先日ロッククライミング中、3mほどの高さより飛び降り左足かかとを骨折した。

全治3ケ月、まともに歩く事が不可能な為、最低1ケ月の自宅療養が必要な状態だ。

これもひとえに、ロッククライミングに対する認識・姿勢・取り組み方・態度が甘すぎた為である。

その間に登れたであろう山々・手に入れたであろう収入・この為に肩代わりをしてくれる人達の労
失ったものの多さを考えると、自分の相も変わらない迂闊さに後悔が押し寄せる。

今後ロッククライミングを続けたものかどうか、よ~~く考えなければなるまい・・・・・

2009年8月11~12日 針ノ木岳~種池縦走 立山剣岳大展望登山2日目
蓮華岳→針ノ木岳→スバリ岳→赤沢岳→鳴沢岳→岩小屋沢岳→種池→扇沢 の模様です。
1日目、扇沢→針ノ木小屋の模様はコチラ


 
[8月12日]

朝3時頃起床、テントの外へ出て見ると空には星が、今日は晴れそうだ。 よしよし!!!
たまごスープにもちを入れた雑煮を喰らうとテントを撤収し、とりあえず大ザックにぶち込みデポ、
簡易ザックに防寒着・水を詰め4時20分頃、まずは蓮華岳へ向け歩き出す。

ヘッドランプを付けゆらゆら上り、肩辺りで蓮華岳山頂部が見える頃には空が白みだしので
ヘッドランプを外す。

肩を過ぎ、緩やかな尾根道を上り切ると5時過ぎ、蓮華岳山頂に到着した。
ご来光直後の朝陽に、次々と峰々が照らし出されていく、贅沢で素晴らしいひと時だ。

無論、眺めは最っ高~~~~!!!!!

蓮華岳より南方方面 朝日に浮かび上がる北アルプスの美しい峰々
harinokidake2009_11_15_005.jpg

スバリ岳・赤沢岳の尾根越しにそびえる立山・剣岳が、モルゲンロートに染まり美しい。
南に目を移していくと、薬師岳・水晶岳・野口五郎岳・槍ケ岳・穂高連峰などが一望のもと。
その雄大な連なりは、簡単に僕の予想を超えてしまう絶景であった。
いやあ~~ 2日粘って良かった。  やっぱり北アルプスって 「たまらん」!!!!!

尾根の向こうに剣岳
harinokidake2009_11_15_006.jpg

モルゲンロートの赤い時間帯が終わるまで、ぼけ~~~っと風景に浸ると、針ノ木岳へ向け出発。
尾根をのんびり歩いて行くと、強くなる陽の光に照らされ、風景はより鮮明度を増し
空の青・木々の緑・雪渓の白、美しい夏山の色合いがみるみる鮮やかに変化していく。

これから登る針ノ木岳
harinokidake2009_11_15_007.jpg

針ノ木のテン場まで戻ると簡易ザックを畳み、荷物を詰め直すと大ザックを背負い
改めて針ノ木岳へ向け登り始める。

針ノ木岳上りよりスバリ岳・赤沢岳
harinokidake2009_11_15_008.jpg

比較的きつめの尾根を、時折岩などを踏み揚げつつ高度を上げて行く。いったん肩の下をトラバースし再び尾根へ出てくると南側の展望が開け、高瀬ダムの向こうに槍ケ岳が天を指している。

開けていく風景を楽しみつつ尾根の一上りで7時20分頃、圧巻の展望が待つ針ノ木岳山頂へ到着した。

高瀬ダムの向こうに槍・穂
harinokidake2009_11_15_013.jpg

素晴らしい・・・・・・・  素晴らしい山岳パノラマ風景だ・・・・・・・・・・・
黒部湖の向こう、勇壮にそびえる立山剣岳の展望はまさに圧巻である!!!!!

針ノ木岳より立山・剣岳
harinokidake2009_11_15_012.jpg

針ノ木岳より 左から水晶岳・赤牛岳・薬師岳
harinokidake2009_11_15_009.jpg

南西には薬師岳・水晶岳が、南には槍ケ岳・穂高連峰が、北には鹿島槍から白馬岳まで後立山が
北アルプスの真ん中、その恵まれた位置から望む展望はやはり 「たっまらん!!!」 ものだった。
ちょっと泣きそうになる。

針ノ木岳より蓮華岳方面
harinokidake2009_11_15_011.jpg

ただただ素晴らしい風景に耽溺・没頭、十分楽しんだら、しびれる様な感覚でスバリ岳へ向け出発。
急峻な岩場をコルまで下り、振り返ると赤牛岳・水晶岳を背後に針ノ木岳が鎮座だ。

スバリ岳上りより針ノ木岳を振り返る
harinokidake2009_11_15_015.jpg

常に左手に立山・剣岳を望みつつ幸せに登って行くと8時20分頃、スバリ岳へ到着した。

針ノ木岳下りより、常に剣岳を望み歩く
harinokidake2009_11_15_014.jpg

相変わらず美しい立山・剣岳などを眺めつつ休憩、行動食をむさぼると赤沢岳へ向け再び歩く。

スバリ・赤沢岳のコルよりスバリ岳を仰ぐ
harinokidake2009_11_15_016.jpg

いったんコルまで下り振り返ると、スバリ岳が重厚にそびえており、岩と緑のコントラストがきれいだ。
数回アップダウンを繰り返し、徐々に重くなる足を進め、尾根の一上りで10時頃、赤沢岳に着いた。

スバリ岳下りより赤沢岳
harinokidake2009_11_15_017.jpg

徐々に近づいてくる鹿島槍・後立山などを眺めていると、南西方面から雲が湧き上がり出している。
こうなるとガスるのも時間の問題だが、まあ赤沢岳までもってくれて良かった。

赤沢岳より白馬三山・五竜・鹿島槍など後立山を望む
harinokidake2009_11_15_018.jpg

行動食を喰らい再出発すると、足が非常~~~に重い。
それほどハイペースで歩いた訳でもなく、北海道遠征で山足もできているつもりだったのだが何故だ。
このコースって案外キツイのか?

11時頃、鈍重な足取りで鳴沢岳に着くと、いよいよガスが上がってきた。
ここで携帯電話サイトを使い、天気予報をチェック(auに変えてから俄然受信状態が良くなった)

明日は「曇り」との予報、「晴れ」ならばこのまま鹿島槍まで行こうかとも考えて食料も持ってきたのだが
「曇り」では行く気がしない。なんだか疲れているし、それになにより今日、かなり満足してしまったので
種池から扇沢へ下る事にする。

鳴沢岳まで来てしまえば後は楽だろうと思っていたのだが、疲れている事もありここからがキツかった。
新越山荘→岩小屋沢岳→種池山荘と明瞭な急登がある訳ではないのだが
地味に繰り返すアップダウンが、ボディーブローのように僕の体力を奪っていく。

鳴沢岳より、針ノ木岳・スバリ岳・赤沢岳と歩いた尾根を振り返る
harinokidake2009_11_15_019.jpg

疲労色濃く2時頃、ようやく種池山荘に到着。
小屋前では既に登山者がビールをあおり盛り上がっている。 「旨っそう~~~~~~~!!!」

あとは下ってからのビールを励みに
整備されて下りやすい「柏原新道」をぐんぐん下ると4時30頃、扇沢へ戻ったのだった。

この夏の天候不良続き、「今年夏の北アルプスは無理かなあ~~~」なんて思っていたのだが
素晴らしい風景に出会う事ができて良かった。 楽しかったなあ~~~~~!!!



[データ]

 登山日  2009年8月11日~12日
 入 山  8月11日午前10時00分
 下 山  8月12日午後16時30分
 人 数  1人  
 服 装  半そでシャツ(行動時に装着)
       長袖丸くびシャツ(夕方~就寝~朝方装着)
       厚手のアンダーウェア(夕方~就寝時に装着)
       厚手の襟付きフリース(夕方~就寝時に装着)       
       薄手ズボン(常に装着)       
 装 備  6本爪軽アイゼン(結果的に不要だった)
       シングルストック


登山ブログランキング参加中です 左下の登山ボタンを「ぽちッ」と押してくれるとうれしいなあ~~
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ     あなたのその優しい「ぽちっ」がこのブログを支えています。
にほんブログ村



丹沢は広沢寺でロッククライミングをやった。
過去岩登り講習を通じ、ガイドさんと共に、三ツ峠小川山を攀じ登った事はあったのだが
今回初めて指導者無し、友人Pと外岩素人2人でロックをクライミングしてしまった。

広沢寺・弁天岩
koutakuji2009_11_22_001.jpg

緊張感の中
リードで登る
終了点でトップロープ支点を構築する
ロアーダウンでヌンチャク回収
終了点でロープの架け替え
懸垂下降
と、ロッククライミングに必要であろう一連の動作を、グダグダになりつつもなんとかこなした。

以前体験した岩登り講習では、安全面を考慮し
こういった重要なシステム構築は全てガイドさんがやってしまい、自らが関与する余地が殆ど無かった為
今考えると、学ぶべき事は非常に少なかったように思う。

今回素人2人で外岩デビューするに当たり、さすがに楽観的な僕も危機感を感じたので
事前にクライミングの技術書を参考に、ある程度のイメージトレーニングをしていった。

やはりこうして自ら考え、自ら色々な事に対処し、ステップアッップしていく事が
技術習得の一番の近道ではないか、と感じた。

ビレイする友人P
koutakuji2009_11_22_003.jpg

またクライミングテクニックとしては
広沢寺の弁天岩は比較的簡単なスラブルートがいくつかあったので
外岩では必須テクニックの一つ、スメアリングの感覚をつかむのに、良い練習となったのではないか。

次回は栃木県の古賀志山なんぞを攀じ登ってみるつもりだ。
で、もう少し外岩に慣れたら
シングルロープでマルチピッチ → ダブルロープでマルチピッチ → 本チャンルート
と進んでいく予定。

右スラブルート終了点より周囲の色づき
koutakuji2009_11_22_002.jpg

にしても、強烈な渋滞にはまり、僕の家(東京都北区)から
たかだか広沢寺(厚木のちょっと先)まで往復7時間もかかったのには閉口したのだった・・・・・


登山ブログランキング参加中です 左下の登山ボタンを「ぽちッ」と押してくれるとうれしいなあ~~
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ     あなたのその優しい「ぽちっ」がこのブログを支えています。
にほんブログ村



2009年8月11~12日 北アルプス針ノ木岳~種池縦走 立山剣岳大展望登山
1日目、扇沢→針ノ木雪渓→針ノ木小屋の模様です。



[プロローグ]

8月9日、北海道遠征登山を終え、晴天の小樽港からフェリーで曇天の新潟港に上陸した。
長野地方では、5日間連続で晴れる予報がでていた為、北アルプスを目指し移動してきたのだ。

で、上陸してみると小雨混じりの曇天、改めて週間天気予報をチェックしてみると
今年お約束の下方修正で、9日・10日と雨の予報、ようやく11日から天気が回復するとの事だ。
台風9号の進路を読みきれなかったようで、今年夏の天気予報は本っ当~~~に当たらん!!!
こっらあ~~~気象庁  この2日間どうしてくれる~~~~~~!!!!!

とりあえず9日は松本のビジネスホテルに宿泊、テレビやウェブで最新の天気予報を眺めつつ過ごす。
10日は南松本の図書館で夕方まで粘ると、予想されていた雨もたいして降らなかったので
松本市街にあるキャンプ場で幕営、天候の回復を願いつつ就寝した。


[8月11日]

朝5時頃、キャンプ場で目覚めテントの外へ出てみると、雨は降っていないが雲が非常に多い。
天気予報をチェックすると、昼前から回復し、明日は晴れるとの事である。
まあとりあえず良し、って事で予定通り、針ノ木岳スバリ岳赤沢岳→種池を歩く事とする。
針ノ木岳はほぼ北アルプスの真ん中に位置しており、その恵まれたロケーションから望まれるであろう
立山・剣岳などの大展望を期待しての登山となる。

だらだらとテント撤収・荷済みを終えるとキャンプ場を出発、登山口のある扇沢へ車を走らす。
途中セブンイレブンでおにぎり・パンなど追加分の食料を調達、9時40分頃扇沢へ着いた。

夏休み期間中という事で、扇沢駅に一番近い駐車エリアは既に満車状態。
一段下がったエリアに若干のスペースがあったので、そこに車を停める。
友人Pに登山届け代わりにメールを送ると10時前、針ノ木小屋を目指しゆるゆると歩きだした。

扇沢駅まで車道を上ると左手に登山口の標識があるので、車道を離れ樹林の中へ進む。
管理用車道を何度かまたぎながら登ると左手に広い空き地があり、ヘリコプターが留まっている。
その空き地へ入るとすぐ右前方が登山道となっているので、そこへ向かい歩いて行く。
ようやくここから明確な登山道となる。

暫くは、谷を巻くように斜面をトラバース、緩やかな道が続き、1時間強で大沢小屋へ到着。
更に少し歩くと、針ノ木雪渓の向こうに針ノ木岳やスバリ岳などが見え出す。
上空にはようやく青空の部分も多くなってきた。

やがて登山道が谷筋と合流すると、北アルプス3大雪渓の一つ「針ノ木雪渓」の上りが始まる。

針ノ木雪渓
harinokidake2009_11_15_001.jpg

せっかく軽アイゼンを持って来たので、一応装着して上っていくが
斜度もさほどきつくなく、距離も思ったより短かったので、20分ほどで雪渓を上りきった。
登山道の脇にミヤマキンポウゲがちらほらと。

ここから、針ノ木小屋までは急斜面をひたすら登っていく。
上を仰ぐと時折スバリ岳などの山頂部が顔を覗かせるが、稜線上を覆う厚い雲は取れそうにはない。
まあ、北アルプスは稜線に出てからが「お楽しみ」なので、今日は雨さへ降らなければ良い。

マイペースでえっちらほっちら上り、午後1時30分頃、予定より多少早く針ノ木小屋」へ着いた。
テン場受付の為、小屋入り口向かうと、ここで南方の展望が初めて開け、七倉岳・北葛岳が見える。
やはり南方も雲に視界を遮られ、遠くそびえているはずの槍ケ岳など望めよう筈もない。

針ノ木小屋より北葛岳・七倉岳
harinokidake2009_11_15_002.jpg

テン場は小屋下部と稜線付近の2ヶ所に分かれており
風も吹いていない事、小屋下部は結構込んでいる事で、稜線付近へ幕営する。

いつも通り、ラジオ・読書で夕げまで日を潰し、アルファ米・ラーメンで夕食を済ます。
食後6時過ぎ、テントを出て周囲を見渡すと、東方面の雲が切れ始めてきたので
フリースを着込むと東へ、蓮華岳方面へと尾根をぶらり上っていく事とする。

尾根を2~3分も上っていると、なにやら小屋前で登山者が歓声をあげているのが下から聞こえた。
ん、なんだ? と思って南方をふと眺めると、厚く拡がる雲海から、頭一つ抜ける山塊が浮かびだす。
見間違えようのない、槍ケ岳・穂高連峰の連なりである。
きれいだ・・・・・・・・・・・・  一気に気持が高ぶる。  まったくこれだから北アルプスは!!!!!

雲海の向こうに槍・穂の連なり
harinokidake2009_11_15_003.jpg

更に5分ほども上り、手ごろな小岩峰へ着く頃には
野口五郎岳や薬師岳なども見え出し、眼前の雲も切れると、明日登る針ノ木岳が山体を現す。
夕方、一日の締めくくりに素晴らしい風景に出会えて、ご満悦である。

姿を現した針ノ木岳
harinokidake2009_11_15_004.jpg

暫く風景に浸っていると薄暮、暗くなってきた為テン場まで戻ると7時30分頃、シュラフにくるまった。
この風景がこの山行のピークにならない事を祈る。 たのむ! 明日晴れてくれ!!!!!

次回2日目
蓮華岳→針ノ木岳→スバリ岳→赤沢岳→鳴沢岳→岩小屋沢岳→種池→扇沢 をお楽しみに!



登山ブログランキング参加中です 左下の登山ボタンを「ぽちッ」と押してくれるとうれしいなあ~~
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ     あなたのその優しい「ぽちっ」がこのブログを支えています。
にほんブログ村



2009年9月20~21日 シルバーウィーク
初秋の白峰三山縦走2~3日目 間ノ岳西農鳥岳農鳥岳→大門沢小屋→下山 の模様です。
1日目、北岳登頂編はコチラ



[2日目]
朝3時30分頃起床 テントの外へ出てみると星がでている。今日も良い天気になりそうだ。
歯を磨きつつお湯を沸かし、粉末レモンティーで暖まる。

棒ラーメンにもち・乾燥ネギ・きざみ海苔を入れ、ズルズルすすり込むと朝飯に満足
テントを撤収、ザックに荷物をぶち込み、いったんテント場にデポ
雨具上を着込むと5時半前、軽身で北岳方面へ、間ノ岳がきれいに望める小ピークまで登っていく。

ご来光に浮かぶ富士山などを眺めつつ30分ほどで目的の小ピークへ到着。 振り返ると
優美に尾根を携える間ノ岳が美しい陰影に映え、太陽が昇るにつれみるみる鮮明になっていく。
西方には仙丈岳の後方に遠く、中央アルプスの連なりが見え、気持の良い朝である。

朝陽浴びる間ノ岳shiranesanzan_2009_11_8_001.jpg

朝の清涼な風景に満足するとテン場まで戻り、デポしたザックを背負うと6時40頃、間ノ岳へ向け
ゆるゆると歩き出した。

登山者の多い広くて歩きやすい尾根を、風景を眺めつつ30分ほど上ると中白根山に到着。
振り返ると端整な北岳、その左奥に甲斐駒ケ岳、右奥に鳳凰山が望める。
南方には重厚な間ノ岳山頂部が、その左奥には塩見岳が見え、登行意欲が湧いてくる。

懐の深い仙丈岳
shiranesanzan_2009_11_8_002.jpg

ここからは緩急のアップダウンを繰り返しながら、3000m級の稜線を進んでいく。
この稜線から望む北岳は特に素晴らしく
中白根山からの尾根を抱える姿は存在感があり実にカッコイイ!!!

途中何度も立ち止まり風景を眺めては写真を撮りつつ
最後、急斜面の一上りで8時30頃、登山者で賑わう間ノ岳山頂へ着いた。

間ノ岳上りよりカッコイイ北岳
shiranesanzan_2009_11_8_003.jpg

ここで初めて間ノ岳以南の展望が開け
南アルプスの核心部である塩見岳、荒川岳、赤石岳などが見渡せる。
また、これから目指す西農鳥岳方面を眺めると、一回大きくコルまで下り急尾根を上り返すのがわかり
「楽々尾根歩き」という訳にはいかない様である。

山頂部は人が多く落ち着かない為、少し南下したところで休憩
行動食のカロリーメイトなんぞを貪りつつ風景を楽しむと9時頃、西農鳥岳ヘ向け再出発だ。

間ノ岳下りより西農鳥岳を望む
shiranesanzan_2009_11_8_004.jpg

ガレた斜面を延々ジグを切りながら、1時間ほどの下りで農鳥小屋へ到着。
ここで水を購入し小休止すると、やはりガレた急斜面を一定ペース・ジグでゆるゆる登っていく。

11時過ぎ、ようやく稜線まで来ると、左手に西農鳥岳山頂部が見えるが
登山者で混雑しているようなのでここを右手へ、人の居ない静かな小ピークまで来ると休憩する。

西農鳥岳山頂付近より塩見岳(右)・荒川岳・赤石岳(中央奥)
shiranesanzan_2009_11_8_005.jpg

北方、来た道を振り返ると、間ノ岳のでっか~~い山体が鎮座、重厚な存在感である。
東方には、西農鳥岳・農鳥岳の向こうに富士山が浮かび上がっており、なかなか絵になる。

西農鳥岳(左)・平らな農鳥岳(右)
shiranesanzan_2009_11_8_006.jpg

Pの居る西農鳥岳ピークまでやって来ると、そこからいったん下り、静岡側から稜線下をトラバース
ザレの一上りで12時頃、農鳥岳へ着く。
山頂直下に落ち着いて休めそうなスペースがある為、そこで腰を落ち着けると大休憩、昼飯だ。

食パンに惣菜マヨネーズソースを塗りたくり、スライスチーズを乗っけてムシャムシャ喰らう。
雲海の向こうに連なる鳳凰三山や富士山などを眺めつつ、40分ほどひとしきり憩うと下山を開始。

西農鳥岳より、どっしりとした間ノ岳
shiranesanzan_2009_11_8_007.jpg

広河内岳とのコルまで下ると「大門沢下降点」、ここからは樹林帯・急斜面をただひたすら下る。
延々続く長い下りに疲労しつつも3時半頃、人でごった返す大門沢小屋へ着いた。

いんや~~~~  凄い数の人だ。 人密度・テント密度がハンパない。 
混んでいるだろうなぁ~~ っとは思っていたが、予想以上である。
上で味わった素晴らしい景色の数々がスポイルされかねない有様に、しばし閉口・・・・・・

整地された正規のテン場はどこも空いていない為、樹林帯の平らなスペースにテントを張る事とする。
こうなると2つ張るのも面倒なので、Pのテントのみ設営。 今夜は久しぶりにPと一緒に寝るハメに・・・
この後も続々と幕営装備の人が下りて来て、皆さん幕営スペースを探すのに必死であった。

「連休にメジャーな山へ登るのも考え物だな」 などとPと語りつつビールをグビリ
夕飯を済まし、残っていたウィスキーを飲み干すと7時過ぎ、早々に就寝した。


[3日目]
朝飯・テント撤収で6時前出発。黙々と2時間ほどの樹林帯下りで「発電所取水口」
ここから平坦なダート林道を淡々と進むと9時前、「南アルプス公園線」と合流
ちょうど広河原行のバスが停まっていた為すかさず乗車、終点広河原で乗り合いタクシーに乗り換え
10時半頃、予定より1時間以上も早く芦安駐車場へ着いたのだった。

人の多さには辟易したものの、初南アルプスとしては上出来
快晴の秋空の下、美しい風景と出会う事ができ満足である。 
次回は核心部である荒川三山辺りなんぞを歩いてみたいなぁ・・・・・




登山ブログランキング参加中です 左下の登山ボタンを「ぽちッ」と押してくれるとうれしいなあ~~
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ     あなたのその優しい「ぽちっ」がこのブログを支えています。
にほんブログ村



アルパインクライミングを目指す僕と友人P、その足がかりとして小川山岩登り講習を受けてきた。
そして惨敗してきた。

ビレイする友人P
2009ogawayama_002.jpg

軽快に登るガイドOさん
2009ogawayama_001.jpg

以前三ツ峠で初めて岩登りをした時に、人工壁(ジムクライミング)との勝手の違いを感じたのだが
今回改めてその違いを実感、岩に打ちのめされ、自分の無力さを思い知ったのだった。

「ホールドが探せない」「スメアリングが旨く効かせられない」 という
どうやら外岩初心者には、よくありがちらしい最初の壁にまんまとぶち当たったようである。

晩秋の小川山周辺の山
2009ogawayama_003.jpg

こんな体たらくでアルパインクライミング・マルチピッチどころではないので 
近いうちにクライミングギアを購入、グレードのゆる~~~い岩場を探し
まずは岩慣れする事から始めようと思う。

懸垂下降する友人P
2009ogawayama_004.jpg

ここをなんとか突破しない事には、より楽しい世界に足を踏み入れる事ができないのだ。
そう、「面倒臭い」に勝つ! のだ。


登山ブログランキング参加中です 左下の登山ボタンを「ぽちッ」と押してくれるとうれしいなあ~~
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ     あなたのその優しい「ぽちっ」がこのブログを支えています。
にほんブログ村



2009年9月20~21日 シルバーウィーク
秋の白峰三山縦走1日目 広河原八本歯のコル北岳北岳山荘 の模様です



[前日]

この秋の大型連休で登りたい山の候補として
(1) 奥穂高岳→西穂高岳 (2)荒川三山→赤石岳 (3)飯豊連峰 と3つの候補があった。
で、前日の週間天気予報から判断し、奥穂高岳→西穂高岳を歩こうという事に決める。

夕方5時30分頃、仕事を終えた友人Pの車で東京を出発。
首都高速に乗り中央環状線へ入ると、のっけから渋滞である。 恐るべし、シルバーウィーク!
今回は友人Pの休日に日程を合わせた為、もろにシルバーウィークと重なってしまったのだ。

なんだかこうしてキツイ渋滞にはまりながら、これから向かおうとしている奥穂高岳の事をふと考えると
「人気コースだけあって、もの凄っげ~~人が多くて、山でも渋滞するんだろうなあ~~・・・・」 とか
「奥穂高山荘のテン場、混んでて張れなかったらどうしよう~~・・・・・」 とか
なんだかネガティブな事ばかりが頭に浮かび、非常に憂鬱になってくる。

そもそもPは岩稜嫌いで、奥穂高岳→西穂高岳に関しては今ひとつ乗り気な感じでもない。
僕も僕で 「どうせなら一度も入った事のない山域へ行ってみたい」 という気持が強くなってきて
今夜の泊地である岡谷へ到着するまでには
南アルプスは白峰三山北岳間ノ岳農鳥岳)へ登ろうという事に、気持が固まっていたのだった。
(気分と天気次第で行き先を変えるのは、毎度の事である)


[1日目]

朝5時30分頃、岡谷のビジネスホテルを出発、岡谷インターから中央道へ乗る。
シルバーウィークとはいえ、上り方向だけあってさすがに空いている。

韮崎インターで降りると国道20号・国道52号・県道20号で、芦安へ。
南アルプス林道はマイカー規制をしている為ここで車を駐車し、登山口の広河原までバスで行くのだが
既に正規の駐車場は満車のようで、係員の指示に従い臨時駐車場へ車を停める。

臨時駐車場の一角に登山者が並んでおり、どうやらそこにバスが来る事になっているようだ。
(普段はこんなところにバスは停まってくれず、バス停まで相当歩かなければならないらしい。)
7時30頃、3台やってきたバスに、並んでいた登山者が分乗すると7時45分頃、バスは出発した。

芦安温泉を過ぎると急坂のワインディングを唸りながらバスは行く。これが噂の「夜叉神峠」か。
上り切ると「夜叉神峠駐車場」、ここは鳳凰三山の登山口としてよく利用されるところで
やはり満車状態である。どうやらここから先がマイカー通行止めとなっているようだ。

対向車のバス・乗り合いタクシーとの擦れ違いに苦労しながらゆっくり進み
8時50頃、ようやく「広河原」に到着した。 バスから降りると気持のよい快晴である。

広河原より北岳
kitadake2009_11_1_001.jpg

しばらく林道を引き返すと、左手に吊橋があるので、それを歩き野呂川を渡る。
右手に広河原山荘を見ながら、大樺沢沿いの登山道をゆるゆる歩いて行く。

歩き出して20分もすると白根御池小屋分岐、ここを左手「八本歯のコル」方面へ進む。
同じバスでやって来た人間が、ほぼ一斉に歩き出す為、登山者が多い。

1時間ほど樹林帯を歩くと休憩、沢の水を汲んでゴクゴク飲む。
基本的に沢筋を登っていくコース、水汲み放題でありがたい。

更に30分も歩き、右岸を辿るようになると視界が開けるようになり、北岳東壁が右手に見え出す。
おお~~~ あれが北岳バットレスかあ・・・・・・・

二俣辺りより北岳バットレス
kitadake2009_11_1_002.jpg

ここから傾斜がだんだんときつくなり始め、明瞭に高度を稼いでいく。
12時頃「二俣」の分岐に着き、背後を振り返ると地蔵岳・観音岳の白い頭が見える。
にしても天気が良い! 初秋の爽やかな気候、まったくガスる気配がない

「二俣」を過ぎ30分も歩くと、木の階段が連続し始め、踏み揚げに段々と足が重くなる。
イカン 乳酸がどんどん溜まっていく。

ふとバットレス方向を見ると、岩の下部にヘルメットを被った人の姿が
どうやらバットレスを攀じ登る人達のようだ。 「おお~~ ここから岩に取り付くのかあ~~」

団体さんで所々渋滞する階段・急登を詰めると1時40頃、尾根「八本歯のコル」へ出た。
人が多く落ち着かないので、八本歯の頭まで上り休憩する。

八本歯の頭より甲斐駒ケ岳kitadake2009_11_1_004.jpg

北岳バットレスが眼前にそびえ壮観な眺めだ。 北方には遠く甲斐駒ケ岳
南方には明日登る間ノ岳が望まれ、南アルプスにやって来たのだなあ~~っと改めて実感する。

八本歯の頭より北岳バットレス
kitadake2009_11_1_003.jpg

八本歯の頭と富士山
kitadake2009_11_1_005.jpg

風景を堪能したら出発、ここから北岳へ向け急斜面が続く。
北岳山荘への分岐となっている「北岳トラバース道分岐」を過ぎ、更に一上りで「吊尾根分岐」
ここで西方の展望が開け、仙丈岳が姿を現す。

北岳上りより仙丈岳kitadake2009_11_1_007.jpg

ここに荷物を置くと足取りも軽く、北岳へ向け最後の登りを開始
高度を上げる毎に存在感を増していく間ノ岳などを振り返りつつ急斜面を登りきると4時前
風も穏やかな北岳山頂へ着く。 
が、人が多く落ち着かないので更に5分ほどのアップダウンで、山頂北方のピークで休憩する。

北岳より甲斐駒ケ岳
kitadake2009_11_1_010.jpg

甲斐駒ケ岳の展望がきれいだ。 傾いた西日が山肌に陰影を付けており美しいコントラスト。
南方には甲府盆地の向こうに富士山がそびえ、南アルプスらしい風景である。
っかし最高の天気だ。 1日中晴れっぱなしなんてめったにない事で、なによりの贅沢だ。 感謝!!

北岳山頂部と富士山kitadake2009_11_1_008.jpg

北岳より鳳凰山
kitadake2009_11_1_009.jpg

十分憩ったら出発、上った道を引き返し再び「吊尾根分岐」まで下る。
ここで置いておいた荷物を改めて背負い、今夜の幕営地である北岳山荘までゆっくり下っていく。

北岳下りより間ノ岳kitadake2009_11_1_006.jpg

下りつつ背後を振り返ると、端整に突きあがる北岳が思っていた以上に険しく見え、なかなか美しい。
ウラシマツツジも色づいており、ここにはもう秋が訪れているようだ。
尾根を下りきると5時前、北岳山荘へ到着した。

意外にカッコイイ北岳を仰ぐ
kitadake2009_11_1_011.jpg

幕営の受付をしに山荘へ行くと、もの凄い人でごった返している。
入り口付近には「山荘宿泊の方、今日は一畳に3人となります、ご了承下さい」 ってな張り紙が
いやあ~~~  想像しただけでも恐ろしい状況だ・・・・・・

ここ、テン場が広いので、周りに誰も居ない場所を探すと、そこでのびのびテントを張る。
地面もフラットで言う事無しである。

アルファ米のカレーピラフ・カロリーメイト・たまごスープで飯を済まし、ちろっとジョニ黒(貰い物)を飲むと
8時頃、明日の快晴を信じ、寝袋にくるまった。

次回は、間ノ岳→西農鳥岳→農鳥岳→大門沢テン場→下山 の模様です。 お楽しみに!



[データ]

 登山日  2009年9月20日(1日目)
 入 山  午前9時00分
 テン場  午後17時00分
 人 数  2人
 服 装  半そでシャツ 中厚ズボン 長袖丸くびシャツ(夕方に装着)


登山ブログランキング参加中です 左下の登山ボタンを「ぽちッ」と押してくれるとうれしいなあ~~
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ     あなたのその優しい「ぽちっ」がこのブログを支えています。
にほんブログ村