近くにザックを置くと、カメラ・GPSだけを持って水晶岳へ出発する。
鷲羽岳・笠ケ岳・穂高連峰などを振り返りつつゆっくり歩いて行く。

click_to_expand_12.gif    美しい山岳風景を味わいつつゆっくり稜線を歩く
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20分ほど平坦な尾根を進むと、やがて鎖場が所々ある岩ゴロの上りとなり
そこを上りきると8時20分頃、水晶岳山頂へ到着した。  
で、当然の事ながらここでも絶景が僕を迎えてくれる。

赤牛岳へと続く稜線の向こうに聳える立山の山塊、その先には白馬岳
振り返ると、歩いてきた鷲羽岳の先に槍ヶ岳・穂高連峰などのシルエット
それはもう息を呑むような美しいコントラストの山岳風景に僕は痺れてしまうのである。

click_to_expand_12.gif    赤牛岳へと続く稜線の向こうに立山 素晴らしいコントラスト
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click_to_expand_12.gif    存在感 薬師岳
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click_to_expand_12.gif    裏銀座方面の稜線
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click_to_expand_12.gif    カールを抱える黒部五郎岳
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click_to_expand_12.gif    水晶岳山頂より歩いて来た稜線を振り返る
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ぼ~~~~~~っと景色に耽溺   気付くと50分が経過していた。
晴天の青空に感謝  まだ先もある事だしここらで出発 9時10分、水晶岳山頂を後にした。

30分ほどかけて水晶小屋まで戻ってくると、置いておいたザックを再び背負い
裏銀座の稜線を次のピーク野口五郎岳へ向け、ゆるゆると下っていったのだった。



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前回の北アルプス縦走、室堂平→薬師岳→北ノ俣岳→黒部五郎岳登山未遂→折立
(予定では、鷲羽岳→水晶岳→裏銀座→高瀬ダム まで歩くつもりだったが天候不良の為、断念)
が釈然としなかった為、フラストレーションが溜まっていた僕。

で、この週末、比較的安定して晴れそうな天気予報がでており、仕事も忙しくないようなので
新穂高→鷲羽岳水晶岳裏銀座→高瀬ダム を歩くべく休みを貰ったのだった。
快晴の空の下、北アルプスの山々を歩き、ここらで溜まった鬱憤を一気に晴らしたいものである。

【初日】
8月20日朝7時30分頃、東京の自宅を出発 
関越道・上信越道と車を走らせ、東部湯の丸インターで降りると、国道254号で三才山トンネル
を通り11時頃、松本市街へ着いた。

松本からは13時10分発のバスで、登山口である新穂高まで行くつもりなので
車を駐車しておく場所を探さなければならないのだが、なかなか思惑通りにはいかずに “あたふた”

なんとか車を駐車し、松本バスターミナルに着く頃には既に12時40分
早速切符を買うと、慌しく不足分の山飯を調達、パンを貪りつつ新穂高行きのバスに乗ったのだった。

バスに揺られる事2時間、定刻通りの15時10分頃、ようやく新穂高へ着いた。
トイレを済まし友人Pに出発報告メールを送信、靴紐を結び直すと15時30分前
本日のお宿「わさび平」へ向け、ゆるゆると歩き出した。

温泉宿を過ぎ暫く進むと、未舗装の車道を淡々と上っていく。
ここを歩くのは、昨年の新穂高~双六岳~笠ケ岳を歩いて以来となる。

途中、本日「わさび平」にやはり泊まるのであろう登山者に抜かれたり、下ってくる登山者と
すれちがったりしながらゆる~~~く歩き16時45分頃、わさび平小屋に着いた。
心配していた夕立もなさそうでなにより。

小屋で幕営の受付を済ましテン場へ行ってみるとテントが3張り、計5~6名ほどの先客だ。
僕好みの「隅っこスペース」を見つけると、そこにテントを悠々張る。
このテン場、沢音が心地良く、なかなか快適なロケーションである。

あとはいつもどおり
ラジオ・読書で時間を潰し、アルファ米・味噌汁で夕げを終えるとビールをちびりちびり
8時前、この山行が報われる事を願いつつシュラフにくるまったのだった。


【2日目】
朝4時起床、早速外へ出てみると危惧していた雲も無く青空が拡がっている。
よしよし!  これぞ夏の北アルプス、前回のような不安定さはないようだ。

ラーメンをすすりテントを撤収、荷詰めを終えると5時半頃、稜線へ向けゆるゆると歩き出した。
20分ほど未舗装車道を進み、槍平小屋への分岐を右方面へ分けるとここで車道も終了
朝陽を浴びる大ノマ岳などを仰ぎつつ、気持ちよく登山道を進んでいく。

6時半頃、秩父沢を越える橋までやってくると、冷たい沢水をごくごく飲み行動水を補給
より鮮明さを増す夏山風景を味わいつつ休憩する。

click_to_expand_12.gif    秩父沢より朝陽浴びる大ノマ岳
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高度を上げるにつれ、逆光に浮かび上がる西穂高岳・奥穂高岳のギザギザした稜線や
焼岳・乗鞍岳が望まれようになり、気分が高揚してくる。 これこれ!

click_to_expand_12.gif    西穂高岳・焼岳・乗鞍岳
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click_to_expand_12.gif    鏡平への上りより抜戸岳
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8時半頃、鏡平までやってくると沼面越しに槍ヶ岳などが眺望できるポイントがあるのだが
沼がホコリなどで澱んでおり今ひとつである。 ここ、秋の夕暮れ時は素晴らしいであろう。

鏡平から急登が始まり、一気に高度を稼ぐと9時半頃、弓折岳辺りの稜線にでた。
槍ヶ岳や、昨年の夏歩いた笠ケ岳などを眺めつつゆるゆる進む。
やはり夏の北アルプスお約束、既にガスが湧きつつある。

click_to_expand_12.gif    稜線付近より穂高連峰
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click_to_expand_12.gif    双六岳
t写真クリックで拡大します

click_to_expand_12.gif    ガス湧く笠ケ岳方面
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稜線を暫し歩くと双六小屋の向こうに、明日登る予定の鷲羽岳・水晶岳が見えてくる。
このアングルから望む鷲羽岳はカッコイイ!

click_to_expand_12.gif    双六小屋の向こうに鷲羽岳・水晶岳
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ロケーションの良い双六小屋までやって来ると、ここで行動水をありがたく補給
食パンを貪りつつ、11時頃までゆっくり休憩する。

ここから三俣蓮華へ向け、稜線ルート(双六岳・丸山・三俣蓮華岳経由)
中道ルート(丸山・三俣蓮華岳経由)・巻道ルート(山頂を踏まない) とコースが三つある。

双六岳からの眺望は素晴らしいのだが、既にガス・太陽高度も上がり条件がよくないので
中道ルートを歩く事に決め、出発する。

click_to_expand_12.gif    双六上りより鷲羽岳
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鷲羽岳を常に眼前に望みつつアップダウンで進み12時45分頃、3県境の三俣蓮華岳へ着いた。
ガスが湧いており展望は今一だが、鷲羽岳のベストビューポイントではないだろうか。
快晴の早朝にいつかまた訪れてみたい。

30分ほど休憩、三俣蓮華岳からコルまで300mほど一気に高度を下げると本日のお宿
「三俣蓮華岳キャンプ場」に到着

小屋で幕営の受付を済まし、しばらくテン場の状況を観察
近くになるべく人がこなそうなスペースを見極めると、そこへテントを張る。

再び小屋までやってくるとビールを購入
素晴らしい事に、一番絞り・黒ラベル・エビスビールという品揃え
その上、僕の嫌いなドライビールが無い  小屋の主人、ビールの味分かってるねぇ~~~~!

click_to_expand_12.gif    夕方の鷲羽岳
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読書・ラジオなどで5時半頃まで時間を潰すと、たまごスープに「カルビ丼の素」を入れた雑炊で夕げ
近くの沢水でキンキンに冷やしておいたビールをちびちびやり
気温も下がってきた7時半頃、明日の快晴を祈りつつシュラフへ潜り込んだ。


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2010年8月8日
夏の北アルプス縦走最終日、黒部五郎岳登山未遂~折立へ苦渋の下山 の模様です。
夏の北アルプス縦走4日目、満開!ハクサンイチゲ花畑~北ノ俣岳~夕日に染まる薬師岳
の模様はコチラからどうぞ。



朝3時起床、空模様を伺いにテントの外へ出てみる。
いんやぁ~~~    気落ちの良い曇天だ。     まいったねぇ・・・・・・・・

ここ2日間、槍ヶ岳・鷲羽岳・水晶岳などの稜線を覆い続けたガス雲は消え
全山のシルエットは見えるものの、星ひとつ見えない曇り空は、我儘な僕にとっては論外である。
「晴れ」の予報だったのになぁ・・・

今日も非常にテンションの上がらない状態ながら、それでも晴れる事を期待して歩く事とし
カレーうどんを流し込みテントを撤収、まずは北ノ俣岳へ向けゆるゆると出発した。

暫くすると東の空が明るみだし、薬師岳東南稜辺りの雲の隙間から朝陽が昇ってきた。
光の反射で、様々に色合いを変える雲がなかなか美しい。

click_to_expand_12.gif    夜明け前 赤牛岳・水晶岳のシルエット
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click_to_expand_12.gif    なんかエグい空色と薬師岳
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晴れる予感もない曇り空の下、5時過ぎ北ノ俣へ着くと、携帯電話で天気予報をチェックする。
相変わらず、長野県中部「晴れ時々曇り」の予報
週間天気予報を見てみると、この先3日間ほどは曇りベースの予報である。

う~~~~~~む  どうしたものか・・・・・・・・・
なにしろ、青空と太陽に抱かれないと、先に進む事ができない我儘な僕の事である。

暫し悩んだ末、まあ、とりあえず「晴れ時々曇り」の予報を信じて、もう少し先へ進む事にする。

いったんコルまで下ると、赤木岳を東から巻くよう上って行く。
曇り空とはいえ、どっしりとした薬師岳や、花畑の向こうに聳える黒部五郎岳がきれいだ。
晴れていたら、最高の景色なんだろうなぁ・・・

click_to_expand_12.gif    どっしりとした薬師岳
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進むにつれ、雲は取れるどころか、どんどん厚みを増してきているような気がする。
なんかたまに雨粒も落ちてきてるし。

赤木岳から10分ほど歩いたところで休憩   ザックを下ろし、暫し思案する僕
折立発のバスの出発時間を考えると、ここら辺が運命の分かれ道、タイムリミットは近い。
うう~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~む・・・・・・・・・・・・・・  30分の自問自答


「下るかぁ  こんな空の下歩いてもつまらないし  今年は北アルプスとは縁がなかったな」
またいつかこの道を歩く事を強く心に誓い、来た道を引き返す事を決断する。

ここら辺のさじ加減の自由(いい加減)さは、単独行ならではのものだろう。
もし「連れ」」がいたら、「黒部五郎岳を目の前に何故引き返すのか!」 と怒られる事必至であろう。

click_to_expand_12.gif    登頂を断念した黒部五郎岳 この曇天では僕は先へ進めない
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50分ほどで北ノ俣岳まで上り返し暫し休憩
あとはグングン下っていき、8時40分頃「太郎平小屋」へ到着。
ここで食パン2枚を貪るようにほおばり、水を補給すると9時前、いよいよ折立へ向け下りを開始する。

バスの時間(12時30分発)を気にしながら早めのペースで、広くて歩き易い道を下っていく。
お盆休み期間の日曜日という事もあり、多くの登山者と擦れ違う。

有峰湖の見える三角点の手前でいったん休憩、更に下ると予定より随分早く11時20分
折立へ着いた。

あとは
12時30分バス出発(ガラガラ)→4時前富山駅着(土砂崩れの為、岐阜経由の遠回りルート)
→駅前の宿で宿泊→翌日9時50分電車で富山発→1時信濃大町駅→バスで1時40分扇沢着
っと、ちょっとした旅行気分で、扇沢駐車場に停めた車まで戻ったのだった。

楽しい思いもしたものの志半ばの下山、今年の不安定な天気には参ったなぁ・・・・・・
また近々快晴の空の下、来なければなるまい!!!!!  っと激しく誓う僕だった。



北部・西部北アルプス縦走のGPSログ
map_hidarange2010_010001.gif


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2010年8月7日
夏の北アルプス縦走4日目、満開!ハクサンイチゲ花畑~北ノ俣岳~夕日に染まる薬師岳
の模様です。
夏の北アルプス縦走3日目、スゴ乗越~薬師岳~薬師峠テント場の模様はコチラです。



朝3時、薬師峠のテン場で目覚める。 
相変わらず空気が湿っているようで、フライシートがびしょびしょだ。

外へ出てみると星はでて晴れているものの、水晶岳・鷲羽岳方面の稜線に雲がたなびいている。
不安定で湿った空気が流れこむ、という望ましくない天気傾向は今日も変わらないようだ。

今ひとつ気乗りしないがとりあえず歩いてみる事にして
ラーメンをすすりテントを撤収すると4時15分頃、黒部五郎岳目指しゆるゆると出発した。

木道を上り緩やかに少し下ると20分ほどで「太郎平小屋」に到着
ここでトイレを済まし(バイオトイレで清潔だった)再出発

いったん軽く上ると、暫く平坦な道となる。
朝霧がうっすらかかった高原風景がなかなか幻想的で美しく、気持ちよく進んでいく。

click_to_expand_12.gif    朝霧の向こう 水晶岳・鷲羽岳
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click_to_expand_12.gif    夜明け前の薬師岳
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click_to_expand_12.gif    日が射してきた太郎平方面を振り返る
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やがて明瞭な上りが始まり、50分ほど上り続けると6時10分頃、北ノ俣岳の肩に着き
南方の視界が開けると、ここで黒部五郎岳がど~~んと姿を現す。

click_to_expand_12.gif    黒部五郎岳ど~~ん
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風向きのおかげが、黒部五郎岳・笠ケ岳などは雲がかかっていないのだが
鷲羽岳・三俣蓮華岳・その先に聳えている筈の槍ヶ岳等は、既に分厚い雲に覆われている。

夏の早朝・晴れの北アルプスだというのにこの有様
なかば予想していたものの、テンションダウーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
歩くの止めようかなぁ・・・・ っと思案しつつ、まあ北ノ俣岳までは登ってみよう という事で先へ

で、暫く平坦な道を進み、ふと気付いてみると、辺り一面が広大なお花畑となっており突如極楽
ハクサンイチゲの大群落に、テンションアーーーーーーーーーーーーーーーーーップ!

click_to_expand_12.gif    ハクサンイチゲの大群落
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美しい高原夏山風景を楽しみつつペースダウン、写真を撮ったりしながらゆ~~~っくり歩く。
この時点で、黒部五郎岳行きはほぼ中止に決定、 時間を気にせず景色に浸る。

click_to_expand_12.gif    花畑と北ノ俣岳
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極楽散歩のなか、やがて神岡新道分岐を過ぎ、緩やかに上ると7時前、北ノ俣岳へ到着した。
黒部五郎岳・笠ケ岳・乗鞍岳・御嶽山へと、奥へ並ぶようなアングルがきれいである。

click_to_expand_12.gif    黒部五郎・笠ケ岳・乗鞍岳・御嶽山
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東方に目をやると、雲は更に高く厚みを増し始め、連なる山々の稜線を覆っており
まあこれ以上歩いてもつまらないだろうから、改めて「今日はここまで」っと決定する。

風景をぼや~~っと眺めたり、携帯電話で週間天気をチェックしたりしながら
1時間以上山頂で過ごすと出発、太郎平小屋で時間を潰す事として、来た道を引き返す。

再び花畑などを楽しみつつ、のんびり2時間ほどかけて下り10時頃、太郎平小屋まで戻ってきた。

click_to_expand_12.gif    既にガスる薬師岳
写真クリックで拡大します

次々に到着する、明日薬師岳へ登るのであろう登山者で賑わうなか
読書したり、昼飯を食らったり、ポータブルプレーヤーで「松本人志の放送室」「小島慶子のキラキラ」
を聴いたりして時間を潰す。

夕方近く、北ノ俣岳の肩付近までぶらぶら歩いて行くと
夕日に照らされ、次々に表情を変える薬師岳がきれいで、なんとなく今日が報われた感じになった。

click_to_expand_12.gif    夕日に染まる薬師岳
写真クリックで拡大します

明日、晴れるかなぁ・・・


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2010年8月6日
北アルプス北部・西部縦走3日目、スゴ乗越~薬師岳薬師峠テント場 の模様です。
夏の北アルプス縦走2日目、夏山全開! 一ノ越~五色ケ原~スゴ乗越 の模様はコチラです。



朝3時、テン場で目覚める。
早速表へ出ようと、出入り口のジッパーを開けようとすると、フライシートが露でびしょびしょだ。
何度が夏の北アルプスで幕営しているが、ここまで露っているのは初めてである。
やはり、湿っている空気が流れ込んでいる(好ましくない傾向)証拠か・・・・・・

外へ出てみると星は出ているものの、全体的に空気が じと~~~・もや~~っ としており
夜明け前だというのに、未だ稜線部を濃密に覆っている雲や、入道雲までが確認できる。
う~~~~む・・・  非っ常~~~~に期待の持てない状況にテンションが下がる。

夏の北アルプスで晴れの予報が出ている場合、通常この時間であれば
「雲一つない」又は、「上層に薄っすら雲がかかっている」 程度なのだが、これはヒドイ!
やはり危惧していた通り、東海上の高気圧の影響で、不安定な天候が続いているようだ。

明日、快晴になる保障もなく、またとりあえず「太郎平」まで行かないとエスケープもできない為
渋々出発する事に決め、カレーうどんを流し込みテントを撤収すると4時半過ぎ、テン場を後にした。

露で湿った樹林帯を20分ほど上って行き、北・西側の展望が開けると、剣岳や日本海が見えた。
どうやら北西方面はガスっていないようで、立山・剣は今のところ晴れているみたいだ。
「ひょっとしてこの後、この辺のガスも消えるのか?」 っと淡い期待を抱きつつ進んでいく。

click_to_expand_12.gif    日本海方面にはガスがない 大日岳・剣岳のシルエット
写真クリックで拡大します

南東方面から風が吹いているようで、目指す薬師岳や東方に連なっているであろう山々は
ガスに覆われ全く見えないが、北西方に広がる青空や日本海が見えているのが、まだ救いである。

開けない視界の中、足取りも重く、度々休憩しては溜息をついてみたりする。
何度か満開の花畑を通り過ぎるのだが、足を止めて眺める気にもならない我儘な僕であった。

それでも2800m付近の肩までやってくると、時折南方の雲が切れるようになり
微かな希望が湧いてくる。

click_to_expand_12.gif    北薬師岳上りより剣岳方面
写真クリックで拡大します

で、ガスの北薬師岳を過ぎ、稜線を左から少し下っていた時である。
突如、目の前のガスが消えたと思うと、眼前に神々しい薬師岳が どっど~~~~~~~ん!!!

ぃやっ !!!   ぅぉおおお~~~~・・・・・  見事だね!

click_to_expand_12.gif    突如姿を現した薬師岳
写真クリックで拡大します

金作谷カールを抱える重厚な薬師岳がそこにあった。
ここへ来て、このタイミングで姿を現すとはなぁ・・・    感謝・感謝 だ

稜線を進むにつれ、徐々に近づいてくる薬師岳の姿に見惚れつつ登り
9時過ぎ、薬師岳山頂へ到着。 折立方面から上ってきたのであろう登山者で賑わっている。

雲・ガスが多いものの、概ね南方方面の視界は開けており、遠景ながらも
明日登る予定の黒部五郎岳や北ノ俣岳、昨年登った笠ケ岳などが見えている。

click_to_expand_12.gif    ガスの魔の手を逃れている笠ケ岳・黒部五郎岳・北ノ俣岳
t写真クリックで拡大します

北方の立山・剣岳方面や、南東の鷲羽岳・槍ヶ岳などの展望も楽しみたかったが
雲の為、ほぼ望む事はできなかった。 またいつか来なければ・・・・・

山頂付近で40分ほど休憩すると9時50分頃出発 薬師岳を後にザレ斜面を下っていく。

click_to_expand_12.gif    薬師岳を後にする
写真クリックで拡大します

今日の宿泊地「薬師峠」まで、ほぼ無風、強い日差しのもや~~っとした熱い空気のなか
標高差600mほどを徐々にバテつつ進むと、11時30分頃、薬師峠のテン場に到着した。

この先黒部五郎小屋までテン場が無い為、まだ時間も早いが今日はここまでだ。
なんかこの暑さで疲れてしまったし、まあ、ちょうどいい頃合か。

テントを張り、昼飯を食ってしまうといつものとおり
読書・ラジオなどで5時30分頃まで時間を潰し夕飯、7時30分まで呆けるとシュラフに潜り込んだ。

軽く夕立もあったが、依然空気は生暖かいままだ。晴れる予報がでているもののこの不安定な傾向
いやぁ~~明日の天気、非常に不安だ・・・・・     また朝からガスってそうで怖い。




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