
雪山等でのルートミスを防ぎたい事が、主だった購入動機である。
その為には、地図表示可能なGPSがあれば便利だろうなぁ、っと思っていた。
主な特徴は以下のとおり。
①内蔵メモリーにマップソースデータ(別途購入が必要)を転送して、詳細な地図を表示できる。
注:日本語版は地図データ転送不可。
②カシミール(定番の地図ソフト)等から、登山ルート・ウェイポイントを転送する事で
行き先のナビゲートが可能。
③登山の軌跡(ログ)を記録、カシミールへ簡単に転送する事ができる。
④ガーミン社の地図表示可能な上位機種(8万円以上)に比べ値段も手頃(2万円ほど)である。
といった理由から、eTrex Venture HC 英語版を選んだ。
以下は昨日、日光太郎山登山(途中敗退)で実戦投入してみた感想。
●登山ルート(カシミール等で作成)をGPSへ転送しておく事で、ルート線と自分の現在地を地図上でチェックする事ができ、自分がルート通りに進んでいるのかを確認する事ができた。
画面が小さいので見え辛いのではと危惧していたが、僕は気にならなかった。
気になった点は、ルート線が太すぎる(線の太さ・色の変更不可)事と
ウェイポイントが大きすぎる(大きさの変更不可)事である。
ルート線太過ぎ ウェイポイント大き過ぎ

これを解決する方法としては
カシミールで、ルートをトラックデータ(ウェイポント無し)へ変換してからGPSへ転送すると良い。
トラックデータであれば、線も程よい太さで、線色も好みの色に変える事ができる。
カシミールでルートをトラックデータへ変換

線もすっきり見やくなった

●ルートやウェイポイント(区切り点・目的地)をGPSへ転送する事等で、ルートのナビゲーションが
可能なのだが、自分の立ち位置・向いている方向等によって、進行方向を示す矢印が不安定に
変化するので、いまいち頼りない感じであった。
コンパス画面、赤い矢印が進む方向

ただ、前に述べたように、ルート線と自分の現在地を地図で確認しながら進む事ができるので
それで必要にして十分、ナビゲーションシステムは使う必要もないのかな、と思った。
日の出や日没時間・月齢を確認する事もできる

注意点
①内蔵メモリーが24MBしかなく、一度に保存できる地図データに限りがある為
登山へ行く度に地図を入れ替える必要がある。
*ちなみに、最初から内蔵されている地図データは荒すぎて使い物にならない。
②記録できるログ数が10000ポントしかないので
長期縦走や遠征登山の際には、ログの取得設定を変えるなどの注意が必要である。
*この時、オートモードで7時間半使用した結果、記録可能ログ数の12%浪費なら、十分許容範囲だと思った。
いずれにしても、雪山登山等の心強い味方となるであろう。
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登山用GPSとして「HOLUX m-241」を購入した。
といってもコレ、地図表示ができるような本格的な登山用GPSではなく
いわゆるGPS Logger(GPSロガー)という類のもので
●自分の歩いた軌跡なんかをGoogle Earth(グーグルアース)・カシミールなどで描画して楽しむ。
●「デジカメで撮ってきた写真のタグ」 に 「GPSロガーで取得した緯度経度・標高」 を書き込み
写真の撮影場所を特定する。
といったような用途で主に使われているものらしい。
いずれとも僕が以前から試してみたかった事で、またGPS本体の値段も1万円程度と安価だった為
購入した。 これで登山の楽しみがまた1つ増え、嬉しい事だ。
Wireless GPS Logger M-241の詳細
登山用GPS GPSロガー HOLUX m-241
携帯電話と並べて大きさの比較
早速先日の谷川岳などで使用してみたのだが、思い通りの結果が得られて満足だった。
[良い点]
単三電池1本で12時間ほど稼動するらしい。
メニューボタンの切り替えで、経緯度・標高・時刻など必要最低限の情報が確認できる。
[悪い点]
付属のソフト(GPS本体からログを吸い出す & ログをソフト対応ファイルに変換)が使えない。
(あまりにも評判が悪いので僕は試していないが、標高データを吸い出してくれないらしい)
ちなみに僕が使っているソフト(いずれもフリーソフト)は以下2つ
● MTK GPS Logger download Utility → GPSからログをCSVファイルとして取得
● NMEA2KMZ → 取得したログ(CSVファイル)を KMLファイル(グーグルアース等で描画可能)や
GPXファイル(カシミール等で描画可能) へ変換する
谷川岳登山の軌跡をカシミールで描画
カシミールを使い写真のタグ(Exifデータ)に緯度経度・高度データを付与
カシミールのデジカメプラグインで写真と登山ルートをリンク(撮影した位置に写真が配置されている)
仕事中に車で移動した軌跡をグーグルアースで描画
さあ、楽しみが増えた事だし、後は骨折を早く直し、また素晴らしい山々を歩くのみである!!
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