2009年8月6日北海道遠征登山第12弾にして北海道遠征最終登山
快晴の大雪山お鉢平&花畑を満喫 黒岳→北海岳→白雲岳→赤岳縦走登山の模様です。



朝4時頃層雲峡のキャンプ場で起床、空を見上げると各所に雲が、
「この雲は低層の薄い雲で山頂部は晴れているに違いない!」と判断し
予定通り層雲峡・銀泉台を縦走する事とする。北海沢周辺の花畑を楽しみにしての登山だ。
また、これが今夏最後の北海道登山となるので、なんとなくお鉢平で締めくくりたかった事もある。

朝飯を食らうと5時過ぎキャンプ場を出発
途中セブンイレブンで山飯を調達すると、層雲峡温泉の駐車場へ5時30頃到着。
着替え・荷済みを終えると、ロープウェイ乗り場へ行き片道切符を購入。

始発6時発のロープウェイに乗ると5分ほどで5合目
途中低層の雲を抜け、北大雪の山々が眼前に見え出すと車内で歓声が上がる。

5合目駅から3分ほど歩くとリフト乗り場、リフトは6時30営業開始となっているが
ロープウェイの始発時間に合わせて既に運行を開始している。
ここでリフト券を購入し、リフトに15分ほど揺られると8合目へ到着する。快晴である!!

ここから黒岳までは急斜面を、岩・階段で緩やかに踏み上げて高度を上げていく。
ここ連日の晴天の為、これで3日続けて山に登っている為、昨日に輪をかけて足が重い。
7月12日にこの道を歩いた時は、道上にまだ雪がけっこう残っていたのだが、さすがにもう融けた。

click_to_expand_12.gif    黒岳9合目付近よりよりニセイカウシュッペ
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逆行にシルエットで連なる北大雪の峰々を眺めつつ、マイペースで鈍い足をえっちらほっちら進めると
7時30分頃、黒岳山頂に到着した。

空が青く澄んでいる  快・快・快っ晴~~~~~~である!!!
朝日を浴びる北海岳・白雲岳・間宮岳・北鎮岳などお鉢平周辺の山々、実に清々しい風景だ。
何度か黒岳には来ているが、これほど清涼な空気感を味わうのは初めてだ。
「やはり山は朝に限る!!!!!」

黒岳山頂より御鉢平方面
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清々しい風景・空気から、体にエネルギーが注がれるかの様な感覚を味わいながら下っていくと
黒岳石室手前の花畑へでる。
チングルマエゾノツガザクラヨツバシオガマなどが、まだ元気に咲いており嬉しい。

黒岳石室付近の花畑
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花々を眺めながらのんびり進むと石室分岐、ここを北海岳方面へ左に折れる。
ここから赤石川までは随所に花畑が展開し、最盛期には極楽風景が拡がるのだ。
既に盛りは過ぎているものの、所々で元気の良いチングルマヨツバシオガマコザクラなどが見られた。

元気の良いチングルマ
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赤石川
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赤石川を石積みブロックで渡り、少し歩くと北海沢が見えてくる。
沢周辺の融雪が進みコザクラミヤマキンバイが満開、所々ハクサンイチゲも見られ楽園地帯である。

北海沢周辺
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北海沢周辺 黄色いのはエゾノリュウキンカ
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北海沢を離れると明瞭な上りが開始、高度を上げるに従いお鉢平が眼下に見え始めてくる。
7月中旬にはツガザクラ・チングルマが群生する花畑を過ぎ、白雲岳が見え出すと北海岳山頂は近い。

お鉢平の淵、ガレ地の稜線を
遠くトムラウシ・十勝連峰を見ながら最後の一上りで9時30頃、北海岳山頂へ着いた。

なんと明瞭な風景だろう・・・ 8月だというのに空気が澄み渡っており景色の輪郭がクッキリとしている。
その鮮明さに、お鉢平全体が、まるで海の上に浮かんでいるかのような感覚にとらわれる。
これほど明瞭なお鉢平は初めて見た。

北海岳より眼下に御鉢平
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「やっぱりお鉢平に来て良かった・・・・・・」 最後の締めくくりに相応しい大展望である。 ありがたい

風景を十分味わった後、北海岳分岐を折れ白雲岳方面へ、なだらかな道を進んでいく。
40分ものんびり歩くと、白雲岳下の花畑にでる。
やはりここでも多くのエゾノツガザクラチングルマミヤマキンバイ・ヨツバシオガマなどが彩りを添ており
大雪山らしいのびやかな風景である。

白雲分岐付近の花畑
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白雲分岐付近の花畑
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花畑を過ぎ少し上ると白雲分岐、ここを右手に進み白雲岳山頂へ向かう。

緩やかな岩ゴロをいったん上りきると平坦地、目指す白雲岳山頂部が見えてくる。
エゾヒメクワガタなどの花畑を過ぎ、再び岩ゴロの一上りで11時過ぎ、白雲岳山頂へ着く。

白雲分岐付近より白雲岳
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今夏2度目の白雲岳、昼飯を喰らいながら、後旭の雪渓模様・お鉢平方面などを眺める。
雲が上がりつつあるものの、前回緑岳経由で上った時より空も青く、まあ、良しとしよう。

白雲岳より後旭の雪渓
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40分ほどボケ~~~っとすると白雲岳山頂を出発、来た道を引き返し再び白雲分岐へ
ここを真っ直ぐ進み、たおやかな礫地の丘状斜面を上って行く。
7月初旬であれば、ウルップソウ・タカネスミレ・キバナシオガマなどが辺りを彩っている筈である。

今夏最後の大雪山散歩を味わいつつ、ゆっくりゆっくり歩き、12時40分頃岩積の赤岳山頂だ。
岩によじ登り北鎮岳などを見ていると、山頂下の平地に横になっている人の姿が、眠っているようだ。
1時頃まで赤岳山頂で過ごすと、いよいよ下山を開始する事とする。

右手の岩積みが赤岳山頂
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駒草平でいったん休憩、8月初旬という事で、群生しているコマクサも既に元気がなく
どの株もだら~~っと頭を垂らしている。

奥ノ平・第2花苑・第1花苑と続く花畑(いずれも適期ではなかった)を過ぎ
3時30分発のバスに合わせながら、ゆっくり下っていくと3時過ぎ、銀泉台へ到着した。

暑いので、旧銀泉台ヒュッテの日陰に座り込み、登山靴を脱ぎ足をぶら~~~~~~
っとほどなくバスがやって来たので乗り込むと出発。
50分ほど揺られると層雲峡温泉に到着、更に5分ほど歩くと4時30分頃駐車場へ戻った。

天候不順でどうなるかと思った北海道遠征も、ここ連日の晴天でなんとか帳尻があった感じである。
天候回復前に本州へ帰らざるを得なかった友人Pには残念であったが
今年の目的だった石狩連峰大雪山裾合平を楽しむ事もでき、まあ、満足している。
この先も北海道は晴れが続く予報がでているのだが
花の時期も終わりを迎え、もう今シーズンは登りたい山も無いので、北アルプス周辺の天気次第で
本州へ渡るつもりだ。

晴れてくれた天気と、今年も素晴らしい風景を見せてくれた北海道の山々に感謝である。


北海道の写真コチラからどうぞ


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北海道遠征登山第11弾 
2009年8月5日 平山登山「表大雪山・ニセイカウシュッぺの大展望を楽しむ」の模様です。




朝5時層雲峡のキャンプ場で起床、今シーズン曇りがちであった北大雪方面が晴れているようなので
予定通り平山に登る事にする。表大雪やニセイカウシュッペの展望を期待しての登山である。
5日ほど前から急に天気が良くなりだしたので、ここ数日忙しく山に登っているところだ。

朝飯を食らうと6時頃キャンプ場を出発、途中上川のセブンイレブンで山飯を調達すると
旭川紋別道(現在無料)へ、白滝インターで降りると北大雪スキー場方面へ車を走らす。
スキー場前まで来ると、いかにも北海道らしい高原風景が拡がっていたので、車を停め暫し 「ぼ~~」

click_to_expand_12.gif    北海道らしい高原風景
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更に進むとT字路で道道558号と合流、右折し5分ほどで走りやすい未舗装路となり
終点まで来ると、そこが登山道入り口となっている。
着替え荷済みを終えると、7時30分頃平山へ向けゆるゆると歩き出した。

昨日12時間超の山歩きをした為、足取りが非っ常~~~に重い。
谷筋を流れる沢の流れを聞きながら20分も歩くと滝が、「行雲の滝」と言うらしい。
更に15分でまた滝「冷涼の滝」があり、清々しい。
と、ここらで蚊がまとわりつき始めたので、虫除けスプレーを「これでもか!」と盛大に吹き付ける。

薄い雲が随所にたなびいており、今ひとつ明瞭に晴れない空を恨めしく眺めつつ
鈍い足取りで更に20分も歩くと「第一雪渓」、沢沿いにエゾノリュウキンカの黄色い群落が美しいので
ここで休憩する。

第一雪渓付近に咲くエゾノリュウキンカ写真クリックで拡大

第一雪渓をトラバースし花畑を過ぎると、ここから稜線まで急斜面が続いており
疲労の溜まっている足には、なかなかキツイ。

第二雪渓辺りでいったん平坦地となり花畑が広がっているが、また直ぐに急斜面となる。
ここらでようやく明瞭に晴れだし、右手に比麻良山が見え出すともう稜線は近い。

斜面を登りきると9時30頃、なだやかな尾根(1737mピーク)へ到着
突然視界が開けると、眼前にカッチョ良いニセイカウシュッペが「悪の要塞」の如くそびえる様が、
谷を挟んで向かいには表大雪黒岳周辺の山々や遠くトムラウシまでが、
大雪湖の向こうには石狩連峰やニペソツ山など東大雪の山並みが、一望のもと展開するのだ!
予想を超える展望に、独り歓声をあげる。よしよし!!!!!

なだらかな平山の向こうに表大雪の山々
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かっちょいい! ニセイカウシュッペ
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ここからなだらかな尾根を左手に15分ほども進んでいくと、平坦な平山山頂へ、
今ひとつ展望が利かない為、南側に続いている踏跡を辿っていくと展望の開けた場所へ出たので
ここで休憩。 景色を堪能しながらパンなどをむさぼる。

平山山頂付近より表大雪 左奥に遠くトムラウシがチョコンと見える
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30分ほどの憩いで出発、比麻良山へ向け再び1737mピーク方面へ尾根を歩いていく。
1737mピークより先は礫地が多く、「高山植物の女王」コマクサが雑草の様に咲いている。
大雪山ではコマクサの群落は珍しくないが、これほどの規模の群落はそうそうお目にかかれない。
ただ、もう最盛期を過ぎており、咲きっぷりに勢いがないのが残念である。

コマクサの群落
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比麻良山までの道中、左手には常にニセイカウシュッペ山が見えており
見る角度によりその表情を変える、存在感のある山塊はどこか邪悪で、眺めていて飽きる事がない。

穏やかな尾根を1811mピークまで上って行くと、ここからニセイカウに向かって踏跡が続いている。
「この踏跡を辿ってニセイカウまで縦走したら楽しいだろうなあ~~~」 いつかきっと歩こう。

どこか邪悪な山塊 ニセイカウシュッペ
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ここからいったん下り1つピークを超え、また下り上り返すとそこが比麻良山山頂であった。
さっきの「1811mピーク」の方がよっぽど「山頂らしかった」けどなあ~~。
山名をつける基準ってよく分からない。

比麻良山山頂からは屏風岳の展望が良い。
屏風岳は存在感のある山体をしているので、以前から気になっていた。で、調べてみたら登山道は
無いらしく、沢から登る山らしい。技術を身につけたらいつか登ってみよう。

比麻良山から屏風岳
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12時過ぎまで休憩すると出発、三たび1737mピークまで戻ってくると、随所で雲が湧き出し
表大雪はすっかり雲に覆われていた。あとは往路をひたすら下ると2時頃、登山口へ戻った。

素晴らしい展望が得られたうえ
「ニセイカウシュッペまで縦走する」という新たな目標を胸にした、楽しい山歩きだった。


北海道の写真コチラからどうぞ



[データ]

 登山日  2009年8月5日
 入 山  午前7時30分
 下 山  午後14時00分
 人 数  1人
 服 装  半そでシャツ 夏用ズボン


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北海道遠征登山第10弾 
2009年8月4日 大雪山は沼ノ原五色ケ原の展望散歩、オマケで忠別岳を登る の模様です。



北海道遠征登山第10弾として、沼ノ原五色ケ原の展望散歩、オマケで忠別岳まで登ってきた。
沼ノ原・五色ケ原越しに展開する、美しいトムラウシ山を堪能する登山である。

朝2時、層雲峡のキャンプ場で起床。 テントから出ると小雨が舞っている。
んっ? という事で天気予報をチェックしてみると、昨夜と同様「曇り後晴れ」の予報である。
本当に晴れるのかっ、気っ象庁~~!!!!!

パンをポテトスープで流し込むと小雨の中、今ひとつ気が進まないものの3時過ぎ出発。
途中、層雲峡温泉のセブンイレブンで山飯を調達(コンビニはやはりセブンイレブンに限るのだ)。

先日緑岳の時と同様、国道273号から大雪高原温泉方面へ右折、未舗装路を進んで行く。
10分ほどで分岐、右へ進むと高原温泉、直進すると沼ノ原登山口、でここを直進。
直ぐに数字合わせ式の鍵の付いたゲートがあり、数字を「1732」に合わせ開錠する。

ここから10分ほど走ると低い雲帯を抜けたようで、ようやく青空が見え出す。よしよし!!!
比較的走りやすいダートを飛ばしていくと4時30頃、沼ノ原登山口へ到着。
着替え・荷済みを終えると4時40分、まずは高層湿原「沼ノ原」へ向けゆるゆると歩き出した。

今年から登山道が変わり、進路を左手の急斜面へ、いきなり高巻くようだ。
以前は沢脇の平坦地で導入する道で楽々だったのだが、なぜこんな無理のある道へ変更したのか?

高巻き、下り返すと15分ほどで以前の道と合流、ルンゼ状の緩急踏み上げ路をマイペースで上ると
5時50分頃、視界の開けた広い湿地帯へ出る。 高層湿原「沼ノ原」に到着だ。

いんやあ~~ めちゃめちゃ清々しい風景である!!!!!!
瑞々しく拡がる沼ノ原と、朝日を浴び鎮座するトムラウシ・白雲岳・忠別岳との対比が美しい。
そこかしこに点在する沼面に、トムラウシが鏡写しで浮かび上がり、凛としたたまらん極楽が展開する。
やはり山は早朝に限る!!

沼ノ原の向こうにトムラウシ
numanohara2009_10_4_001.jpg

次々にコントラスト・表情を変える風景に見とれながら、のんびり散歩する。
30分ほどで大沼に到着、ここの湖畔はキャンプ指定地となっている。
昨年は大雨続きで水量が多く幕営スペースが少なかったが、今年は広々、十分スペースがある。

沼ノ原の向こうに忠別岳・白雲岳
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大沼に投影する「逆さトムラウシ」を眺めながら休憩、大福を喰らいカロリーを補給する。
大沼を離れ暫し歩くと木道も終了、楽しかった「沼ノ原散歩」もいよいよ終わりとなる。
時計を見るともう6時50分、なんだかんだで1時間近くも風景を堪能していたようだ。

沼ノ原の向こうに石狩連峰
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樹林帯をいったん下りきると「五色の水場」、この辺から蚊がまとわり付いてきたので、虫除けスプレーを
露出した肌に盛大に吹き付けてやる。

ここから急斜面の踏み上げ路を10分ほどで上ってしまうと、あとは五色岳まで明瞭な上りはない。
次々に現れる花畑地帯「五色ケ原」を楽しみながら、ゆっくり上って行くだけだ。

高度を上げるに従い、再び左手にトムラウシ山が見え始め、花々拡がる高原風景との対比が良い。
背後を振り返ると石狩連峰・ニペソツ山、南方には遠く日高山脈が望める。

チングルマの群落 背後は遠く日高山脈
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まずは陽光を浴びキラキラ輝くチングルマエゾノツガザクラアオノツガザクラなどの花畑が迎えてくれ
五色岳へ近づくにつれ、トカチフウロヨツバシオガマチシマノキンバイへと彩りを変えて行くのだ。
そう、極楽風景の中、幸せな高原散歩が2時間近く続く。

五色ケ原・花畑の向こうにトムラウシ
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チシマノキンバイヨツバシオガマトカチフウロ
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石狩連峰・ニペソツ山など東大雪の山々
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なんら労を感じる事なく花畑街道を満喫しながら歩き続けると、右手に忠別岳・白雲岳が見え出す。
で、最後のひと上りで9時10分頃、幸せな気分のまま、あっけなく五色岳山頂へ着いてしまった。
五色ケ原の花畑散歩も終わってしまい、残念な気もする。

美しい山体のトムラウシ
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北方に目をやると、以外に険しく見える忠別岳の向こうに、旭岳や白雲岳が
南方に目をやると、どっしりとしたトムラウシが展開している。

五色岳から忠別岳 左奥が旭岳
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が、暫く休憩していると、トムラウシ方面からガスが湧きだしてきた。
そもそも 「化雲平の花畑とその背後に鎮座するトムラウシを望む」 というのが今回の登山の動機
であり、当初はヒサゴ沼に幕営するつもりだったのだが、天候不順続きで天気予報を信頼できない
ので、結局今回の日帰りでの登山になったという経緯がある。

ここまで来てガスるなんて許されない!!
「なんとかガスる前に化雲平まで着かなければ」 という事で急いで五色岳を出発する。

で、ハイマツをかきわけて化雲岳方面へ進んでいる時である。
急に目の前のハイマツがガサガサ動き、
「フンッゴ~~ フンッゴ~~」っと なにやら野獣系の興奮した荒い鼻息が聞こえるではないか!!!

きた、ついにきた。  ついにヒグマと遭遇してしまった!! 姿は見えないものの間違いなく熊だ。
背中を向けないようにゆっくり後ずさりしつつ
熊撃退スプレーの安全装置を解除、いつでも発射できる態勢をとり、来た道を引き返していく。

と、再びハイマツがガサガサ動きだし、大きな物体が北側へ登山道を離れて行くのが見える。
どうやら、エサか何かに夢中で、僕が近づいているのに暫く気付かず
まさに出会ってしまうすんでのところで熊が気付き、ハイマツ帯に隠れたような状況のようである。

こっら~~~ 熊!!  油断しすぎだろう~~~!!!!!
シャリシャリ鈴を鳴らしながら歩いていたのだが、もう鈴の音に慣れてしまっているのだろうか?
まあ、熊の生息域に、こちらが勝手にお邪魔しているのだから、使用がないのだろうが・・・・・・・・

再び五色岳まで引き返し、気持を落ち着かせていると、トムラウシは完全にガスってしまった。
こうなってしまうと化雲平へ行っても意味が無いので(それに熊と遭遇した所へ戻るのも嫌だし)
行き先変更、今のところガスる様子無く晴れている忠別岳へ行く事とする。

丈の高いハイマツを掻き分けながら30分ほど下るとコルへ、右手に忠別岳避難小屋が見える。
北方から眺めると「単なる丘」にしか見えない忠別岳も、こちらから望むと案外カッコイイ。

案外カッコイイ忠別岳
numanohara2009_10_4_010.jpg

途中、これからトムラウシまで行く登山者とすれ違う度、熊の情報を伝えて歩く。

再びハイマツ帯を上り、そこを抜けると視界が開ける。
山頂が近づいてくると傾斜も緩み、もう少し時期が早ければ花畑となっている高原帯となる。
コルから40分上りで、11時頃忠別岳山頂へ着いた。

伸びやかに拡がる高根ケ原の向こうに、旭岳・白雲岳など表大雪の山塊が大きく展開する。
激しく切れ落ちる西斜面越しに化雲岳の大岩や、ガスの切れ目からトムラウシが時折姿を現す。

忠別岳山頂付近より旭岳・白雲岳など表大雪の山塊
numanohara2009_10_4_011.jpg

ここで大休憩、のんびり昼食を喰らいつつ、誰も居ない山頂で1時間ほど過ごす。
こうしていると、なんだか熊と出会ったのが嘘のようである。

風景を十分堪能すると重い腰を上げ、12時頃下山を開始する事とする。
あとは往路をひたすら戻るのみ

忠別岳山頂よりガスの切れ目からトムラウシ
numanohara2009_10_4_012.jpg

歩程はキツくないが距離が長く、登山口へ戻ったのは結局17時過ぎであった。
日帰り登山の最長歩行時間を更新してしまった。

熊に遭遇するというアクシデントもあったが、素晴らしい山岳高原風景を味わう事ができ楽しかった。
快晴の化雲平へは、きっといつか行こう。


北海道の写真コチラからどうぞ



[データ]

 登山日  2009年8月4日
 入 山  午前4時40分
 下 山  午後17時10分
 人 数  1人
 服 装  半そでシャツ 夏用ズボン


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