GW 残雪の朝日連峰登山の模様です。
朝日連峰登山日: 2010年5月2日~3日



白き峰々が拡がるパノラマ風景の中、残雪の朝日連峰登山を楽しんできた。

[前日]
谷川連峰縦走・白砂山登山で蓄積された疲労により発生した膝痛・腰痛・足首痛・風邪気味
といった満身創痍状態で、前橋のビジネスホテルにて起床。

当初は越後駒ケ岳・中ノ岳の2泊3日縦走を予定していたのだが、この体調ではちょっと不安・・・・・
友人Pと思案した結果、東北地方の天気も良いようなので、GW登山の第2候補として挙がっていた
朝日連峰登山に切り替える事とし、山形県長井まではるばる移動したのだった。

[1日目]
朝5時、長井のビジネスホテルを出発、登山口の一つである朝日鉱泉を目指し車を走らす。
除雪したばかりらしい県道を行くとやがて未舗装林道となる。 

で、暫し進んだところであった。 雪により道が寸断されているではないか! どういう事なのだ!
朝日鉱泉にある「ナチュラリストの家」へ電話をかけ確認したところ
更に北側、月山寄りにある根子集落方面からしかアプローチできない事が分かった。
相変わらず事前確認の甘い僕らであった・・・・・・・

当初は 朝日鉱泉→御影森山→平岩山→大朝日岳→小朝日岳→鳥原山→朝日鉱泉
を歩こうと思っていたのだが、出発時刻が予定を大幅に遅れそうなので
古寺鉱泉→小朝日岳→大朝日岳の、ピストン登山へ切り替える事とする。

7時50分頃、ようやく古寺鉱泉へ到着。 
登山靴を履き・スパッツを装着すると8時頃、朝日連峰へ向けゆるゆると歩き出した。

沢の右岸に張り付いた雪面をトラバース気味に進むと、橋で沢を渡り朝陽館の横を通り過ぎる。
そこからしっかりトレースの付いた雪急斜面を10分ほど上ると尾根道となる。

高度を上げるにつれ、これから目指す古寺山・小朝日岳や、北方に月山などが見え始め
東北地方の山へは殆ど足を踏み入れた事のない僕には新鮮であり、期待感が高まる。

click_to_expand_12.gif    古寺山上りより月山
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尾根をいったん巻くような感じでコルまで少し下ると、ハナヌキ峰と合流する。
ここから古寺山へは、高度差350mほどの急斜面を喘ぎ、延々直登していく事となる。

click_to_expand_12.gif    古寺山を仰ぐ
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やがて右手にどっしりとした以東岳が見え出し、雪庇を切り崩すように付いたトレースに導かれると
11時20分頃、ようやく古寺山手前の肩へ到着、ここで朝日連峰の白き稜線が姿を現す。
コルから1時間も上りっぱなしであった。

click_to_expand_12.gif    どっしりた以東岳
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click_to_expand_12.gif    大朝日岳(右)と小朝日岳(左)
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click_to_expand_12.gif    古寺山より小朝日岳を仰ぐ
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5分ほど緩やかな上りで古寺山を過ぎると少し下る。
で、ここから小朝日岳へむけ、再び高度差170mほどの急斜面を喘ぎ直登して行く。
ゆるゆると「ぜっ はっ ぜっ はっ」 で12時30分頃、小朝日岳へ着いた。

click_to_expand_12.gif    古寺山・小朝日岳のコル付近より西朝日岳方面
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ここからは急斜面の下りとなり、せっかく稼いだ高度を170mほどいっきにコル「熊越」まで下る。
ここで急に雲行きが怪しくなり雨が降り始めた為、冬用アウター・雨具ズボンを着込む。

尾根へ出る頃には怪しげな雲も去り、再びP-カンの青空となるが、風が強く吹き出す。
どうやら朝日連峰の尾根は、始終強風が吹いているらしい。

click_to_expand_12.gif    近づく大朝日岳
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click_to_expand_12.gif    中ツル尾根の向こうに御影森山
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徐々に近づいてくる、でっかい大朝日岳の姿などに見惚れつつ吹きさらしの尾根を進み
日の傾き始めた3時半頃、ようやく「大朝日小屋」に到着した。

click_to_expand_12.gif    大朝日小屋手前より大朝日岳
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幕営しようと思いここまでテントを背負ってきたがこの強風 (過去にテントごと人が飛ばされたらしい)
更に、小屋の管理人さんに 「なるべく幕営しないで欲しい」 と言われ 暫し思案・・・
まあ、選択の余地もないようなので「大朝日小屋」へ泊まる事とする。

僕、縦走する時は幕営が基本であり、やむを得ない場合しか小屋を使わない。
大雪山の「白雲避難小屋」・中央アルプスの「宝剣山荘」・谷川連峰の「笠ケ岳避難小屋」くらいか

click_to_expand_12.gif    袖朝日岳の向こう 日本海を照らす夕日
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「ぎゅうぎゅう詰めで寝るの嫌だなぁ・・・・・」っとか思いながら小屋へ入り2階へ上がって見ると結構広い。
水作ったり、飯食ったり、酒飲んだりで案外快適に過ごすと8時消灯
広々したスペースで悠々とシュラフに潜り込んだ。

本日はここまで 次回 大朝日岳登頂編をお楽しみに!



朝日連峰登山1日目のGPSログ
asahirenpou2010_map01.jpg


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平成22年4月30日 GW 残雪白砂山登山の模様です。



白砂山は群馬・長野・新潟の3県にその山域を有する深山で、以前から登ってみたいと思っていた。
GW前には、登山口のある野反湖への国道の冬季閉鎖が解除される為
「これは行くしかない!」 で、白砂山登山決行となった。

前日、野反湖までやって来る。登山口へのアプローチが長く、深山の雰囲気である。
GWだというのに湖面が結氷している。やはり今年は寒いのか、それとも毎年こんな感じなのだろうか。

click_to_expand_12.gif    結氷する野反湖
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道路脇のほどよいスペースにテントを張ってしまうとささやかな宴で、8時頃就寝した。

click_to_expand_12.gif    テントを張ってしまう
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朝5時30分前、のっけからアイゼンを付けると登山口を出発、ザクザク雪面を登って行く。
トレースもなく、暫し登ったところでコースミスに気付く。 地図とGPSで確認して道を修正。

斜面をトラバースしながら徐々に下降し、ハンノキ沢に架かる橋を渡る。
本来はここから地蔵峠へ向け登るらしいのだが、谷筋が雪解けで沢化しておりそちらへ進みづらい。
「まあ、基本的に尾根へでればいいだろう」 という事で一本東側の尾根筋を行く事にする。

時折GPSで現在地を確認しつつ高度を上げていく。
背後を振り返ると、眼下に結氷した野反湖、向こうに浅間山・白根山が望まれてくる。

click_to_expand_12.gif    野反湖の向こうに浅間山・白根山
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ハンノキ沢から50分ほどで主尾根へ到着、どうやらここが地蔵山のようで
結果、なかなか良いコース選択であった事が分かる。

いったん緩やかにコルへ下降すると、雪・樹木ではっきりしない尾根を上っていく。
高度を上げるに従い、西方にひときわ存在感のある白き山体が姿を現す。
地図で確認するとどうやら「岩菅山」のようであり、「いつか登ってみたいなぁ~」 となる。
色んな山に登ると、どんどん登ってみたい山が増えていって楽しい。

click_to_expand_12.gif    存在感のある岩菅山
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8時20分頃、堂岩山へでると
ここで眼前に美しい尾根を携えた白砂山がば~~~ん っと現れ お~~~~ っとなる。

click_to_expand_12.gif    姿を表す白砂山
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尾根筋を下って上って下ると、白砂山山頂へ向け、急勾配を喘ぎつつ上っていく。
午後に気圧の谷が通過する予報がでており、先ほどから増えつつある雲が気になる。
「これはイカン 早く山頂に着かねば!!!」

click_to_expand_12.gif    近づく白砂山
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「ザック・ザック・ゼ~ハ~」「ザック・ザック・ゼ~ハ~」 っで急尾根を喘ぎ喘ぎ9時20分
誰もいない白砂山山頂へ到着した。

山頂独占
北方に佐武流山・苗場山、西方に岩菅山・鳥甲山・白根山、南方に浅間山・四阿山などが望まれ
360度のパノラマ風景である。

click_to_expand_12.gif    苗場山方面
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click_to_expand_12.gif    歩いてきた雪稜を振り返る
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風景を眺めつつ休憩していると、東方の谷川連峰方面へ向け雲がどんどん湧いてきた。
「こりゃぁ 天気が崩れるのも時間の問題だなぁ~」 
っで、山頂で50分ほども憩うと下山を開始する。

click_to_expand_12.gif    八十三山の向こうに岩菅山方面
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実に「ほうほうの体」の下山となった。
まず、途中腐った雪を踏み抜き、立ち上がる際に腰をギックリ気味に痛める。
先日の谷川連峰馬蹄型縦走からの疲労蓄積であろう。 これ、気をつけねば・・・

次に、堂岩山西方肩の下降点で道を間違える。
尾根を一本間違え、樹林を掻き分けトラバースするハメになる。 これ、気をつけねば・・・

次に、地蔵山からの下降点で道を間違える。
尾根を間違えた挙句、修正方向も間違え樹林を急下降、沢化した谷筋を越えるハメに
せっかくGPSを持っているのに何をやっとんじゃぁ~~! これ、気をつけねば・・・

先日痛めた左足外側靭帯も痛み出し、なんだか満身創痍の状態で2時頃、登山口へ戻った。
寒風の中だらだらとテント撤収すると、麓の六合村の温泉で冷え切った体を温め、「ほっ」と一息

この後、越後駒ケ岳・中ノ岳を縦走する予定なのだが、こんな体調で大丈夫なのか?
っと、前橋のビジネスホテルでどうしたものか思案しつつ養生、就寝した。



白砂山登山上りのGPSログ
shirasunayama_2010_map_01.jpg

白砂山登山下りのGPSログ
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[データ]

 登山日  2010年4月30日
 入 山  午前5時30分頃
 下 山  午後2時00分頃
 人 数  2人
 服 装  厚手インナー
       薄手丸首フリース
       冬用アウター(ハードシェル)
       中綿入りズボン
       薄手グローブ 
       
 装 備  アイゼン(10本爪)
       ピッケル


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GW 残雪の谷川連峰馬蹄型縦走3日目最終日
蓬峠付近テン場→武能岳→茂倉岳→一ノ倉岳→谷川岳→天神平→土合 の模様です。
谷川連峰馬蹄型縦走初日の模様はコチラ 2日目の模様はコチラ からどうぞ



4時頃、シュラフからもぞもぞ這い出すと外へ出る。 昨晩強く吹いていた風もかなりおさまっている。
昨日よりは霞がかかってぼや~っとしているものの、今日も晴れそうでなによりだ。

歯を磨きつつお湯を沸かしラーメンを流し込むと、本日分の水を作ってしまう。
寝具・食器・ガスストーブなどをパッキングし、テントを撤収するとザックに詰め込む。

昨日から痛み出した左膝外側靭帯を気にしつつ6時20分頃
まずは武能岳へ向けゆるゆると歩き出す。 「さあ、今日も張り切って進もう!」

いったんコルまで下り「蓬ヒュッテ」の脇を通り過ぎると、ここから尾根をゆっくり上って行く。
「ザック ・ ザック」 「はぁ ・ はぁ」  「ザック ・ ザック」 「はぁ ・ はぁ」
谷川連峰に囲まれ、僕の息づかいとアイゼンの音  しあわせだ・・・・・

click_to_expand_12.gif    蓬峠より武能岳・一ノ倉岳・谷川岳と連なる峰々
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click_to_expand_12.gif    七ツ小屋山方面を振り返る
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click_to_expand_12.gif    茂倉岳を仰ぐ 右は万太郎山
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尾根を上りきると7時25分頃、本日最初のピーク 武能岳山頂へ到着した。
ここでこれから登る茂倉岳・一ノ倉岳の山体が眼前にど~~~ん っとなり ぅお~~~ っである。
流麗な尾根を携える姿は、なかなか迫力がありかっこいい。

click_to_expand_12.gif    武能岳より一ノ倉岳・茂倉岳
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10分ほど休憩の後出発、岩混じりの急尾根をいっきに下っていく。 約30分の下りで最低コルへ  
せっかく稼いだ高度も標高1600ほどまで下げてしまう。

さあ、ここから茂倉岳へ標高差380mほどをひたすら登って行く。本日のメインイベントだ。
「ザック ・ ザック」 「はぁ ・ はぁ」  「ザック ・ ザック」 「はぁ ・ はぁ」
三日目という事もあり足取りも重く、時折立ち止まりつつ、尾根にトレースを刻んでいく。

click_to_expand_12.gif    茂倉岳上りより武能岳を振り返る
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標高1800m付近の肩でいったん休憩、行動食を水で流し込み呼吸を整えて再出発。

click_to_expand_12.gif    茂倉岳山頂下の雪原より朝日岳方面
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標高1900m付近で平坦な雪原を抜けると、最後の急登を喘ぎ喘ぎ上り10時前
激しく雪庇の張り出す茂倉岳へ辿りついた。

ここで馬蹄型縦走最終ピーク、オキ・トマの谷川岳山頂部が直ぐ先に望め
憩っている登山者の姿なんかを眺めていると、なんだかほっとするような感慨である。

click_to_expand_12.gif    馬蹄型縦走最終ピークとなる谷川岳
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谷川岳・オジカ沢ノ頭・万太郎山・仙ノ倉山と連なる主稜線や苗場山
昨日歩いた笠ケ岳・朝日岳などなどを一望のもと、20分ほどものんびり憩う。

click_to_expand_12.gif    左に仙ノ倉山・平標山 中央奥に苗場山
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click_to_expand_12.gif    鋭い山体の万太郎山
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さあ、ゴールが近づいたとは言え、まだまだ歩かねばならないので、再びゆるゆる進んで行く。
いったん下り、緩尾根の上り返しで10時30分頃、一ノ倉岳を通過。
ここから岩混じりの急尾根でいっきに高度を120mほど下げると、いよいよオキノ耳へ向け登っていく。

「ザック ・ ザック」 「はぁ・はぁ ・はぁ・はぁ」  「ザック ・ ザック」 「はぁ・はぁ ・はぁ・はぁ」

click_to_expand_12.gif    谷川岳上りより 近づくオキノ耳
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一ノ倉岳から1時間ほどで、「浅間神社奥の院」の鳥居を拝みつつ通過
そこから更に一上りすると11時45分頃、ついにオキノ耳へ到着したのだった。

おもわず 「やった~~~~~~~~」 「ぅよっし!!!!」 と独り小さくガッツポーズ
もうなんか  うっすら泣きそう・・・・・

なかなか味わえないであろう達成感に包まれつつ、見慣れた谷川岳山頂からの景色を
ぼやぁ~~~~~っと眺める。  

click_to_expand_12.gif    谷川岳山頂より主稜線を望む
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後悔・恍惚・喘ぎ・耽溺を繰り返し、やがて目に見えない充足に辿りつく。
これ、「至福」と呼ぶんだろう。      で、またまた山に登ってしまうんだろう。

っとかなんとか思いながら、とても気がかりな事がひとつ
楽々に天神尾根を下り、「谷川岳ロープウェイ」で戻りたいのだが金が無い  一銭も無い。
財布を忘れてきたのだ。

かといって西黒尾根や田尻尾根で下る元気も残っていない為、ここは懇願するしかあるまい。
谷川岳ロープウェイの係員の方に事情を説明し、懇願する作戦のやつだ。

トマノ耳で最後の休憩を終えると12時30分頃、谷川岳へ別れを告げいよいよ下山を開始する。
シャーベット状の下りやすい広い雪尾根を、痛み出した左膝外側靭帯を庇いつつバンバン下っていく。

30分ほどで雪に埋まった「熊穴沢避難小屋」を通過
尾根をトラバースし終えると、スキー場までいっきに下り1時40分頃、ロープウェイ乗り場へ着いた。

click_to_expand_12.gif    田尻尾根分岐辺りより谷川岳を振り返る
写真クリックで拡大します

ここで作戦通り、事情を正直に説明し懇願
こちらの事情を汲んで頂き、後で料金を払う事に了解して下さった。 ありがとうございます!

着信のあった友人Pへ帰還報告のメールを打ちつつ、15分ほどで土合口に到着。
ザックを係りの方へ預けると、土合橋近くの駐車場まで車道を10分ほど下り
再び車でロープウェイ乗り場へ戻り料金を支払い
ようやく谷川連峰馬蹄型縦走も無事終わりを迎えたのだった。

数々の美しい風景に出会う事ができ、実に濃密で幸せな登山だった。 
あと何度谷川連峰を訪れ、そしてどんな素晴らしい風景との出会いが僕を待っているのだろう・・




谷川連峰馬蹄型縦走第3日目のGPSログ
bateikei_map_all.jpg

谷川連峰馬蹄型縦走全歩程のGPSログ
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[データ]

 登山日  2010年4月24日~26日
 入 山  4月24日午前09時00分
 下 山  4月26日午後13時40分
 人 数  1人  
 服 装  厚手のアンダーウェア
       長袖丸くびシャツ
       冬用アウター(ハードシェル)
       中綿入りズボン
       薄手フリース(就寝時に装着)       
       ダウンジャケット(就寝時に装着)       
       厚手フリース(就寝時に装着)          
 装 備  10本爪アイゼン
       ピッケル


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GW 残雪の谷川連峰馬蹄型縦走2日目
笠ケ岳→朝日岳→ジャンクションピーク→清水峠→七ツ小屋山→蓬ヒュッテ付近幕営 の模様です。
谷川連峰馬蹄型縦走初日の模様はコチラからどうぞ



朝4時30頃「笠ケ岳避難小屋」でシュラフから這い出す。
寒さもあり、いつもどおり浅い眠りを繰り返し、良い眠りではなかった。
水を飲もうとペットボトルに手を伸ばすと、4月末だというのに凍ってやがる。 ぃやっだね~~・・

なにはさておき天気が気になるので、未だ薄暗い外へ出る。
快晴である・・・・・・・  予想通りとはいえ嬉しい。 風が少し吹いているが直に止みそうである。

寝袋などの寝具などをパッキングし、お湯を沸かしていると5時前、日が明るみだした為、再び外へ
静寂の夜明け前、生命感を取り戻す風景に抱かれつつ、笠ケ岳山頂へ上る。

click_to_expand_12.gif    朝日が昇ってきた
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click_to_expand_12.gif    モルゲンロートの白毛門
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5時頃夜が明けると、眼前に聳える谷川岳東面に朝日が射し始める。
徐々にモルゲンロートへと彩を変えるその美しさに、ただ感動するばかりだ。

これから歩く馬蹄型の尾根、七ツ小屋山・武能岳の向こうに苗場山なども淡く浮かび出す。
昨日の事なんて、もうどうでもいい。 こうして登山者は後悔と昇天を繰り返し、また山へ登るのだ。

click_to_expand_12.gif    きった~~! モルゲンロートの谷川岳
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夜明け直後の風景をひとしきり味わうと、小屋へ戻り朝飯だ。
ラーメンをすすり、本日分の水を作ってしまうと荷詰め外へ、明瞭な青空の下再び笠ケ岳山頂へ登る。

納得するまで谷川岳などの風景に浸ると6時50分頃、一晩共に過ごした登山者に別れを告げ
いよいよ谷川連邦馬蹄型縦走へゆるゆると、まずは朝日岳へ向け歩き出す。

click_to_expand_12.gif    茂倉岳・武能岳とこれから歩く稜線
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click_to_expand_12.gif    雪で真っ白 七ツ小屋山方面
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click_to_expand_12.gif    稜線の向こうに巻機山への山塊
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click_to_expand_12.gif    朝日浴びる谷川岳
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ここから僕は、「ただただ幸せなだけ」 の時を暫し過ごす。
紺碧の空の下、次々に展開する美しい雪山風景に、痺れる様な至福感が僕の全身を包む。

にんまり・にやにや・感嘆・溜息の連続であり、完全にイカれ人間となる。

自分の呼吸音・雪を蹴る足音のみが静寂の中響き
谷川連峰を僕一人が独占しているような、アルピニズムじみた感慨を感じつつゆっくり歩く。

click_to_expand_12.gif    小烏帽子辺りよりクリーミーな白毛門方面
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click_to_expand_12.gif    ミルキーな大烏帽子方面の稜線を仰ぐ
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click_to_expand_12.gif    クリーミーな山肌の向こうに至仏山・燧ケ岳
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click_to_expand_12.gif    白毛門への稜線の向こうに谷川岳
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click_to_expand_12.gif    大烏帽子より 稜線の先に朝日岳山頂が見えてきた
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click_to_expand_12.gif    稜線より武能岳(左)・七ツ小屋山(右) 奥に苗場山など 
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click_to_expand_12.gif    朝日岳山頂下の大岩
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時間経過の感覚が麻痺したまま進み8時15分頃、気付くと朝日岳山頂に着いていた。

ここで北方の視界が初めて開け、会津・越後の白き峰々が大きく広がる。
平ケ岳・中ノ岳・丹後山・巻機山・燧ケ岳・至仏山などなど、山座同定も煩わしいほどである。

click_to_expand_12.gif    朝日岳山頂より中ノ岳・丹後山・平ケ岳などなど
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click_to_expand_12.gif    朝日岳より谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳・武能岳
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click_to_expand_12.gif    歩いてきた稜線の向こうに谷川岳
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20分ほど穏やかな山頂で過ごすと出発、いったん緩やかな広い尾根を下り
秋には素晴らしい彩を魅せてくれるという池塘帯「朝日ケ原」を、風景に浸りつつのんびり進む。

平坦地をジャンクションピークまでやってくると、昨春登った巻機山への美しい峰々が大きく近づく。
馬蹄型に連なる白き稜線もほぼ全容が望まれ、登降意欲も湧いてくる。

click_to_expand_12.gif    ジャンクションピークより 巻機山・丹後山へと連なる稜線
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さて、ここからは清水峠へ標高差500mほどを一気に高度を下げていく。
標高約1890m地点できつい斜度をトラバースするが、適度に雪も締まっておりザクザクで通過。

click_to_expand_12.gif    標高1890m付近のトラバース
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click_to_expand_12.gif    七ツ小屋山へと続く稜線
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click_to_expand_12.gif    清水峠への下りより 白き山肌の向こうに茂倉岳・武能岳
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click_to_expand_12.gif    鋭い大烏帽子山を振り返る
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click_to_expand_12.gif    ジャンクションピーク方面を仰ぐ
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click_to_expand_12.gif    滑らかな雪原
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click_to_expand_12.gif    朝日岳を仰ぐ
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1時間30分ほど下り続けると10時50分頃「白崩避難小屋」の建つ清水峠へ着いた。
ここで大休憩、ドアノブに括り付けてある紐を外し避難小屋の中へ入ると
水を作りつつ、のんびり昼飯とする。

昨日コンビニで買ったおにぎりに貪りつくのだが 「不味い!!」
冷えて水分が飛んでしまい、ぱさぱさの挙句、かたい事このうえない。
むりやり水で押し込んでしまうと、行動食などでカロリー補給し、暫しぼけ~~~~っと過ごす。

約1時間ほど休むと11時45分頃、七ツ小屋山へ向けゆるゆると歩き出す。
暫しの上りで馬蹄型西側の稜線へでると風が強く吹き出した。

30分ほどの急尾根上りでいったん小ピーク、「冬路ノ頭」へ出る。
東方を眺めると笠ケ岳から朝日岳・ジャンクションピークと、今日歩いてきた山体が大きく望まれる。

click_to_expand_12.gif    冬路ノ頭辺りより朝日岳方面
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click_to_expand_12.gif    七ツ小屋山を仰ぐ
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click_to_expand_12.gif    七ツ小屋山上りより 笠ケ岳・朝日岳と歩いてきた稜線
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いったん緩やかに下ると、再びの急尾根を喘ぎつつ、えっちらほちっら上りきると1時10分頃
七ツ小屋山へ着いた。

ここで、これから進む武能岳・茂倉岳・一ノ倉岳・荒々しい東面の谷川岳へと連なる稜線や
谷川連峰の主尾根に聳える万太郎山・仙ノ倉山などが展開し、「うお~」 っとなる。
確実に谷川岳へ近づいている事を実感しつつ20分ほど休憩の後、出発。

click_to_expand_12.gif    「謙信ゆかりの道」分岐辺りより武能岳・茂倉岳・一ノ倉岳・谷川岳
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せっかく上げた高度を再び120mほども下げると、「謙信ゆかりの道」との分岐
そこを過ぎるといったん平坦地となり、比較的風も穏やかとなる。

2時過ぎと時間もまだ早いが、この先にここより素晴らしい幕営適地があるとも思えないので
今日はここまで、ここにテントを張る事とする。
眼前に朝日岳、南方には谷川岳と、なかなか素晴らしいロケーションである。

click_to_expand_12.gif    本日のねぐら 素晴らしいロケーション
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click_to_expand_12.gif    ねぐらの向こう 七ツ小屋山
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水を作りラジオなんぞを聴きながらほげ~っと4時30分頃まで過ごすと
少し南方にある小ピークへ上り、暫し今日最後の風景の見納めをする。

click_to_expand_12.gif    仙ノ倉山方面
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click_to_expand_12.gif    逆光でシルキー シシゴヤノ頭への尾根
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5時30分頃テントへ戻り、夕飯を済ましてしまうと
なんだか疲れてしまったので、まだ薄明るい7時前、シュラフへと潜り込んだ。

なんと幸せな一日だっただろう・・・・・・


谷川連峰馬蹄型縦走3日目最終日の模様はコチラからどうぞ



谷川連峰馬蹄型縦走第2日目のGPSログ
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GW 残雪の谷川連峰馬蹄型縦走初日、土合→白毛門→笠ケ岳 の模様です。
谷川連峰馬蹄型縦走登山日:4月24日~26日



朝4時過ぎ自宅で起床、北穂高岳へ登るつもりで就寝した僕だったのだが
改めて天気予報をチェックすると、向こう3日間は晴れる予報なのである。

4月に入り気温が低めに推移した事・今冬の降雪量が多かった事で
今年は例年になく残雪が期待できそうな条件が揃っている。

どうせなら縦走でもして、雪たっぷりの上州越後辺りの残雪・雪山風景を味わってみたいという思いが
ふつふつと寝起きの僕の中で湧き上がってしまったものだから、もう止める事はできない。

北穂高岳登山は中止し(北アルプスは来年でも行けるさ)
以前から、是非歩いてみたいと思っていた谷川連峰馬蹄型縦走を決行する事とする。
土合→白毛門→笠ケ岳→朝日岳→七ツ小屋山→武能岳→茂倉岳→一ノ倉岳→谷川岳→土合
馬蹄型に縦走して再び土合まで戻ってくるコースであり、ロマンじみたものを煽ってくれる縦走路だ。

5時30分頃東京の自宅を出発、関越道で高崎辺りまで来ると谷川連邦がちらほら見え出す。
近づくにつれその雪の多さと共に、山頂部付近を覆う、ぶ厚い雲が確認できるようになる。

水上インターで降り食料を調達、8時頃「あられ」降りしきる土合に着いた。
う~~~む・・・・・・・  非っ常~~~~~~にテンションの上がらない状況である。
やっぱり予定どおり北穂高岳へいっておけば良かったのか・・・  やってしまったのだろうか!

後悔にさいなまれつつ暫し車内で待機
携帯電話サイトで天気予報をチェックしてみると、どうやら雨雲が現在通過しているらしい。
昼前にはこの雨雲も抜ける予報なので、ここはそろそろ重い腰を上げよう。

うだうだと登山靴・スパッツを履き、アウターのフードを被ると9時頃
天気の回復を信じ、まずは白毛門へ向けゆるゆると歩き出した。

50分程も、未だ雪の少ない急尾根を上ると樹間より谷川連峰東面が見え出すのだが
山頂部は相変わらず雲の中、北東方面より時折顔を見せる青空を支えに高度を上げる。

click_to_expand_12.gif    谷川岳山頂部を雲が覆っている
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11時15分頃「松ノ木沢ノ頭」まで来ると雪も明瞭となり、樹林帯を抜け吹きさらしの尾根となる。
時折吹く冷たい風の中、白毛門山頂部までひたすら急尾根を直登して行く。

高度を上げるに従い、つぼ足では若干歩き辛くなってくるが、アイゼンを装着できそうな箇所もない為
白毛門まではこのまま上る事にする。(松ノ木沢ノ頭辺りで履いておくべきだった)

さきほどまで厚い雲で閉ざされていた谷川岳方面上部にも、徐々に青空が覗き始め
天候回復への期待感が高まってくる。このまま晴れてくれ!

click_to_expand_12.gif    青空が覗いてきた
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急斜面に喘ぎつつ12時30分頃、ようやく白毛門へ到着した。
僕が白毛門へ着くのを待っていたかのように、再び雲が青空を閉ざし、あられも降り出してきた。
去年3月、絶景で僕を迎えてくれた白毛門であったが、今日はそっぽを向かれてしまった。

click_to_expand_12.gif    白毛門山頂付近より笠ケ岳・朝日岳方面
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click_to_expand_12.gif    晴れているとこんな感じ(昨年3月の模様)
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click_to_expand_12.gif    晴れているとこんな絶景が・・(昨年3月の模様)
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朝日岳方面をふと眺めると、小烏帽子ピークへ向け3人の登山パーティーが上っているのが見える。
「彼らも寒いのだろうなぁ・・ 来た事を後悔しているのだろうなぁ・・」 などと思う。

4月末の真昼間とは思えない寒さの中、冷えて不味いカレーパン・行動食などを食らうと
アイゼンを装着し1時15分頃、笠ケ岳へ向けゆるゆると歩き出した。

click_to_expand_12.gif    笠ケ岳上りより白毛門を振り返る
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click_to_expand_12.gif    笠ケ岳上りより未だ雲被る谷川岳
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いったんコルまで80mほど高度を下げると再び急尾根となり、40分も喘ぐと2時過ぎ
寒風・あられの中、笠ケ岳へ到着した。

click_to_expand_12.gif    笠ケ岳より小烏帽子・大烏帽子方面
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相変わらずの曇天、景色を眺める事もほぼ無く、1分ほど下ると「笠ケ岳避難小屋」がある。
当初予定では朝日岳北方の平地に幕営しようと思っていたのだが、迷う事なく中止
ここはありがたく避難小屋を利用させて頂こう。

click_to_expand_12.gif    笠ケ岳より白毛門方面
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かまぼこ型の笠ケ岳避難小屋のドアを開けると中は狭く、4人が精一杯といったところか。
エアーマットを拡げくつろぎスペースを作ると、お湯を沸かし粉末レモンティーで体を温める。

click_to_expand_12.gif    笠ケ岳避難小屋内部
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「贅沢に避難小屋貸切だろう~」 なんて思ってゆったりしていると3時頃、お1人ご到着。
今更外へテントを張る元気も無い為、葛藤を振り切り妥協・融和へ割り切ろう。

あとは、水を作ったり・酒を飲んだり・ラジオ聴いたり・飯食ったり・会話したり で
7時過ぎ、ますます強まる風・あられの中、シュラフへと潜り込んだ。

お願い!  明日晴れて!!!!

谷川連峰馬蹄型縦走2日目の模様はコチラからどうぞ



谷川連峰馬蹄型縦走1日目のGPSログTanigawarenpou_Batekeikei_map_0001.gif


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ゴールデンウィーク登山として

①谷川連峰馬蹄型縦走 ②白砂山登山 ③朝日連峰登山 を歩いてきた。
残雪たっぷりの中、今シーズン最後の雪山登山を味わう事ができ、キツ楽しかった。

谷川連峰馬蹄型縦走より
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白砂山登山より
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朝日連峰登山より
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詳細は後日アップします。 とりあえず報告でした。


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