雪をまとった男体山が見たくて
中禅寺湖を挟み男体山の南側に位置している、男体山展望台の山、社山へ登った。

朝5時家を出発、鹿浜で首都高速に乗ると北上、東北自動車道へ。
東京は雲一つ無かったが、北上するにつれ雲がでできた。日光の天気はどうだろうか?

1時間ほど走ると大谷パーキングエリア。ここでかけそばを食らう。
手打ち風の麺、ねぎも入れ放題でなかなか旨い。

宇都宮から日光宇都宮道路を走り日光インターで高速を降りる。
と、すぐ左手にセブンイレブンがあるので、ここで昼飯を買う事とする。
(コンビニはやはりセブンイレブンに限る!)

しかし天気がわるい。雲が上空を覆い雪が降っている。
昨日の天気予報では夜の間に雪は止み、朝から晴れる予報が出ていたのだが。

携帯電話で天気予報をチェックしてみると「午前は雪、午後から晴れ」へ下方修正しているようだ。
う~~~~~~~む・・・・
 
いろは坂を登り中禅寺湖畔へ
いったん様子見で戦場ヶ原の先「奥鬼怒林道」の入り口まで行って見るが
除雪していない為、通行困難な状態だ。やはり志津乗越へは行けないようだ。

再び引き返すと、中禅寺湖半の歌ケ浜駐車場で車を停める。
しかし、雪が止まない・寒い・風が強い。外出るのやだな~~~~~~~~~・・・・・。

非常に気が進まないまま
ももひき・ネックウォーマー・雨具上下・スパッツをうだうだ着込む。

「午後から晴れる」という天気予報を信じ、意を決し寒風の車外へ。
8時50分頃、身を縮こまらせつつ、ぶるぶると中禅寺湖畔を歩き始める。

湖畔のほぼフラットな林道を淡々と行く。
度々吹きさらしに出ると猛烈な突風が吹き、雪粉がほおを突き刺す。

が、イタリア大使館記念公園を過ぎ
八丁出島付近まで来ると、雲が切れ始めてきており、中禅寺湖の向こうに男体山が。
ときおり陽も射してきて良い感じになってきたぞ。

先日購入した「ワカン」を、途中試着がてら装着し、ようやく10時30分頃「阿世潟」の分岐に着いた。
ここでしばし休憩
雪も止み、青空が広がり始めてきたが、あいかわらず風が強く寒い。

ここで湖畔を離れ、社山に向けてようやく上りとなる。
30分ほども登ると「阿世潟峠」の分岐で、社山・半月山のコルとなっている。
ここを右へ、社山尾根へ取り付きひたすら上って行く。

更に30分位で、雨量観測アンテナの立つ小ピークに出ると
展望が開け、中禅寺湖越しに「雪をまとった男体山」が展開する。

冬の男体山(下り時に撮影)
shazan_2009_3_8_004.jpg

また、これから目指す社山を仰ぐと、予想以上に迫力のある山体がカッコイイ。

意外にかっこいい冬の社山
shazan_2009_3_8_001.jpg

あとは寒風吹きすさぶ中、ひたすらの上りである。
ときおり立っているのが困難なほどの、強烈な突風が吹く。

表層は中途半端に固く、足を沈めながらステップを刻んでいく。
思った以上に歩程が進まず、なかなか山頂部が見えてこない。

どんどん青みを増す空や、雲がちぎれ明瞭になっていく風景を励みに
1時頃、ようやく社山山頂に到着した。

ここ、山頂部は樹林に覆われている為、展望はきかない。
で、とにかく風が強いので、風を防げる場所を求め岩陰へ逃げ込む。

ここでようやく昼食とするのだが依然寒い。
あったか~~~いコーヒーが冷えた身にしみる。
寒い事と、たいして展望も利かない事もあり、昼食を済ますと、とっとと下山を開始する。

しばし下ると、徐々に風も弱まりつつあり、空と湖面は更に蒼味を増してきた。
より明瞭に映えていく男体山と中禅寺湖を眼前に望みながらの下りは快適で
ようやく風景を楽しむ余裕がでできた。

美しい連なり 男体山・太郎山・山王帽子山
shazan_2009_3_8_002.jpg

半月山方面の雪景色
shazan_2009_3_8_003.jpg


1時間ほどで、再び「阿世潟峠」の分岐へ
そこから樹林帯を抜け3時頃、穏やかになりつつある中禅寺湖畔にでる。

阿世潟辺り 中禅寺湖畔
shazan_2009_3_8_005.jpg

湖畔の道を振り返ると、傾いた西日を浴びる社山が見え
歩いた尾根が案外急峻であった事がわかる。

西日を浴びる社山
shazan_2009_3_8_006.jpg

4時ころ歌ケ浜駐車場に到着。
午前中は雪が舞い、強風が吹き荒れていたのが嘘のような静寂、終わりよければ全て良し か。



[データ]

 登山日  2009年2月21日
 入 山  午前8時50分
 下 山  午後4時00分
 人 数  2人
 服 装  厚手のアンダーウェア(常に装着)
       長袖丸くびシャツ(常に装着)
       薄手の丸くびフリース(常に装着)
       厚手の襟ありフリース(常に装着)
       ネックウォーマー(常に装着)
       雨具上下(常に装着)
       厚手のももひき(常に装着)
       中薄ズボン(常に装着)
       みみあて(ほぼ装着)
       発熱素材の薄手手袋(常に装着)
       オーバーグローブ(常に装着)
  装 備 ワカンを試着(結果的には必要なかった)

昨年夏に登った、北アルプス五竜岳・唐松岳縦走登山を振り返る。
登山日・人数  2008年8月2~3日 1人


夏の北アルプス遠征登山、第二弾として五竜岳・唐松岳を縦走した。

天候の兼ね合いで
初の北アルプス縦走であった「奥穂高岳・槍ヶ岳縦走」から中1日というスケジュールになってしまった。

北海道から一緒に登山してきた友達も東京に帰り、ここからは単独となる。


[1日目]

【登山コース】
エスカルプラザ→テレキャビン→アルプス展望リフト→アルプスだいら駅
→小遠見山→大遠見山→白岳→五竜山荘テント場

【天気】
晴れ のち ガス のち 夜晴れ

【歩程・展望】
朝5時頃、松本のビジネスホテルを出発。
以前バイクツーリング時によく利用した「松香寮キャンプ場」で水を汲む。

国道148号で神城まで北上すると
エスカルプラザからロープウェイで「アルプスだいら駅」、リフトで「地蔵ノ頭」下まで上がる。

ここから登山道、小遠見山まで上がり、小休止すると
五竜岳・鹿島槍ヶ岳の堂々とした山容が望まれ、やる気がででくる。

部分的に急斜面があるが、階段が整備されているところが多い。
また、危険な岩場はない。

1時ころ主稜線に上がり、白岳に立つと唐松岳へと伸びる尾根筋が見える。
五竜岳・唐松岳などの山容は、ガスに覆われ見えない。明日までお預けだ。
五竜岳山荘まで下ると、手続きを済ませ幕営する事とする。

テントにポールを指し、岩やペグで仮止め、ちょっと目を離したスキであった。
西からの強風にあおられテントが浮揚、東斜面へ飛んでいくではないか!!!

んなあ~~~~~~~!!!!!!!
あぶ なあああああああい!!!!!!!

が、東斜面を10メートルほど落ちたところで木にひっかかり、なんとか止まってくれた。

いやあ~~~~  よかった~~~~~~~~

テントでひしめくテント場 人でひしめく山荘。
週末土曜日という事もあり、大変な混雑だった。
平らな面にテントを張ることができず、非常に無理のある姿勢で寝る事となる。

う~~~む
まあ、しょうがないんだろうけども、山にきてまで人に囲まれてしまうのには辟易する。


[2日目]

【コース】
五竜山荘テント場→五竜岳→唐松岳→八方尾根→白馬

【天気】
晴れ

【歩程・展望】
よく眠れないまま2時30頃、もそもそとお湯を沸かし朝食を準備。
外にでてみると谷底から吹き上げていた強風もおさまり、空には星が見える。

朝食を済ませテントを撤収すると4時頃、五竜岳へむけ出発。
岩場をゆるゆると登っていくと、雲海の向こうから太陽が。美しいなあ~~

山の贅沢の一つ ご来光
goryudake_karamatsudake_2009_3_8_001.jpg

40分ほどで絶景の五竜岳山頂に到着する。
眼前に大きく展開する鹿島槍ヶ岳が陽光を浴び、荘厳に鎮座している。
西に目をやると剣岳・立山の連なりが美しい。

陽光浴びる鹿島槍ヶ岳 荘厳な双耳峰
goryudake_karamatsudake_2009_3_8_002.jpg

景色に見とれながら40分ほど憩った後、唐松岳へ向け出発する。

再び五竜山荘までくだり白岳までひと登りすると、唐松岳への稜線がきれい。
緩やかなハイマツ帯をぐんぐん下り、振り返ると青空に五竜岳が映える。

五竜岳・唐松岳コルより五竜岳を仰ぐ
goryudake_karamatsudake_2009_3_8_003.jpg

唐松岳へ向け暫くハイマツ帯を登ると、岩場にでる。
ところどころ鎖が設置してあるが、手足のみで問題なく通過。
右からくる八方尾根と合流すると、すぐに唐松岳頂上山荘、さらにひと登りで唐松岳山頂に着く。

五竜岳の眺めが最高である。!!
唐松岳から五竜岳へ、悩ましく伸び行く稜線が美しい。
また北方には、不帰嶮の向こうに白馬三山が見える。

唐松岳山頂より五竜岳
goryudake_karamatsudake_2009_3_8_004.jpg

唐松岳山頂より白馬岳方面
goryudake_karamatsudake_2009_3_8_005.jpg

北アルプスっていいね~~。期待を裏切らない景色の連続だ。
幸せをかみ締めながら40分ほど憩うと、後ろ髪引かれながら下山を開始。

1時間ほども下るとお花畑が広がっており、五竜岳とのコントラストが美しい。

咲き誇るチングルマのむこうに五竜岳
goryudake_karamatsudake_2009_3_8_006.jpg

続々と上がってくる登山者をかわしながら八方池までくると、もうリフト乗り場は近い。
グラートクワッドリフト・アルペンクワッドリフト・八方ゴンドラアダムと乗り継ぎ、昼過ぎ山麓駅に到着。

タクシーを呼ぶと、車を駐車してあるエスカルプラザへ戻った。

楽しかったなあ~~~~~




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北アルプス初縦走奥穂高岳槍ヶ岳縦走登山の3日目
槍ヶ岳登頂編です。
1日目・2日目の模様はコチラでどうぞ。

【登山コース】
槍ヶ岳山荘テント場→槍ヶ岳→大曲→横尾→徳沢→上高地

【天気】
晴れ のち 稜線部は昼過ぎよりガス

【歩程】
朝3時頃起床、外に出てみると星が見え今日も晴れそうだ。よしよし!
朝飯をかきこみテントを撤収してしまうと、朝陽浴びる槍の穂を望む為、いったん大喰岳方面へ登る。


【朝日浴びる大喰岳】
okuho_yari_2009_4_8_012.jpg


5分ほど登ったところで良いポジションを見つけたので暫し待機。ようやく朝陽が昇って来たのだが
薄くたなびく雲が邪魔をしてあまり絵にならないので、すぐに引き返す。

テント場まで戻りザックを背負うと、いったん山荘まで上がり
槍ヶ岳山頂が空くのと、薄雲が取れるのを待つ事とする
が、いくら待ってもあまり空く様子もないので、山荘にザックを置き槍ヶ岳山頂へ向かう。

クサリ・ハシゴに手こずる登山者で渋滞している槍の穂を、ゆりゆる登って行く。
高度を上げるに従い、明瞭になっていく青空と眼下に展開し始める風景にテンションも上がりつつ
最後、垂直のハシゴを上りきると6時40分頃、狭い槍ヶ岳山頂に着く。


槍ヶ岳より奥穂高岳方面を望む】
okuho_yari_2009_4_8_013.jpg


いい・・・・・・  また予想を超えてしまった!!!
南を望むと
奥穂高岳北穂高岳大喰岳といままで歩いてきた荘厳な峰々の連なりが展開
北西方面には
鷲羽岳水晶岳薬師岳立山、北には後立山の山々と、名だたる名峰が一望
たまらん!! どこに目をやっても美しい・・・・・
いまだ踏み入れた事のない山々に、ふくらんでいく山行の思いを馳せながら
心行くまで景色を堪能した槍ヶ岳山頂であった。


槍ヶ岳より水晶岳・薬師岳などの峰々を望む】okuho_yari_2009_4_8_014.jpg


さあ、あとは下るのみだ。
殺生ヒュッテへ向け下っていると左手の斜面にハクサンイチゲキンバイが美しい。
その向こうを猿の親子が走っている。のどかである。

1時間ほど下ると、チングルマ越しに槍ヶ岳が絵になるポイントがあったので休憩。
槍ヶ岳高山植物雪渓新緑と山岳高原風景の王道のような写真が撮れ、満足。


【槍ヶ岳をバックに山岳高原風景】okuho_yari_2009_4_8_015.jpg


ここから槍沢沿いに大曲辺りまでひたすら下っていく。
太ももが筋肉痛になっており、下る踏ん張りがなかなか辛い。

樹林帯まで下りてしまうと、フラット・緩やかなアップダウンを繰り返しどんどん歩く。
なんか今日は更に韓国人のツアー登山団体とすれ違う事が多い。
で、相変わらず譲る気は無いようで、ばんばんつっこんでくる彼らであった。

横尾山荘を過ぎ、徳沢まで来てしまうと一般ハイカーの姿が多くなり、上高地ももう近い。
で、3時過ぎ、ようやく上高地小梨平キャンプ場に到着。
預けていた風呂道具などを受け取り、歯を磨いてすっきりするとバスターミナルへ。

車を駐車している沢渡行のバスへ乗り、帰路へ着いた。

いやあ~~~  この縦走で、さらに北アルプスの素晴らしさを知ってしまったなあ・・・・・

 

 

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昨年夏北アルプス奥穂高岳・槍ヶ岳縦走を振り返る。
登山日 2008年7月29~30日  人数 2人


[プロローグ]

前年、秋色に染まる立山の稜線を歩き
北アルプスの山々の美しい連なりや、岩の殿堂剣岳の迫力にやられてしまった。

僕は北海道の山にしか興味が無かった為、この時が始めての北アルプスで
その素晴らしさが忘れられず、またいつか北アルプスに来てみたいという思いを強く持っていた。

それでこの夏、本州梅雨明けとともに、天気の悪い大雪山から移動
奥穂高岳槍ヶ岳を縦走するために上高地までやって来たのだ。


[1日目]

【登山コース】
上高地小梨平キャンプ場→前穂高岳登山道
→岳沢ヒュッテ跡→重太郎新道→紀美子平→奥穂高岳穂高岳山荘テント場

【天気】
いまいちだった・・・・・ 晴れ のち ガス のち 夕方晴れ

【歩程】
朝6時頃、上高地小梨平キャンプ場のバンガローを出発。
晴れてはいるのだが、目指す穂高岳をはるか仰ぐとガスがかかっている。

河童橋を渡り暫く木道を歩くと分岐、ここを右へ前穂高岳登山道を行く。

緩傾斜の樹林帯を淡々と歩いていると、後ろから登山者が迫ってきたので道を譲る。
と、30リットル程度の小さなザックを背負った若人2人でスタスタ抜いていく。
「あんな小さなザックでどこまで行くのだろうか」と、北海道の山でのテント泊・自炊しか知らず
北アルプスの通俗な登山事情を全く知らない、僕ら田舎モノはその時思ったものである。

樹林帯を抜けると岳沢沿いの岩地帯、ここをいったん登りきると「岳沢ヒュッテ跡」に着く。
既に歩き始めてから約2時間30経っており、予定より若干遅いタイムだ。

ここから重太郎新道となり、前穂高岳へ向け延々岩場の登りが続くが
特に危険な箇所も無く、手足を使って登れるので疲れが分散できてありがたい。

途中やたらに、韓国人のツアー登山団体とすれ違うのだが
彼ら、まったく譲る気がないらしく、どんどん降りてくる。
で、しかたなくツアー団体全員がとおり過ぎるのを待つ事しばしば
秋の立山でも同じ状況に遭遇したのだが、ツアーリーダーは何をやっているのだろうか・・・・

にしてもガスが依然として晴れそうもなく、まったくテンションが上がらない。
自然、足取りも重く休憩時間も長くなりがちに。

11時30頃、前穂高岳の分岐に着くのだが、ガスっている為前穂高岳スルーーーーー、寄らない。
奥穂高岳への吊尾根の途中で、ふてくさり気味に昼飯をむさぼっているとガスが少しきれる。

本格北アルプスデビューの僕らは、「たぶんあれが常念岳だろう」とか言いながら
ちょっとだけ気分が良くなる。

で、奥穂高岳へ向け岩の尾根道を淡々と歩くと、案外あっけなく奥穂高岳山頂へ。
ガスと風で寒く、なんにも見えない、ここは当然休憩もせず、すぐにスルーーーーー
なんか鳥居があったような気もするがよく覚えていない。

岩稜をどんどん下っていくとすぐに奥穂高山荘が眼下に見えてくる。
クサリ、垂直のハシゴの一下りで3時30頃、今日の宿泊地奥穂高山荘に到着した。

手続きを済ますとテント場へ行く。
狭いチロル状態(小さい棚田の様)に区画が分かれており、張り辛いがなんとかスペースを確保。

落ち着くと山荘に戻りビールで乾杯する。
徐々にガスも消えつつあり、常念岳・大天上岳など表銀座方面が西日に照らされている。

穂高岳山荘より常念岳方面】
okuho_yari_2009_4_8_001.jpg


と、上り始めてすぐに僕らを抜いていった若人が奥穂高山荘へ入ってきて宿泊手続きをしている。
「夏の北アルプスは、あんな軽装でも縦走できてしまうものなのか」と、妙に感心する僕らであった。

高所と疲労の為、酔いのまわりが異常に早い。
そうそうにテントへ引き返し、夕飯を食ってしまうと7時頃就寝。「明日晴れますように」


[2日目]

【登山コース】
奥穂高岳テント場→涸沢岳→北穂高岳
→大切戸→南岳→中岳→大喰岳→槍ケ岳山荘テント場

【天気】
快晴 のち 昼前からガス のち 夕方から晴れ

【歩程】
朝3時30頃起床、小便の為外に出ると星が見える。よしよし!
朝飯のカロリーメート・魚肉ソーセージを詰め込み
テントを撤収していると、常念岳のすぐ右手から朝陽が登ってきた。早く歩きたくてしかたない!

穂高岳山荘よりモルゲンロートに輝く前穂高岳
okuho_yari_2009_4_8_004.jpg

ご来光間もない5時頃、涸沢岳へ向け出発、ペンキを頼りに岩場を登る。
30分ほども登ると、朝の空気も清々しい大パノラマの涸沢岳山頂に到着する。

【涸沢岳より槍ヶ岳方面】
okuho_yari_2009_4_8_010.jpg

初めて眺める、夏の北アルプスの峰々の佇まいは、僕の予想を超える絶景だ!!
北穂高岳から槍ヶ岳まで連なる峰々が創りだす陰影の美しさ
陽光を浴びひときわ勇壮に鎮座する笠ケ岳、圧倒的迫力で眼前にそびえる奥穂高岳など
たまらん風景のど真ん中に僕は今立っている。

【涸沢岳より奥穂高岳・前穂高岳okuho_yari_2009_4_8_008.jpg

【涸沢岳より笠ケ岳】
okuho_yari_2009_4_8_009.jpg

時間を忘れ写真を撮っていると、どうも友人の様子がおかしい。元気がないのだ。
どうやらこれから歩いて行く、急峻で細い岩稜を目の当たりにして意気消沈しているようだ。

で、まあそんな事僕はあんまり感じずに、意気揚々と北穂高岳へ向け出発した。
が、細い急峻(というか垂直)なルンゼ状の下りがいきなり1発目で登場する訳だ。

ただでさへ緊張を強いられるポイントだというのに
ところどころで、でかいザック(70リットル)が引っかかりスムーズに下れない。
ここ、何かの拍子で落ちたら間違いなくタダでは済まない。

なんだか僕は楽しくなってしまい、アドレナリンが分泌されてくるのが分かる。
落ち着いて足場・ホールドを確保しながら、このポイントをクリアー、友人が降りてくるのを待つ。

なんとか友人も降りてきたが、相当恐ろしかったらしく顔がこわばっている。
で一言、「ここで引き返さないか?」 と真剣に僕に言う訳だ。

で、僕は何の問題も感じないので 「俺一人でも行くから じゃあここで分かれよう」 と
で、友人は 「お前にもこんな危険なところを行って欲しくない いっしょに帰ろう」 と何だか神妙な面持ち

埒の明かない押し問答が10分は続いただろうか・・・・・

そうこうしている内に上からパーティーが下ってきてしまった。
こんな狭いところで譲れないしどうするのだ、とその時
「あああ~~  じゃあもう先へ行こう」と、半ばなしくずし的・場当たり的に友人が僕をうながす。

で、再び下り始めたのだが
これ以降は案外怖いところは無く、友人も大丈夫そうに、着実に下っている。
いやあ~~ ひと安心 ひと安心 どうなるかと思った!

刻々と表情を変える笠ケ岳とのコントラストを楽しむ余裕も生まれ
連続するハシゴ・クサリで、急峻な岩場をどんどん下ってく。
ホールド・足場がしっかりしているので、ほぼクサリには頼らず下れる。

まあ、そんなこんなで7時20分頃、ようやく北穂高岳・涸沢岳の最低コルまで来た。
ここで休憩する。

下ってきた道を仰ぐと、その岩稜の急峻さ・険しさがよく分かる。
背後にそびえる涸沢岳奥穂高岳が荘厳な佇まいで青空に映え、美しい。

【最低コルより涸沢岳・奥穂高岳を仰ぐ】okuho_yari_2009_4_8_011.jpg

さて、ここからは北穂高岳へ向けて暫し登りとなる。
相変わらずの岩場で、手足を使い確実に登っていくと1時間ほどでいったん南峰へ
松涛のコルへ向け少し下ると、涸沢小屋から上がってくる道と合流
さらにコルから少し登ると8時20分頃、北穂高岳山頂に到着する。

北穂高岳より槍ヶ岳方面を望む】okuho_yari_2009_4_8_003.jpg

素晴らしい!!
天を突き刺す槍ヶ岳陽光を浴び陰影を刻む岩稜緑の山肌雪渓模様青空
眼前に展開するそのコントラストのなにもかもが美しい!!
いやあ~~~~~ 北アルプス来て良かった~~~~~~

北穂高岳より涸沢岳・奥穂高岳
okuho_yari_2009_4_8_002.jpg

思う存分景色を堪能、憩った後再び南岳へ向け歩を進める。
ここからまた、急峻な岩稜の下りが始まる。

クサリ・ハシゴを手足を使い着実に1時間ほど下ると、いったんA沢コル
ここで一服。

【A沢コルより南岳】okuho_yari_2009_4_8_005.jpg

ここから長谷川ピークへ向け暫し登ると、ナイフリッジ状の尾根へ出る。
慎重に通過していると、大声で何やら叫んでいる登山者の団体が近づいて来る。
また、韓国人の団体ツアーだ。

相変わらず譲る気は無いようでどんどん突っ込んでくる。うん~~~~~~~・・・・・

長谷川ピークを過ぎると、名に聞く大切戸(大キレット)が続くのだが
え、なにコレ ってな感じで淡々と通過。

緩やかに少し登った後、垂直で長いハシゴから再び南岳への登りが始まる。
30分ほどでピークまで上りきり南岳小屋に着くと、と左手から南岳新道が合流してくる。

【南岳への上りから北穂高岳
okuho_yari_2009_4_8_006.jpg

ここで急峻な岩場は終了となり、砂礫の斜面を緩やかに登ると南岳山頂だ。

が、ここでついにガスった。とことどころ稜線を風が吹きぬけ冷たい。
風の吹いていないところを探し昼食とする。

ここから中岳へ向け、いったん緩やかに下っていると
雷鳥の親子が人に臆する事なく歩いている。さすが天敵知らずの雷鳥である。

雷鳥の親子】
okuho_yari_2009_4_8_007.jpg

雷鳥のヒナに心和みつつ、濃くなっていくガスの中、僅かに残る雪渓まで下ると
岩場の上りが始まり、ほどなく中岳山頂へ着く。
で、ガスであまり展望が利かない為、ここ当然スルーーーーーー

大喰岳へ向け更にまた下り、また上り返す。
「南岳まで来れば槍ヶ岳も近いだろう」なんて思っていたのだが、案外アップダウンがしつこい。

2時50分頃ようやく大喰岳山頂に着く。
急峻な岩稜のアップダウンを繰り返し歩いてきた為か、けっこう疲労している。

休憩していると、時折ガスの切れ間から槍の穂が見え始めてきた。テント場も見える。
さあ、あと一下り、一上りで槍ヶ岳山荘に着く。出発だ。

ザレ気味の斜面を下り、足取りも重くジグザグに上り返すと
段々に整地されたテント場に、テントの花が見えてきた。ようやく槍ヶ岳山荘テント場に到着。

比較的広めのスペースが空いていたので、友人と各々テントを張ってしまう。
僕ら、なんとなく「1人1テントで自己完結」が基本となっている。

で、テントを張り終え槍ヶ岳山荘で受付を済ましてしまうと、ビール。
小屋内の休憩スペースは人が多い為、ちょっと寒いが外で乾杯。
すでに酒で顔を真っ赤にしながら、なにやら大声でまくしたてている登山者もいる。

もうガスは殆ど消えており、槍ヶ岳山頂部も眼前に見えている。
西日を浴びる表銀座の尾根などを、ぼ~っと眺めつつビールを飲んでしまうとテントへ戻る。

インスタントラーメンとカロリーメートで夕食を済ますと7時頃、明日の快晴を願い寝袋にくるまった。


と、今回はここまで
3日目、槍ヶ岳登頂の模様はコチラでどうぞ。

 

 

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僕、沢登りに挑戦してみたいのだが泳げない。
で、これはイカンという事で水泳を練習しているのだ。

昨日近所のプール「パノラマプール十条台」へ行った。
今回で3度目のプールとなる。

初回は評判の高い教則本「基礎からマスター水泳」を読んで挑んだのだが
僕には合っていないようで、まったく進歩がなかった。

先週は高額の受講料を払い、水泳の個人指導を受けた。
ドル平泳法から始め、なんとか平泳ぎで50m泳いだのだが、
息継ぎをする度に体が沈みすぎるため非常に苦しく
とても「泳げる」というレベルには到達できなかった。

今回はドル平泳法を完成させ、息継ぎの苦しさからの開放が目的となる。
ドル平泳法とは、息継ぎに重点を置いた泳法であり、近代泳法(平泳ぎ・クロールなど)習得への
前段階、アプローチとして有効だと言われている泳法だ。

                        ドル平泳法
2009_2_8_doruhira311.jpg

が、あいかわらず体が沈む。ひざがプールの底についてしまうほどだ。
臥し浮き状態では、しっかり体が浮いているのだが、息継ぎをする度、激しく沈む。
同行した友達に色々アドバイスをしてもらうのだが、原因がわからない。
う~む~~~~~~~~・・・・・・・・・・。

それでも無理矢理泳いでみると、ドル平および平泳ぎで25mはなんとか泳げる。
しかし苦しい。苦痛でたまらない。
「あ~~~ もう山行きた~~~~~~い!!」

2時間ほどバシャバシャ溺れ気味に泳ぎ、再び友達がアドバイスをする。
「試しに息継をしないで泳いでみろ」と。

すい~っと、け伸びをして、いつもどおり顔を上げる、がここで息継ぎをせず、再び顔を沈める。
そして、ドルフィンキックを2回打つ。
するとどうだ、体がすぐに浮いてくるではないか!!

通常、ドルフィンを3~4回打たないと浮かなかった体が、楽に浮くのだ。
どうやら、息継ぎ方法に問題があるようなので、試しに自然な感じで呼吸してみる。

と、楽だ。体の沈み込みが少ない。
そのままの勢いで、ドル平で泳いでいくと、楽に25m泳いでしまった。

つまり
呼吸時に空気を取り込もうとするあまり、体に無駄な力がはいり、体が沈んでいたようだ。

いや~~~ よかった。
今日なんの進歩もなかったら、どうしようかと思っていたところだ。

進歩を実感したところで、今回は終了。
次回はらく~~~~に平泳ぎで25m泳ぐことを目指す。

この先にきれいな風景がありますように!!

 

 

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関連記事
年末年始遠征登山第3弾、最後は丹沢山・塔ノ岳に登った。
東京に住んでいながら丹沢に登るのは初めてだ。

夜明け前、朝6時頃、渋沢のビジネスホテルを出発。
途中セブンイレブンで食料を調達する(コンビニはやはりセブンイレブンに限る!)。

荒れた戸川林道を30分ほど車で走ると、新茅山荘前の登山口に到着。
空も明るくなってきた6時40分頃、まずは烏尾山を目指し、ゆるゆると歩き始める。

谷筋から尾根道をひたすら登るため、序盤から勾配が急だ。
あまり視界の開けない樹林帯を徐々に高度を上げながら
登り始めて1時間15分、烏尾山に到着、丹沢の表尾根に出た。

いっきに視界が開け、相模湾の向こうに富士が裾野を拡げている。
僕にとっては、なんだか新鮮な風景で、気分が良い。

烏尾山より相模湾方面
tanzawa_2009_3_8_001.jpg

烏尾山から塔ノ岳を望む
tanzawa_2009_3_8_004.jpg

10分ほど憩った後、塔ノ岳にむけ歩き始める。
アップダウンを繰り返しながらの尾根筋の道だ。
富士を眺めながら気持ちよく歩くと、9時40分頃、塔ノ岳に着いた。

素晴らしい風景だ!!!!
端整に裾野を拡げる富士山を筆頭に
光岳・赤石岳・塩見岳・北岳・甲斐駒ケ岳と連なる、南アルプスの峰々や
おととい登った、八ヶ岳などが澄んだ空の向こうにそびえ、雄大なパノラマが展開する。
いや~~~  丹沢あなどれじ!!!


富士山 塔ノ岳より
tanzawa_2009_3_8_002.jpg

30分ほどゆっくり景色を堪能した後、丹沢山にむけ出発。
丹沢主脈をアップダウンしながら1時間ほど歩くと、丹沢山に出る。

丹沢主脈より丹沢山
tanzawa_2009_3_8_003.jpg

木々が視界を遮り、展望は無い。
ん~~~~~~  これが百名山なのか・・・・・ なぜだ? よくわからん。

ここで昼食、コーヒータイムで憩った後下山を開始。
再び塔ノ岳を経由し、急な天神尾根で戸川林道まで下り暫く林道を歩くと
2時30分頃、新茅山荘登山口に戻った。

帰宅後のビールを想いながら
ユーターンラッシュで渋滞している国道246号で帰路に着いた。

丹沢山脈、次回は沢登りで訪れたい。



[データ]

 登山日  2009年1月3日
 入 山  午前6時40分
 下 山  午後2時30分
 人 数  2人
 服 装  厚手のアンダーウェア(常に装着)
       長袖丸くびシャツ(常に装着)
       薄手の丸くびフリース(常に装着)
       ネックウォーマー(ほぼ装着)
       雨具上(常に装着)
       厚手のももひき(常に装着)
       中薄ズボン(常に装着)

 

 

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