北海道遠征登山第8弾 
2009年7月31日 大雪山裾合平チングルマ大花畑を散歩 の模様です。



チングルマの大群落の中散歩をしたくて、裾合平へ、オマケで北鎮岳・比布平・旭岳を歩いてきた。

エルニーニョ現象による天候不良で、ここ10日ほど何処へも登れず、キャンプ場でクサっていた。
ようやく晴れる予報がでたが、本当に晴れるのか、そしてチングルマはまだ咲いているのだろうか?
そしてこの10日間廃人の様な生活を続けたのだが、僕の足はちゃんと動くのだろうか?

朝4時、層雲峡のキャンプ場で起床、テントから出て空を見てみると各所に青空が覗いている。
やっと天気予報が当たったのか?
パンをコーンスープで流し込むと4時50分頃キャンプ場を出発する。

途中上川のセブンイレブンで山飯を調達(コンビニはやはりセブンイレブンに限るのだ!)
無料で通行できる旭川紋別道に乗り愛別インターで降りると、以前開拓した最短ルートで
当麻・東川と、霧の中走り抜ける。

旭岳温泉へ向け、忠別ダム辺りまで来るとようやく霧を抜けたようで、久々に快晴の青空が広がる。
よしよし!!!

6時20分頃、ようやく旭岳ロープウェイの駐車場へ到着。
はやる気持ちを抑えつつ着替え・荷済みを終えると、ロープウェイ乗り場へ。15分間隔の運転のようで
6時30分初が行ってしまったばかりだ。で、暫く待つと6時45分初のロープウェイへ乗り込む。

高度を上げるに従って、十勝連峰暑寒別岳など、次々に周囲の山々が見えてくる。
雲上に頂を出す山々に見とれていると8分ほどで姿見駅へ着く。

いつガスが上がってくるとも限らないので、まず何はさておき今回の目的地である裾合平を目指す。
旭岳の北西、ほぼアップダウンの無い裾野道を、風景を味わいつつゆっくり歩く。

逆光に浮かぶ旭岳のシルエット
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逆光に照らされる旭岳、進行方向には安足間・当麻の稜線、振り返ると十勝連峰が見え
爽やかな朝の日差しの中、風景も生き生きしている素晴らしい時間帯だ。

チングルマ綿毛の向こうに当麻・安足間の尾根
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きれいに並ぶ十勝連峰
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1時間も歩くと当麻乗越との分岐
ここを右に折れると、いよいよチングルマの大群落である裾合平が始まる。

裾合平手前より旭岳
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が、裾合平へ入って暫くは、既に盛りを過ぎているであろう、
元気の無い葉の落ちたチングルマが目に付く。はやり最盛期は1週間ほど過ぎているようだ。

しかし広大な裾合平の事、木道を5分も歩いて行くと、なんとか頑張って咲いている群落が
そこかしこに見え始めるようにになる!!  良かった ギリギリ間に合ったようだ。

いんや~~~~~ 旭岳・熊ケ岳を後ろにし、広大に展開するチングルマ畑は圧巻である!!!
随所に花畑を抱える大雪山の中でも、これほどの大群落は類を見ない。
コザクラツガザクラも淡い彩りを添え、この極楽風景を引き立たせてくれる。

咲きまくるチングルマの向こうに旭岳
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広大に拡がるチングルマ畑
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夢中でシャッターを切りながら、ゆ~っくり・ゆ~っくり花畑の只中を散歩して行く。幸せだ・・・・・・・・
都合により一足先に帰った友人Pも、この風景を見たかった筈なのだ。

彩を添えるエゾコザクラsusoaidaira2009_9_27_007.jpg

1時間ほども風景に耽溺しながら歩くと、雲上の楽天地「裾合平」もいよいよ途切れた。
幸せいっぱいの極楽散歩もここでいったん終了。

たいした予定を立てずにここまで歩いてきたが、とりあえずお鉢平へ向け歩いていこう。

途中、中岳温泉手前の沢筋まで来ると、ちょっとしたエゾノリュウキンカの群生地があった。
裾合平では、既に落花した株をいくつも見たのだが、こんなところにまだ咲いていたとは。

沢沿いに咲くエゾノリュウキンカ
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中岳温泉で足湯を楽しむ登山者を後に、ここからようやく高度を上げていく。
安足間岳・比布岳・北鎮岳などを左手に望みつつ礫地を上りきると、お鉢平の外輪へいったん出る。

間宮岳・旭岳方面 沸きあがりつつあるガス
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ここを右へ進むと間宮岳・旭岳方面へ、左へ進むと北鎮岳・黒岳方面なのだが、どうしようか・・・
まだ時間早いしなぁ~~~  でもちょっとガス上がってきてるしなぁ~~~  う~~~っむ・・・・・・・・

北鎮岳方面は比較的ガスが上がってきておらず、日が射している部分も多いように見えるし
それに、比布平のお花畑の様子を見たい事もあり、とりあえず左へ進む事とする。

まず、お鉢平沿いの礫地を中岳へ向け上っていく。先日来た時はタカネスミレが随所に見られたのだが
既に姿は無く、今はイワブクロメアカンキンバイなどがそこかしかに咲いている。
さすがは花の大雪山、なにかしら楽しませてくれるなぁ~~。

御鉢の周りに咲くイワブクロ
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礫地に咲くメアカンキンバイ
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平坦な中岳を過ぎいったん下り上り返すと北鎮岳分岐。ここを左へ、ザレ地を10分ほど上ると
11時頃、北海道第2の標高である北鎮岳山頂へあっけなく着く。

眼前には比布岳を真ん中に、左に永山岳、右には鋭い山容の愛別岳がきれいに連なっている。
お鉢平方面はガス・雲により展望が利かないが、晴れた日にはトムラウシまで望める筈である。

北鎮岳山頂より比布岳方面
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暫しの休憩の後、目的地である比布平へ向け、ザレ地を鋸岳方面へ下っていく。
恐竜の背中のような鋸岳は山頂を経由する事なく南面をトラバースする。旭岳方面の展望が良い。

最低コルまで下ると、ここから比布岳へかけてお花畑が広がっており、比布平と呼ぶ。

が、う~~~む、10日ほどは遅かったか。
予想通り、ほぼ最盛期を過ぎており、南面のチングルマなどは全滅に近い。
しかし北面のツガザクラチングルマは比較的元気で、日が射すとキラキラ輝いてきれいである。

比布平北面のチングルマ畑
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このまま比布岳までは登ろうかとも思ったのだが、ガスが増えてきた事・時間も遅い事、で止め
ここらの岩場に腰掛けて、昼食を喰らう事とする。

飯を食ってしまうと12時20分頃、再びお鉢平方面へ向け出発。
北鎮岳・中岳と通り過ぎるが、どうやって姿見駅まで戻ってやろうかなぁ~~~・・・・・

再び裾合平経由で帰るのも芸が無いしなぁ~~  かといって旭岳はどんどんガスってきてるしなぁ~~
比布岳から当麻乗越経由で帰るべきだったかなぁ~~

っと ウジウジ考えていたのが
今シーズンの天候不良、これがこの夏最後の北海道登山になるかもしれない とも思っていたので
せっかくだから北海道最高峰を踏んで帰ろうじゃあないか」  旭岳経由で帰る事とする。

お鉢外輪の緩やかな斜面をゆるゆる上ると、いったん間宮岳で休憩。
熊ケ岳を右手に眺めながら、荒涼とした礫地を下りきると、旭岳・後旭岳のコルへ到着。
ここから旭岳への最後の上りが始まる。

暫くは、例年遅くまで残る雪渓を上って行くが、7月末という事もあり、すぐ雪渓も途切れる。
あとはひたすらザレた急斜面をえっちらほっちら上って行くと、3時頃旭岳山頂へ着く。

時折ガスの切れ目からお鉢平方面が望めるものの、南方の化雲岳・トムラウシ方面は全く見えない。
いままで旭岳に登った中では一番コンディションが悪い。

それにしても静かな山頂だ。
時間が遅いという事もあり、僕以外は誰も居ない。ただ風の音が聞こえるのみである。

10分ほども休むと、下山を開始。ザレて滑りやすい斜面をグングン下りて行く。
1時間ほどで「姿見の池」まで下ってくると、ちょうどガスが切れて旭岳の山体が姿を見せてくれた。

ガスの切れ目から姿を現した旭岳
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で、4時30分頃「姿見駅」へ到着すると、45分発のロープウェイで下界まで戻ったのだった。

久しぶりの登山だというのに、なんだかんだで結構歩いてしまった。
「これが北海道最後かも」という気持と、いままでの「うっぷん」が僕を歩かせ続けた登山であった。

「比布平の花畑は最盛期を過ぎていた」り、「旭岳はガスった」りしたものの
「快晴の裾合平でチングルマの花畑を散歩する」という目的は果たせたので、まあ良しとしよう!!!


北海道の写真コチラからどうぞ



[データ]

 登山日  2009年7月31日
 入 山  午前7時00分
 下 山  午後16時30分
 人 数  1人
 服 装  半そでシャツ 夏用ズボン


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北海道遠征登山第7弾 2009年7月20日 日高山脈は十勝幌尻岳登山の模様です。



前日の天気予報によると大雪山周辺の天気は芳しくなく、十勝地方の天気が良いとの事だったので
日高山脈の中にあり、沢遡行の無い登山道の開かれている十勝幌尻岳へ登ろうという事になった。
ガイド本によると、日高山脈の主だった山々が展望できるとある。

朝3時層雲峡のキャンプ場で起床、朝食・準備を済ますと4時頃、遠路帯広方面を目指し出発。
(天気予報に翻弄され、何回こんな事をやっているのだろうか?)

帯広が近づくにつれ日高山脈の連なりが見えてくる。
若干山頂部に雲がかかっているが、大丈夫なのか?  早速不安になる僕であった・・・

帯広を過ぎ、十勝平野らしい田園地帯へ来ると霧の中、八千代辺りまでくるとすっかり霧も晴れ
青空である。山塊に近づき過ぎた為、もはや山頂部は見えず、雲やガスの状況は把握できない。
相変わらず不安な僕であった・・・

川西発電所を過ぎると「十勝幌尻岳」の看板に従い右折、戸蔦別川沿いのダート道となる。
開放されているゲートを過ぎ暫く走ると、左へ枝分かれする林道があり「オピリネップ林道」との表示。
特に「十勝幌尻岳」との表示は無いが、ガイド本によるとどうやらこの道を行くようなので、ここを左折。

終点まで走ると7時10分頃、登山道入り口に着いた。既に4~5台車が停まっている。
とっとと荷済みを済ますと7時20分頃、十勝幌尻岳へ向けゆるゆると歩き始める。

暫く作業道跡を歩くとオピリネップ川と合流、ここ数日の雨でかなりの水量がある。
数回沢を渡るが、丸太橋が架かっていたり、水位の浅い箇所を渡ったりで問題なく通過。
1時間ほど沢沿いに気持ちよく歩くと尾根へ取り付く。

オピリネップ川
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最初はジグに進むが、じき直登気味の急斜面となる。
笹刈り道からダケカンバ、ハイマツ帯へと様相を変えていくが、展望はほぼ開ける事は無く
単調で変化に乏しい退屈な歩行が続く。

登山道より十勝平野tokachiporoshiridake002.jpg

尾根取り付きから2時間ほどで肩へ出ると、ようやく樹間から戸蔦別岳幌尻岳が見える。
最後ハイマツ帯の一上りで10時過ぎ、十勝幌尻岳へ到着する。

雲が多少多く、今ひとつ空が青くないながらも、未だガスっていないようで一安心。
日高の山はよく分からないので伏美岳の時と同様、地図を広げすぐに山座同定する。

どれどれ カムイエクウチカウシ・エサオマントッタベツ・戸蔦別岳・幌尻岳 っと・・・
はるほど、北日高の名だたる山々や、その山々に抱かれるカールを遠望する事ができるようだ。
なるほど なるほど・・・   ほ~~~~・・・・・・・

十勝幌尻岳山頂より幌尻岳方面
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う~~~~~~む・・・・・・・・・・・・・・・     「何が」とは言えないのだが
なんだか僕には今ひとつ腑に落ちない景色のようで、10分ほどで飽きてしまうのだった。
やっ、なんだか遠くには、本来登りたかった大雪の山々がクッキリ見えているのが更に恨めしいぞ!

まっ結局、主尾根の核心部に足を踏み入れてみなければ
日高山脈の醍醐味・素晴らしさの一端すら味わう事など出来ないという事か・・・・・
近い将来、行って確かめなければなるまい。

そのまま風景に没頭する事なく早々に下山を開始、1時30分頃登山口へ戻った。

で、伏美岳の時と同様
遠路層雲峡まで戻る帰路、青空の下そびえる大雪山を、恨みがましく見つめる僕らであった。
う~~~む・・・・・ 気象庁め!! 翌日の天気すら当てる事ができないのかっ!!!



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北海道遠征登山第6弾
2009年7月16日・17日 石狩岳音更山縦走登山 たまらん大展望を満喫 の模様です



[プロローグ]
前日の天気予報では十勝地方の天気が良く、大雪山周辺の予報がかんばしくない為
予てから行きたかった石狩岳を先送り、日高山脈は十勝幌尻岳へ登ろうという事になった。

朝3時層雲峡のキャンプ場で起床
先日の伏美岳の時と同様、国道273号で遠路帯広方面へ、4時頃出発する。

1時間ほどで「道の駅ピア21しほろ」に着くと、天気予報の更新時間なので携帯サイトでチェック
とどうだ、思ったより天候の回復が早いようで、明日の大雪山周辺の天気予報が好転しているのだ。

暫しの葛藤の後、「戻って石狩連峰へ入ろう」という事に決定。
まったく、朝3時から起きてごくろうな事である。相変わらず天気予報に振り回される僕等であった。

大雪山の中でも「東大雪」と呼ばれる山域に位置する、石狩岳音更山などからなる石狩連峰
是非登ってみたいと思っていたのだが、なかなか天候が安定せず
テント場ブヨ沼での敗退、準備段階での敗退も含めると、3度敗退しており未だ歩いていなかった。

いったん層雲峡のキャンプ場まで戻ると、雨は止んでいるのだが風が強い。
気圧の谷の通過に伴い、前日から荒れ気味の天候だったのが、夕方からは風も弱まるらしいとの事。

11時更新の天気予報でも「今日は曇り後晴れ」・「明日は晴れ時々曇り」なので
石狩連峰へ入る事を改めて決定する。

70リットルザックへ幕営装備を積めると12時30分頃出発、途中層雲峡のセイコーマートで飯を食い
1時40分頃、大雪湖側のユニ石狩岳登山口へ着く。

にしてもとても風が強い。上空を見ても雲の流れがメチャメチャ速いのが分かる。
非っ常~~~~~~~~~に山に入りたくない天候である。
で、ここで躊躇 「行くべきか、行かざるべきか」 友人Pとお互い黙って考え込む。

夕方になれば風も弱まる予報も出ている。かなり面倒ではあるが今行かずしていつ行くのだ。
という事で午後2時30分、テンションの低い状態で出発したのだった。

[1日目]
ユニ石狩川の水量が非常に多い。ここ最近の大雨の影響だろう。
まず緩斜面の樹林帯でゆっくり高度を上げていく。
場所によって風が強いところと、全く吹いていない所があるが、稜線部はどうなっているのだろうか。

30分ほどで沢沿いのロックガーデンへ、幕営装備という事もあり慎重にバランスを取り歩いて行く。
ロックガーデンを過ぎるとハイマツ帯、ここをいったん登りきると4時頃「十石峠」へ出た。

十石への上りよりユニ石狩岳
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昨日からの風で空が澄んでおり、風景がとても鮮明だ。
直ぐ近くに、雲を被ったニペソツ山ウペペサンケ山が、広大な樹林原野の只中、そこに在る。
遠く日高山脈・阿寒岳も望め、身が清まるような素晴らしい風景だ。
心配していた風も思ったより強くなく一安心である。やっぱり来て良かった・・・・・

十石峠辺りより石狩連峰方面
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ここから1時間ほどのハイマツ帯のアップダウンで、ブヨ沼手前の小ピークに到着。
さきほどまで被っていた雲も取れ、ニペソツの尖った山頂部がくっきり見えている。 きれいだ・・・

小ピークからニペソツ山・ウペペサンケ山
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昨年来た時は、張り出すハイマツのトンネルをくぐって進んだものだったが
今年は枝を切り整備したようで、ここまでは非常に歩きやすい。

更に5分ほど下ると今夜の幕営地「ブヨ沼」に着く。ここ幕営可能スペースが狭く、2~3張がやっとだ。
この日は誰も居ない為僕らが占領 各々テントを張ってしまうともう6時過ぎであった。

ようやく治まったと思った風が再び吹き始め、時折テントを激しく揺さぶる。
夕食を済まし友人Pのテントで静かに酒を飲むと、8時30頃明日の快晴を祈りつつ就寝した。


[2日目]
夜11時30頃、Pが小便に立つ音で目が覚める。
で、再び眠ろうと思ったら何やら物音がするのだ。
「ざっ ざっ ざっ ざっ ざっ」 「がさっ がさっ がさっ がさっ がさっ」 んっ・・・・? なんの音だ?

何やら硬いもので地面を踏みしめるような足音と、盛んにササを揺らすような音が聞こえる。
キツネではないな  っという事はまさかか!!!  いやっ まさかそんな事はないだろう!!

熊撃退スプレーを握り締めると、まんじりともせずテント内で硬直する。
かなりしつこく周辺をウロウロしているようで、いつまでも何かが動く物音が聞こえるのだ。

15分ほどもそういう状況が続いただろうか? ようやく去って行ったようで物音が消えた。
完全に目が覚めてしまい眠る事ができないでいると、隣のPのテントからは「いびき」が聞こえる。
「なんて能天気なやつだ!!!」 っと思いつつ、うつらうつら 再び3時前には目覚めてしまった。
(後でPに聞いた所、この物音の正体は鹿だったらしい。
それを知っていたPはどうりでいびきをかいて寝ていた筈だ。)

外へ出て空を見上げて見ると星がでている。 「頼む、このまま晴れてくれ!!」 っと切に願う。
湯を沸かし先ずはコーヒーで体を温め、アルファ米五目飯を食ってしまうとテント撤収を開始。

ユニ石狩岳の方の空が赤くなり始め、良い感じになってきた。
っと思ったら薄っすらガスが昇り始めてくるではないか!! また敗退してしまうのか??

携帯トイレで大便を済ますと(こういう時に限ってなぜこんなに出るのか!!!)
5時頃撤収完了、簡易ナップザックに必要なものを詰めると、ブヨ沢へ下り水を汲む。

とりあえず天気予報を確認したいのだが当然携帯電話は圏外
ラジオも6時前にならないと天気予報をやらない為まず前進し、6時前になったら天気予報を聴こう
という事で、70㍑ザックに詰めた幕営装備一式をデポすると、5時30頃ブヨ沼を出発した。

まずはハイマツ帯をゆっくり登り高度を上げていく。
どうやら心配していたガスも一時的なものだったようで、朝の凛とした空気が心地良い。

高度を上げ視界が開けてくると、ニペソツ山、これから目指す石狩岳の堂々とした姿などが
昨日からの澄んだ空に鮮明に映え、一気に気分が高まってくる。

ブヨ沼からの上りより石狩岳
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朝陽浴びるニペソツ山・ウペペサンケ山
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その美しい風景に独り 「たまらんっ・・」「たまらんっ・・」とつぶやきつつ、幸せに浸り上っていくと
5時50分頃、音更山手前の小ピークに最高潮のテンションで立つ。

全方向360度、何処を眺めても素晴らしい・・・・・・・・・・
眼前には石狩岳・音更山の貫禄のある山体が、南には深い樹林原野を抱えるニペソツ山が
北にはニセイカウシュッペ・丸山など北大雪の山々が逆光に連なり、屏風絵の様である。

小ピークより音更山を仰ぐ
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屏風絵の北大雪山方面
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風景に見とれつつラジオの天気予報を聴くと「日中晴れ」の予報が もう迷う事はない。
気持ちも新たに、とりあえず音更山を目指し出発だ。

いったんコルまで下り高度を下げると
音更山山頂へ向け、ガレ気味路面のハイマツの尾根をほぼ直登でぐんぐん高度を上げていく。

音更への上りより石狩岳
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斜面が緩やかになる頃には礫地となり
山頂に近づくにつれ徐々に前方の視界が開けてくると、ここで「表大雪」の山塊がようやく姿を現す。
旭岳白雲岳お鉢平周辺の山々高根ケ原が、雪渓模様も美しく鮮やかに鎮座している。

山頂に近づき更に視界が開けると、トムラウシ山十勝連峰までも望まれ
「ぅお~~  すっげ~~~~!!」 なんて歓声を上げている内に、7時頃音更山山頂へ着く。

音更山直下より表大雪の山々
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凄い風景だ
旭岳・高根ケ原・トムラウシ・十勝連峰と連なる表大雪の山々を一望の下である。
これほど近距離で表大雪の主要な山々を望める山は、石狩連峰以外無いのではないだろうか。

そして圧巻は、眼前に展開する石狩岳の姿である。
懐の深い堂々とした威厳あるその山体は、大雪山の中でもひときわ存在感あるものだと思う。
背後にそびえるニペソツ山との対比がとっても絵になる。

音更山山頂より威厳ある石狩岳
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ここでも最高潮のテンション、幸せに浸りつつ景色を堪能する、 来た甲斐があったなあ・・・・
さあ、石狩岳へ楽しい散歩を続けよう!!
まずはロックガーデンを暫く下るとハイマツ帯
最低コルの手前にツガザクラが咲いており、陽の光を浴びキラキラ光っている。

キラキラ光るエゾノツガザクラ
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左手からシュナイダーコースが合流してくると、石狩岳山頂へ向け最後の上りが始まる。急な直登だが斜面にはチシマノキンバイハクサンイチゲチングルマなどが彩りを沿え、良い励みとなる。
石狩連峰に花は期待していなかったのだが、どうしてなかなか良いではないか!

斜面に咲くチシマノキンバイ
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最後まで斜度緩む事なく登りきると9時過ぎ、石狩岳山頂に立つ。

ここもやはり表大雪山の眺望が素晴らしい。
音更山から多少南下した為、よりトムラウシ山十勝連峰が近くに感じられる。

石狩岳山頂よりトムラウシ・十勝連峰方面ishikaridake2009_9_13_013.jpg

山頂木杭から少し南下、1967mピーク(石狩岳山頂部より高い!)まで来ると
小石狩岳川上岳・ニペの耳などが見え、沼ノ原方面へと足跡が続いているのが分かる。

暫くぼけ~~っと風景に耽溺していると
だんだんとガスが沸き始めてきて、ニペソツ山などは完全にその山頂部を覆われてしまった。
まだ9時過ぎだと言うのに、ガス上がるの早いなあ~~~~。

1967mピーク辺りより川上岳・ニペの耳方面
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まあ、 石狩岳山頂まで続いてくれた快晴の天気に、なにより感謝・感謝である。
過去3度の敗退を全て帳消しにしてくれる
素晴らしい風景の数々と出会う事ができて最っ高だったなあ~~~~~~  ありがとう!

っとここで安心してはいけない。  そう、まだ長い下りが僕らを待っている。
で、10時過ぎまで風景を十分堪能・満足した後、下山を開始する事とした。

あとは来た道を引き返すと、ブヨ沼で70リットルザックを回収・背負い、2時30分頃登山口へ戻った。



僕らがブヨ沼に泊まった日、トムラウシ山・美瑛岳で合計10人が亡くなる遭難が発生していた。
気圧の谷の通過に伴うおりからの暴風で動けなくなり、低体温症になったとの事だ。

石狩岳登頂当日、トムラウシ山周辺では捜索の為か、多くのヘリコプターが飛んでいた。
ラジオで遭難の事実を知っていた僕らは、暗澹たる思いでただそれを眺めた。

山頂で僕が味わった幸せな想い・目の前に広がるどこまでも清々しい山岳風景に
昨日大雪山を覆った厳しい自然との対比を感じずにはいられなかった。


北海道の写真コチラからどうぞ



[データ]

 登山日  2009年7月16日・17日
 入 山  16日午後2時30分
 下 山  17日午後2時30分
 人 数  2人
 服 装  行動時:半そでシャツ 夏用ズボン
       就寝時:厚手の下着 長袖シャツ 襟付きフリース


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2009年7月14日北海道遠征登山第5弾 日高山脈伏美岳登山の模様です。



僕は登山する前日・当日の朝と、登る山周辺の天気予報をチェックする。
曇り・雨はもちろんの事、晴れベースの予報がでていなければ、基本的にはその山へは登らない。
晴天・青空の山岳風景に出会う事が目的だからだ。(予測不能のガスが悩みのタネだ)

前日の天気予報では、登りたい山域の予報は概ね曇りベースだったので
この日は登山するつもりもなくゆっくり眠り、朝6時30分頃層雲峡のキャンプ場で起床した。

朝飯などを食いつつラジオを聴いていると、「帯広は快晴です」なんて言っているではないか。
携帯電話サイトで天気予報をチェックすると「十勝地方(帯広)晴れ」の予報へ上方修正している。

最も登りたい大雪山周辺は「曇り後時々晴れ」と言う事なので
より快晴の期待できる十勝地方の山をガイド本で物色
ワイルドな日高山脈にあって、沢を遡上しなくても手軽に登れる伏美岳へ登る事とする。

8時層雲峡を出発、国道273号を三国峠方面へ、遠路帯広方面へ車を走らす。
層雲峡のキャンプ場はどん曇りだったのだが、間もなく「銀河トンネル」を抜けるとどうだ、
雲間から青空が覗いている。

で、大雪高原温泉への分岐辺りまで来ると、緑岳・高根ケ原方面が青空にくっきりと見えているのだ。
「これは伏美岳に登っている場合じゃないぞ!」 という事で急遽方向転換
緑岳への登山口である大雪高原温泉へ車を向ける。

ところが暫く林道を走っていると、上空に何やら不穏な雲がプカプカと
僕は先日のお鉢廻りの時のガスりが、友人Pはニペソツ山でのガスりが頭をよぎる。
そもそもついさっきの天気予報では、「曇り後時々晴れ」 って言ってたよなあ~~~~
「帯広は快晴です」 なんって言ってたよなあ~~~~

っと、天気予報に振り回されるお約束の悩ましい葛藤の後、「やっぱり伏美岳へ行こう」と言う事になり
再び方向転換、国道273号まで戻ると帯広方面へ車を向ける。

途中三国峠パーキングに立ち寄ると東大雪のニペソツ山・ウペペサンケ山がきれいに見えている。
十勝三又辺りからは石狩連峰も見えているのだ。
これら快晴の山々を振り切って僕等は伏美岳を目指す。これで本当にいいのだろうか・・・・・・・?

三国峠よりニペソツ・ウペペサンケ山
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右往左往したおかげで遅くなってしまい、結局11時40分頃伏美岳の登山口へ到着
荷済み・着替えを済ますと12時前、伏美岳へ向けゆるゆると歩き出す。
日帰り登山なのに、こんなに遅く登り始めた事があっただろうか・・・

ここ、何年か前の9月初旬に登った事があり、その時はガスでどうしようもなかったのだが
日高山脈の展望台として知られる山なのだ。今回はどうか・・・

展望の利かない樹林帯笹刈り道を、直登を交えつつただただ淡々と登る。変化に乏しく飽きる道だ。
高度を上げると樹間から帯広平野が見えてくるが、山頂方面を仰ぐと何やら不穏な雲が・・・・・
ここまで来てガスるのか!!  あれだけ快晴の山々をスルーした挙句ガスるのだろうか!!!

山頂間近ハイマツ帯へまで来ると、虫の大群が全身にまとわり付き、目の中に突っ込んでくる。
薄目で何とかしのぎながら登りきると2時頃、虫の多い伏美岳山頂へ到着

ぎりぎりガスらずに済んで、ホッと一安心。
日高山脈の山々を望むのがこれが初めてなので、とりあえず地図を広げ山座同定を。

「あのガスのかかり始めたとんがったのが戸蔦別岳か、とするとその右の平らなやつが北戸蔦別岳だ、
って事は戸蔦別岳の奥でガスに覆われているのが幌尻岳だな」
「正面に見えている懐の深いのがエサオマントッタベツ
とするとその左の存在感のあるやつが札内岳だな」

伏美岳山頂よりエサオマントッタベツ・札内岳方面
fushimidake2009_9_6_003.jpg

初めて見る日高山脈と言うこともあり新鮮で、ガスが多いながらも、まあなかなかの展望である。
「主脈の尾根を歩いて名だたる山を眼前に望んで見たい」、と微かに思わせてくれる風景ではあった。

ガス湧く妙敷山方面の尾根fushimidake2009_9_6_002.jpg

急尾根の直登・やぶこぎ・水場なし・長い林道歩き・沢遡行などを強いられる日高山脈の事
それなりの経験・体力が必要となるのだろう、しかしそれに見合った風景がそこにはあるのだろうか・・?
そう、行ってみなけりゃ分からない。

1時間ほど展望を味わった後下山を開始、4時30分頃登山口までもどった。

で、遠路層雲峡まで戻る帰路、雲一つ無い大雪の山々が夕簿の空にそびえているのだった。
う~~~む・・・・・ 気象庁め!!   なんか恨めしい~~~~~・・・・・・・・・・・・・・・・・・



[データ]

 登山日  2009年7月14日
 入 山  午後12時00分
 下 山  午後16時30分
 人 数  2人
 服 装  半そでシャツ 夏用ズボン


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2009年7月12日北海道遠征登山第4弾 大雪山登山 銀泉台・層雲峡 花畑散歩縦走の模様です



北海道遠征登山第4弾として、大雪山赤岳北海岳間宮岳黒岳などを散歩して来た。
当然の事ながら、高山植物咲き誇る楽園風景を望んでの登山である。
銀泉台や層雲峡から入り、大雪山お鉢平周辺の山々に登るのは、これで何度目だろうか。

朝4時頃、層雲峡のキャンプ場で起床。
昨夜の天気予報では上川(旭川)地方より、留萌地方の方が良い予報がでていた為
北海道上陸後すぐ登る予定だった、暑寒別岳へ登ろうかと思っていたのだが
大雪山黒岳方面を仰いで見ると雲が薄くなっており、このまま晴れそうな気がしたので
急遽、大雪山に入る事とする。

5時20分頃キャンプ場を出発
途中セブンイレブン(コンビニはやはりセブンイレブンに限るのだ!)で山飯を調達すると
層雲峡の無料駐車場に車を停め、歩いてバスターミナルへ、6時02分発銀泉台行きのバスに乗る。
日曜という事で結構登山者が乗っており、座る事ができない。

50分ほどバスに揺られると銀泉台に到着、身支度を整え7時頃赤岳へ向けゆるゆると歩き出した。
第1・2花苑、第1・2雪渓と通り過ぎるも、残雪が豊富で顕著な花畑は見られない。

1時間も歩くと駒草平へ到着、群生するコマクサを眺めつつ休憩する。
大雪山では至る所でコマクサが見られる為、「高山植物の女王コマクサ」もありがたみには欠けるのだ。
山頂方面を見やると、うっすらかかっていたガスも晴れつつあり、期待感が高まってくる。

駒草平のコマクサ
ginsendai_souunkyou2009_9_6_002.jpg

駒草平のキバナシオガマ
ginsendai_souunkyou2009_9_6_001.jpg

駒草平からいったん少し下ると第3雪渓の上りとなり、残雪を踏みしめつつ一定ペースで淡々と上る。
第3雪渓を上り切り、平坦地を歩いているとちらほら花々が見られるようになる。
シーズンには斜面を彩るツガザクラは未だ殆ど咲いていないが、キバナシャクナゲが元気である。

花に見とれながら歩くとやがて第4雪渓
ここを上りきると礫地の緩斜面となり、タカネスミレが多く見られるようになる。
礫地を5分も歩くと9時過ぎ、丘の上に大岩が積み重なった体の赤岳山頂へ到着する。

大岩によじ登ると、お鉢平方面の大パノラマ風景が拡がっており、北鎮岳「白鳥の雪渓」がきれいだ。
天候の兼ね合いだろう、今年は緑色が鮮やかで、緑と雪渓のコントラストがいかにも夏山らしい。

赤岳より北鎮岳方面
ginsendai_souunkyou2009_9_6_003.jpg

が、20分程も憩っていると南方より濃いガスが上がってくるではないか。実にいや~~な感じである。
これ以上雲が上がってこない事を祈りつつ、とりあえず白雲岳へ向け出発する。

赤岳山頂付近より白雲岳
ginsendai_souunkyou2009_9_6_004.jpg

平坦な礫地をゆっくり歩いていると、礫地特有の花々が多く見られる。
少し時期が過ぎたホソバノウルップソウキバナシオガマ
大雪山でもここでしか見られないというチョウノスケソウ(パッと見チングルマ)を眺めながらの散歩道だ。

暫し気持ちよく歩いていたのだが、平坦な小泉岳を通り過ぎる頃には危惧していた雲が沸き出し
南方トムラウシ方面はガスの為、まったく望む事ができない有様となる。
お鉢平方面や、目指す白雲岳にもガスが流れ込み始めたのでいったん待機、ガスが晴れる事を念じ
白雲分岐手前で粘ってみる事とする。

日差しも遮られ、時折吹く冷たい風に晒されつつ、膝を抱え体を丸ませ30分程も粘ってみたのだが
ますますガスが濃くなる一方なので白雲岳はスルーする事とする。
ちなみに快晴の白雲岳からはこんなに素晴らしい風景を望む事ができる。

白雲岳より遠くトムラウシ・十勝連峰方面(2007年7月撮影)
ginsendai_souunkyou2009_9_6_010.jpg

白雲分岐から北海岳へ向け歩きだすと、直ぐに顕著な花畑となっており
チングルマ・コザクラ・ハクサンイチゲなど高山植物の王道がそこかしこに見られるようになる。
ガスの切れ目から日差しが差し込むタイミングを待ち、パチリパチリと暫し撮影に興じる。

急いで歩いてもガスが切れる訳ではないのでゆっくり花々を鑑賞の後再出発。
平坦地に残る雪渓を越えると礫地の緩斜面を下る。
晴れていれば、ここからトムラウシ十勝連峰が美しく望める筈である。

北海岳へ向け上りが始まる辺りも顕著な花畑となっている為、ここで昼食を喰らう事にする。
ますます濃くなっていくガスに希望が持てず、テンション↓である。

休憩後10分も上ると北海岳、お鉢平の稜線へ出た。
ガスの為、眼下に展開している筈のお鉢平大パノラマ風景は霞んでおり、殆ど望む事ができない。

ここを右回り、北海沢経由で歩いた方が早く層雲峡へ下れるのだが
時間の経過とともに、ひょっとしたらこの後ガスが切れるのではないかと、いちるの望みにすがり
ここを左回り、より時間のかかる間宮岳経由で歩く事とする。

ガスの中いったん下ると間宮岳へ向け礫地を上る。日曜という事もあり、次々に登山者とすれ違う。

地面を見ながら黙々と上っていると、なにやら前方に黄色い群落が
登山道の両サイドにタカネスミレが咲きまくっているのだ。

間宮岳周辺を黄色く染めるタカネスミレ
ginsendai_souunkyou2009_9_6_005.jpg

間宮岳周辺のタカネスミレの群落は有名らしいのだが
そんな事をまったく知らなかった僕は、予期しない風景に出会えて嬉しくなってしまった。

で、間宮岳を過ぎ、中岳分岐~中岳と淡々と稜線を歩いていると、時折ガスに切れ目が生じ始め
お鉢平や、前方に北鎮岳が顔を覗かせるようになるのだ。
「これ、ひょっとしたらこのまま晴れるのか!!」

と、テンションも上がりながら北鎮分岐に着く頃にはすっかりガスも切れ、青空・お日様
眼下にお鉢平が明瞭に見え始める。  こんな事もあるんだな・・・・・

ガスが切れ姿を表す御鉢平
ginsendai_souunkyou2009_9_6_006.jpg

ここから黒岳石室にかけての平坦な高原地帯を「雲ノ平」と言い、大お花畑が広がっているのだ。
「雲ノ平」到着に合わせるように晴れてくれるとは、粋な計らいにも程があるぞ 大雪山!!!

キバナシャクナゲツガザクラチングルマの大群落である。
まったくもってたまらん極楽散歩道 次々に展開する美しい風景に見とれ、歩みが進まない。
やっぱり大雪山ってすっげ~~~~~~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!

雲ノ平 エゾノツガザクラの群落
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雲ノ平 キバナシャクナゲの群落
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幸せに包まれながら花畑を歩き、黒岳へ着く頃には夕簿。
雲まとう凌雲岳・上川岳が逆光に浮かびあがり荘厳な雰囲気である。

黒岳より北海岳・間宮岳方面
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美しい風景を見せてくれた大雪山・お日様に、いわれようのない感謝を思う黒岳山頂だった。
ありがとう


北海道の写真コチラからどうぞ



[データ]

 登山日  2009年7月12日
 入 山  午前7時00分
 下 山  午後17時00分
 人 数  1人
 服 装  半そでシャツ 夏用ズボン


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2009年7月9日北海道遠征登山第3弾 西別岳登山プラス摩周岳縦走の模様です



北海道遠征登山第3弾として、道東は西別岳摩周岳(カムイヌプリ)を歩いてきた。
西別岳は僕が初めて登った山で、いつか再び登ってみたいと思っていたのだ。
また、いまが花の咲く時期という事で、時期的にもうってつけである。

朝4時頃、弟子屈のキャンプ場は管理棟の一室で起床。
前日雨が降っているという事で、管理人さんの好意で管理棟に泊めてもらったのだ。

朝から飯を炊き、納豆で飯を食らうと出発、快晴である。
途中セブンイレブンで山飯を調達(コンビニはやはりセブンイレブンに限るのだ)すると国道243号を
虹別方面へ。

道道885号を養老牛温泉へ向かい、暫く進むと「西別岳登山口」の看板がある。
ここから走りやすいダート林道を看板に従い20分も進むと西別岳登山口へ着く。
登山ポストで記帳を済ますと7時50分頃、西別岳へ向けゆるゆると歩き始める。

虹別辺りより西別岳
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樹林帯の平坦地を10分ほどで抜けると、笹刈道の急斜面「がまん坂」が始まる。
以前登った時は「えらい急斜面だなあ~」っと思ったものだが、今登ってみてもやはり急斜面であった。
そう、ここ数年でそんなに超人的なアルピニストになった筈がないのだ。

20分もマイペースでゆっくり登りきると緩やかな尾根道となり、ここからはもう散歩気分で歩く。
眼下に根釧原野の牧草地が広がり、北海道の山ならではの雄大な眺めである。

眼下に根釧原野
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美しいダケカンバ林を暫く歩くと「リスケ山分岐」、ここを右手に2分も上るとリスケ山山頂にでる。

いやあ~~~ いい眺めだ!! カムイヌプリと摩周湖が絶妙なコントラストで展開している。
あっけなく僕の予想を軽く超える風景に出会い、「北海道の山ってやっぱり素晴らしいなあ」と再認識。

リスケ山より摩周湖方面 手前が北西別岳
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ここから更に北方方面へ踏跡がある為辿っていくと、北西別岳山頂へあっけなく着く。
ここは樹木により今ひとつ展望が利かないため、早々に引き返す。

再び西別岳の尾根へ戻ると、数箇所ある花畑ではヨツバシオガマが咲いておりチシマフウロもちらほら。
標高800m足らずでこの極楽風景だ。 本州ではまずありえない。

尾根よりリスケ山と群生するヨツバシオガマ
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尾根より摩周岳・摩周湖
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尾根より西別岳
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花畑・カムイヌプリ・摩周湖をゆっくり味わいながら、心地よい風吹く尾根をのんびり散歩すると
10時05分頃、西別岳山頂へあっけなく到着。
が、あまりに風が強く落ち着く事ができないので、ここスルー。
カムイヌプリへ向け10分ほどくだると「又牛別岳」の木杭があり、風も緩い為ここで休憩する。

又牛別岳辺りより摩周岳・摩周湖
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ここからいったん下りきると平坦地、ダケカンバの気持ちよいトンネルを30分ほど歩くと「西別岳分岐」
摩周第一展望台から摩周岳を登る道と合流する。
以前、僕が摩周岳を単発で登った際は摩周第一展望台から登ったものである。

摩周岳を仰ぐ
nishibetsudake2009_9_6_007.jpg

ここでちょっと立ち止まり、ウォーターバックの水をペットボトルに入れ替えていると
急に蚊の大群がどこからともなく沸きあがり、無防備な僕の体にまとわりついてきた。
「こりゃあたまらん」、という事で急いで出発、たかってくる蚊をパンパン叩きながら、早足で進む。

低山という事もあり、虫除けネットとスプレーを持って来るべきであった。

20分ほど平坦な樹林帯を、蚊と格闘しつつ歩くと、山頂へ向け最後の急登が始まる。
途中の展望の開けた場所から上部を仰ぐと、摩周岳の北岩峰がなかなかかっこ良い。
更に高度を上げ、エメラルドグリーンに染まる摩周湖東部が見えると11時35分、摩周岳山頂に着く

いやあ~~~  こちらもまた素晴らしい眺めである。これが標高800m足らずの風景なのだろうか。
眼前にそびえる岩峰と、静かに佇む摩周湖とのコントラストがとても美しいではないか。

切り立つ北岩峰
nishibetsudake2009_9_6_009.jpg

以前カムイヌプリに登った時は
岩峰が視界を遮り摩周湖の全容を望む事のできないこの風景に、歯がゆさを感じたものなのだが
今はむしろ、岩峰が良いアクセントとなり、この風景美を際立たせている様に感じる。
風景の楽しみ方、感じ方も変わったという事か。

カムイヌプリより摩周岳
nishibetsudake2009_9_6_010.jpg

つくづく北海道の山に来た喜びを感じながらのんびりと憩うと、再び西別岳へ向け歩きだす。

西別岳分岐辺りまで蚊を撃破しながら歩いてくると、何やら急に空模様が怪しくなってきた。
西別岳へ向け徐々に高度を上げ背後を振り返ってみると
黒いカミナリ雲が屈斜路湖方面にかかっており、局地的、シャワーの様に雨が降っているのが見える。
カミナリもゴロゴロ鳴り出し、いや~~な感じである。

で、西別岳まであと少しという所で、ついにザ~~~~~~っと雨が落ちてきた。
ダケカンバの下で雨宿りをしつつカッパを羽織ると再出発、通り雨なら良いが・・・・・

10分ほども歩き、山頂下の花畑まで下りて来ると、あっけなく雨は止んでしまった。
周囲の雨雲は南部の方に消え去り、再び日が差し青空が広がっていく。

稜線を吹き抜ける風に暫く全身をさらすと、あっという間にビショビショだったカッパも乾く。
心地良いなあ~~~・・・

再び快適な稜線歩きを楽しみ、がまん坂を下っていると、また雨が落ちてきた。不安定な天候だ。
早足で下っていくと2時30分頃、なんとか雨が本降りにならない内に登山口まで戻った。

車に乗り込みラジオで天気予報を聴くと、やはり相当不安定な天候らしく
根室・釧路地方に竜巻注意報が発表されているとの事
今日は中標津か別海のキャンプ場に泊まろうかとも思っていたのだが、竜巻はやばいだろう。

で、結局網走地方の女満別へ移動、網走湖畔に幕営したのだった。

先日の知床連峰、今日の西別岳で北海道の山の素晴らしさを再認識した。
あとは晴れを待ち大雪の山々に登る予定なのだが天候はどうか、ひたすら快晴を祈るばかりである。


北海道の写真コチラからどうぞ



[データ]

 登山日  2009年7月9日
 入 山  午前7時50分
 下 山  午後2時30分
 人 数  1人
 服 装  半そでシャツ 夏用ズボン


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